
あらすじ紹介
「好きな人ができたみたい……」
えっ。その言葉に水沢鹿乃の魂は、一瞬すぽーんと旅立ちかけた。
幼馴染の少女・堀宮音々。ゆるふわなセミロングが魅力、運動以外は成績優秀、家庭的で気もよく利く彼女が、好きな男ができたと言ってきたのだ。
――鹿乃は、音々が好きだ。
女の子同士なのに。いつの間にか彼女が、親友以上の存在になっていた。それなのに……。どうしようどうしよう音々を渡すもんか、と思い悩んだ挙げ句、鹿乃の思考は、世にも奇妙な着地を遂げる。
それは。
「心は無理でも、体なら……!」(!?)
かくして、鹿乃の無茶でちょっと過激な【音々攻略作戦】が始まる!
みんなからのレビュー
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ばたやん@かみがた
81《男の子との二重性帯びるヒロイン》化粧する辺りで、あ、これは脈が…と思ったので、結末は意外でない。本作の魅力は、そこへ辿り着くまでのタチ役(?)ヒロイン鹿乃の奮闘にある。恋敵の「出現」に居ても立ってもいられない焦りと切なさ、ギリギリで音々の立場を慮る健気さ。これに、音々と心身共につながっていたいとする下心が合わさって、男の側からも感情移入し易く好感度の上がったキャラクターになっている。 続きを読む…
ネタバレあり
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芳樹
44【電子】面白いサスペンス調の百合物語。女子高生・鹿乃の親友・音々が男の子を好きになってしまった。男子に音々を渡したくない鹿乃は、肉体的に快楽堕ちさせることで彼女を繋ぎ止めようとするのだけど…。実にえろぃな。鹿乃の必死さと音々の淡々とした感じのギャップに、鹿乃に余裕がないのが痛いほど伝わってきてハラハラしながら読み進めたら、最後に大どんでん返し。うーむ。そうくるか…。二人のこれからを見てみたいけど、「電撃文庫でえっちい本はハードルが高い」ということで続編はなさそう。でもきっちり完結しているので満足です。 続きを読む…
ネタバレあり
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オザマチ
22途中でオチが読めていたけど、丁寧にラストまでもっていってくれてよかった。まあ、そうだよね。 続きを読む…
ネタバレあり
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TERU
21おいおいおいちょっと待ってぃ! これ電撃文庫だよな!→確認→うん、やっぱり電撃文庫だ!(困惑) これはまずいですよ、マジでえちえちスギィ! えちえち重視の百合作品です。 この作品のテーマ 『あの子に好きな男ができた。告白される前に、私のものにしちゃわないと! (使命感)』 読み始めた時は、なんだか歪にも見えるのですが読んでいくと分かります。 これはイイ! アサクラネル先生出すレーベル間違えてますよ! 現場からは以上です。 続きを読む…
ネタバレあり
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わたー
21★★★★★美少女文庫かな?とんだ伏兵が紛れ込んでいたものだ。最高でしたありがとうございます。親友から告げられた、「生徒会長が好き」という一言によって彼女に対する恋心を自覚した主人公。彼女を汚らしい男に渡したくないと、無い知恵を振り絞って出た答えは「快楽NTRしかない」というトンデモ理論で…というところから始まるガルコメ。物語のギミック自体はシンプルで分かりやすかったものの、それを補って余りあるほどの、端的に言えばエロさにドキドキが止まらなかった。官能小説を読んでいたのだろうか。素晴らしかった。 続きを読む…
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みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2021/10/08
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784049138313