自分なりの2020年ラノベまとめ(百合多め)
主に百合作品ですが、それ以外のジャンルも一部あります。ほんとに面白いと思ったものしか読了しないので、正直に評価させて頂きます。
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ここがオススメ!
魅力はこの二人の関係性が徐々に変化していくこと。人に執着しないしまむらが安達という存在に大きく影響を受ける物語でもあり、安達がしまむらという存在によって葛藤から逃げずに向き合う成長物語でもある。心理描写が丁寧に書かれていて、二人の成長を感じることができ、とても感動する。日常系の傑作。
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ここがオススメ!
可愛い。最強。面白い。百合万歳。
非常に完成度の高い作品。コメディを入れると内容がスカスカになることが多いが、本作はシリアスとコメディのメリハリがあって読んでいて飽きない。良い意味で緊張感のない主従関係にも面白さがありキャラに愛着が湧きやすい。 -
ここがオススメ!
ゆるい百合だと思って読んだらいけません。百合好きにはたまらない描写が溢れた百合好きのための作品。お金を払ってあんなことやこんなことをするという関係から、徐々に愛が芽生えてくる過程にグッとくる。コメディ要素も十分にあり読みやすい。百合好き必携。
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ここがオススメ!
異世界に転生した者の話ではなく、異世界に転生した者を処刑するという斬新な設定。完成度がとにかく高い。予想外の展開に興奮すること多々あり。シリアス展開だけでなく、女の子同士の関係の間にある嫉妬が上手い具合にコメディ要素になってくれて読んでいて飽きない。とにかく面白い。
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ここがオススメ!
コミックス「やがて君になる」を読んだ方は必読の作品。佐伯沙弥香に焦点を当てたスピンオフとなっている。沙弥香が傷を負い、葛藤するところから、報われて幸せになってくれるまでの物語。涙なしでは読めない。「やがて君になる」という作品をもっと好きになれる。全人類にオススメしたい。
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ここがオススメ!
切ない。苦しい。それ以外に言葉が見つからない。記憶を失くす以上に残酷なことがあるのだろうか。それでも幸せになれるような結末であってほしい。夜に読んだら作品の世界に入り込みすぎて朝まで眠れなくなる。ライトではないラノベ。
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ここがオススメ!
会話のテンポが良いのでサクサク読めるが、内容はデリケート。それを読みやすくしてるのがすごい。小説家との出会いをきっかけに家出少女が居場所を見つける。百合作品はあまり読まないという人でも心に刺さるものはあるはず。個人的に感動した。
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ここがオススメ!
入間人間先生の百合作品はどれも素晴らしい。本作は「クロクロクロック」と「少女妄想中。」という作品に関係した話。特に後半の話は切なくも美しいと思える。初恋への決別が主なテーマ。本当の気持ちを伝えることは難しい。だから葛藤する。葛藤が怒りや自責にもなる。人の心は繊細で複雑だけど、それが人間らしいと思える。
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ここがオススメ!
文字通りのファンタジー百合。魔法が使えずはみ出し者にされている王女と王女の弟と婚約破棄になった魔法がめちゃくちゃ使える天才令嬢が魔法革命を起こそうとするタイトル通りの話、だと思いきや、2巻で姉である王女とその弟の切っても切れない繋がりに泣けた。バトルもかなり命がけ。百合だけじゃないとはこのことだと思う。
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ここがオススメ!
終末という設定だけで虚しさを覚えるが、だからこそ出会いにぬくもりを感じられる。壊れかけのオートマタと人間の少女のやりとりが姉と妹のようで可愛らしかった。どちらかがいなくなれば一人になってしまうという残酷な状況で、オートマタが少女を守ろうとする場面には涙した。終盤の展開もずるい。あれは泣く。