あらすじ紹介
体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。 ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。 頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。 なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。 別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。 ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。
みんなのデータ
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220読みたい
みんなからのレビュー
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寂しがり屋の狼さん
112かなり巻数が出ているので後回しなってましたが、やっと読めました(笑)📕前半は女子高生の日常って感じて少し退屈…中盤から引き込まれました(◕ᴗ◕✿)宇宙人は未だ謎ですが…次巻も借りに行かなきゃ🐾 続きを読む…
ネタバレあり -
T.Y.
83女子高生の百合風味日常もの。鈍感主人公のように無頓着ながらどこか対人ガードの硬いところのあるしまむらと、しまむらのことを大好きとしか思えない安達の、微妙なすれ違いを含んだ関係が描かれる。物語というほどの物語はなく、どうも本格的な同性愛とも違うようだが、そんな中での自分の感情に対する思春期らしい悩みや人間関係の中で感じる微妙な疎外感の描写は繊細で鋭い。良い青春文学。ついでに、『電波女と青春男』とコラボあり。 続きを読む…
ネタバレあり -
黒瀬
66クールビューティ(に見える)安達とリア充(に見える)しまむらの絡みが最高に尊い。いや、てぇてぇ。安達はしまむらしか友達らしい友達がいないと言うけど、本音はしまむらだけがいれば良いって思ってそう。構って欲しそうなのはしまむらに見えるのに、しまむらは他にも友達がいる。安達は一人でも平気そうなのに実はしまむらを欲している。ちょっとチグハグな関係がよいぞ、よいぞ…。 続きを読む…
ネタバレあり -
中性色
65ゆるゆるーでふわふわーでゆるふわーな作品(謎。この手の距離感の描き方は流石といったところ。反面、具体的に強いストーリーがあるわけではないので、そういうのがないとつらい人にはだらだら読む感じになってしまうかも。個人的にはあだっちーとおんなじような理由でしまむらーの方がすきかも。しかし今回は星宮ではないのか。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
56安達から「しまむらの特別になりたい」という想いが溢れくるのが、とてもよく伝わってきます。見えない手を伸ばし、しまむらの心に触れそうになって手を引っ込めて…。その繰り返しに心が締め付けられるような思いがしました。一方のしまむらの安達に対する執着のような感情はまだ見られないけど、これから変わっていくのだろうか。この静かに心のやり取りをしていく感じがとても好き。ヤシロの存在も気になるし、今後の展開が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2013/03/10
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784048914215
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
そんな友達関係も少しずつ変わっていってね。安達ちゃんがしまむらちゃんをなんとなーく意識しちゃって、彼女とキスする夢も見たりして。この気持ちは「友達の好き」なのか、それとも「女の子としての好き」なのか……? 異性の友達ならともかく、同性の友達が相手だと、そんな思いを認めるのさえ簡単にはいかないんだよね。むー、悩ましい……!
けど、そんな安達ちゃんの悩みなんてぜんぜん知らないしまむらちゃんは、何気なーく安達ちゃんに密着しちゃったり……うん、女の子の友達なら普通なんだけど……普通なんだけど! しまむらちゃん、ドギマギしてる安達ちゃんのこと、察してあげてー!
女の子ふたりの関係は、友達と好きの間で揺れ動いて、とってもあいまい。でも、そのあいまいさ、うまく気持ちが伝えられないもどかしさに、ちょっとニヤニヤしちゃった。
放課後に何となく友達を遊びに誘って、みんなでカラオケやドーナツ店に行って。そんな毎日の中で、ふと逃げたくなって授業をさぼってみたり。ちょっとだけ普通じゃない時もあるけれど、彼女たちの日々は女子高生たちが過ごすような日常そのもの。この友達と一緒にいるゆる~い空気感、何だか心がほわほわしちゃいますねっ。
そんな現実味のある日々が続くからこそ、日常の中で、少しずつしまむらへの思いが変わっていく安達の気持ちにも、すごくリアリティを感じちゃうんです。意識し始めて、独占欲を覚えて、しまむらのことばかり気になるようになって……なんでしょう、この穏やかなのに感情へ訴えかけてくる感じ……! 日常をここまで日常らしく、それでいてドキドキするように描けるなんて、さすがは入間人間先生の筆力ですね……!