2021年の期待の新作まとめ

2021年の期待の新作まとめ

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2022年01月07日
まとめたユーザーわたー #rq1ir5
2021年に刊行された新作の中で特に面白かった作品をまとめました。
ランキングではないため、順不同ですが、凡そ刊行順になっております。
  • ここがオススメ!

    どこの図書館に行けばおませな飛び級幼女を颯爽と助けることができるんですかね。
    飛び級高校生のプラチナブロンド幼女が、堅物の先輩と関係を進めるために「ときめいたら負けゲーム」を仕掛けるというもの。
    うん、理由をつけて密室でイチャコラしたいだけですねわかります。
    地の文イジりやメタネタ多めのギャグ系に、恋愛モノをスパイスとして効かせているので、ラブコメを期待すると肩透かしなのかもしれないが、読み口軽く楽しめるのでコレはこれで私の好み。
    綺麗にまとまっていたが単巻と言わずシリーズ化してほしい。

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  • 義妹生活

    義妹生活

    (著者)三河ごーすと/ (イラスト)Hiten

    ここがオススメ!

    自分を慕ってくれる2次元義妹もいいけど、クール&ドライなイマドキ女子のリアル義妹もいいよね。
    親の再婚により同い年の男女がひとつ屋根の下に。更には同じ学校に通っていることも判明して…というラブコメのオヤクソクを守りながらも、2人のスタンスが恋愛に不向きなためか、リアルで落ち着いた雰囲気の作品。
    同居してからたった1週間しか経っていないのに濃密で、だからこそ、ちょっとずつ兄妹として「すり合わせ」していく過程が非常に良かった。
    ラストは「よくあるラブコメ」というステレオタイプに陥りそうになるが、ここから4巻まで一気に読んで貰いたい。飛ぶぞ。

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  • ここがオススメ!

    鳴かず飛ばずの零細作家の元に、彼の最初の読者を自称する女子高生が現れることから始まるラノベ作家モノ系ふんわりラブコメ。
    初っ端の編集とのやりとり然り、売れ線のラブコメに路線変更すること然り、この作品自体をそのまま物語に組み込んだかのような展開は生々しくてよかった。
    そしてそれが、茉莉ちゃんという存在を何よりも輝かせる要素となっていて非常にポイントが高い。
    何より、バッドもビターもメリバも全てハッピーエンドに書き換えんとする主人公の気概に惚れた。
    願わくばこの作品もハッピーエンドへ至れるよう。

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  • 恋は双子で割り切れない

    恋は双子で割り切れない

    (著者)高村 資本/ (イラスト)あるみっく

    ここがオススメ!

    幼馴染同士の三角関係を描く作品は数多く有れど、その関係性が既に決定的に変わってしまい、なおかつ、その状況を三者が述懐するところから始まる物語なんて…初っ端からゾクゾクさせてくれるじゃあないか。
    続く本編も、初恋と初彼女の間で揺れる感情だったり、初恋を拗らせてバカな行動をしてみたり、皮肉屋のようで1番純だったりと、幼馴染たちの想いを三者三様に描き切っており非常に良かった。
    これだけ色々やって、ほぼスタートラインに戻ってきたというのが最高に面白い。

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  • ここがオススメ!

    タイトルで気になって事前にWEB版を読んでいたのだが、よく書籍化できたなというのが正直な感想。
    清楚系VTuberが配信後に醜態を晒したことにより、寧ろ開き直ってストッパーの外れた言動をしだすという作品。
    ストゼロの魔剤割りを飲みながら書いたとしか思えない、ブッ飛んだ内容はコントの台本のようで非常に面白かった。

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  • ここがオススメ!

    クズ親に捨てられ路頭に迷っていた少年が、大企業の次期社長を父に持つ令嬢の誘拐事件に巻き込まれることから始まる、ぐうたらお嬢様のお世話コメディ。
    導入部分は某作品に似ていたものの、ヒロインのアクが強いためか、全く別種の作品として楽しめた。
    終盤の、自分に居場所を与えてくれた彼女のために、なりふり構わず吶喊する姿は非常にアオハルみを感じてよかった。長く続いてくれる作品になるといいなあ。

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  • ここがオススメ!

    人前だとアガって詠唱が出来ないからと、人類で唯一、無詠唱魔法を習得し、七賢人「沈黙の魔女」を冠するモニカ・エヴァレット。
    そんな彼女が第二王子を陰ながら護衛するという任務を押し付けられたことから始まる物語。
    このモニカの、世間での評判とは全く異なり、臆病で社会性ゼロの実に生きにくそうな感じが堪らない。
    魔法と数学という得意分野のスペックはかなり高いのに、それ以外が絶望的で、トータルだとマイナスな感じとか大好きなんですけど。
    悪役令嬢を演じるイザベル嬢など、脇を固めるキャラも非常に良い。

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  • ここがオススメ!

    同人誌即売会でのプロポーズから始まる偽装結婚ラブコメ。
    長い一人暮らし生活によって「完結」しているために、シェアハウスの延長線上のような緩い関係性で結婚生活が始まるのだが、実は男性側が彼女に恋心を抱いていたことから、結婚しているのに片想いという状況に。
    だけど、それが絶妙な空気感を生み出していて最高。女性の方も徐々に絆されていくのがわかるのがもうね。

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  • ここがオススメ!

    一握りの異能力者を集め、凄絶な競争によりさらに選ばれたエリートを輩出してきた学園を舞台に、無能力者の少年と無能力者の少女が出会うことによって始まる学園異能バトル。
    主人公が詐術を駆使して下克上を果たすというのは、最近よく見る構図であったが、メインヒロインも実力者を騙っていたというのは新しいなと。
    綿密な下調べのもと、強者であると驕る人物たちを次々と嵌めていく姿は爽快でよかった。
    ラストの入学試験免除者との騙し合いは展開こそ想像がついたものの、彼の仕掛けた詐術の妙にすっかり惹かれてしまった。

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  • ここがオススメ!

    主人公の拗らせ具合も、ヒロインのめんどくささも全てが愛おしすぎて大好き。
    推しのアーティストがクラスメイトであることが分かった翌日に、彼女の分厚い仮面に隠された本性を知ってしまうことから始まるラブコメ。
    オタクであることに信念と矜持を持っているからこそ、時にファンレターという名の痛ポエムをしたためたり、時に2種類の限定版を感謝とともに購入したりという、愛が重すぎるが故の空回り気味の言動に共感しっぱなしで堪らなく好き。

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  • 五人一役でも君が好き

    五人一役でも君が好き

    (著者)壱日千次/ (イラスト)うなさか

    ここがオススメ!

    作家デビューしてから10年。
    これまで氏の作品は何冊も読んできたが、間違いなく最高傑作。
    有名なラブコメに五つ子をテーマにしたものはあれど、5人で1人を演じる作品は類を見ない。
    ましてや、主人公がそれを逆手に取って姉妹ハーレムを目指すとか…舞台設定だけでワクワクが止まらないじゃあないか。
    ページ数こそ少なめだったが、ヒロインたちの可愛さと主人公の真っ直ぐ芯の通ったゲスさやクレイジーさが的確に描写されていて非常に良かった。

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  • ここがオススメ!

    私の好みドストライクで序盤から涙腺がもたなかった。
    自殺しようとしているヒロインを主人公が何とか思いとどめようとすることから始まるラブコメ。
    周囲からの期待に応え、「完璧」であろうとするあまり疲れ切ってしまった彼女が、サボりの常習犯で平々凡々な彼の口車に乗って、少しずつ仲を深めていく。
    そんな、彼女をただ一人の人間として扱う彼の行為に惚れないわけがないじゃあないか。
    彼女に終始、死の影がチラつくため、展開は重めになりがちだったが、彼の、わざとらしいぐらいの明るさのおかげで結果としてはいい塩梅だった。

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  • ここがオススメ!

    これはまたすごい作品が刊行されたなと。
    叶わぬ恋に苦悩する男女が二番目に好き同士で付き合いだすことから始まる不純愛ラブコメ。
    一番好きな相手には嫌われたくなくてできないことも二番目ならばできると、徐々にエスカレートしていくスキンシップ。
    そんな秘密の関係に並行して、一番好きな彼女も「彼氏」がいるのに主人公を誘惑してくるという、恋の熱に浮かされた男女の背徳的な交流が非常によかった。
    最後にはこのようなカタチで回収するのかと感心するほど見事なタイトル回収もあり、1冊の完成度としては群を抜いていたように思う。

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  • ここがオススメ!

    血塗れで倒れる少女に一目惚れをした主人公が、目覚めるとその少女のカラダとなっていたことから始まるボーイミーツガール。
    開始1行目から世界観に引き込まれ、唐突なTS展開に驚き、主人公のヤバさに度肝を抜かれた。
    突拍子もない状況を説明されているのに、ヒロインの情報が明かされることの方に一喜一憂するとか…この他に類を見ない感じ、嫌いじゃない。
    世界の危機に立ち向かう男女という王道を描きながらも、正統派からはちょっとだけずらしてくる。
    やはり氏の描く物語は面白い。

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  • ここがオススメ!

    美少女文庫かな?とんだ伏兵が紛れ込んでいたものだ。最高でしたありがとうございます。
    親友から告げられた、「生徒会長が好き」という一言によって彼女に対する恋心を自覚した主人公。
    彼女を汚らしい男に渡したくないと、無い知恵を振り絞って出た答えは「快楽NTRしかない」というトンデモ理論で…というところから始まるガルコメ。
    物語のギミック自体はシンプルで分かりやすかったものの、それを補って余りあるほどの、端的に言えばエロさにドキドキが止まらなかった。
    官能小説を読んでいたのだろうか。素晴らしかった。

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  • ここがオススメ!

    学校で「聖域」と呼ばれ、二人セットでアイドル並の扱いをされる由那と凜花。
    彼女たちから全く同日に情熱的なキスと告白をされ、大好きが爆発してうっかり主人公が二股してしまうことから始まる物語。
    この主人公がクセモノで、勉強も運動もダメダメなのに、ヒロインたちの欠けている部分にスポッとハマッて、いつの間にか無二の存在になっているという天然ジゴロ。
    主人公は二股に後ろめたさを感じているのに、当のヒロインたちが主人公大好きすぎるので、全然ドロドロしていないという稀有な作品になっていた。
    軽く読めてほっこりして、最後にはみんなが笑顔になれる。そんな底抜けに明るいガルコメ。

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