
〆切前には百合が捗る
美人小説家と家出少女の日常系百合ラブコメ!
著者:
平坂読
(著者)
/
U35
(イラストレーター)
シリーズ:「〆切前には百合が捗る」シリーズ(GA文庫)
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あらすじ紹介
「〆切直前に遊ぶゲームって、なんでこんなに楽しいのかしら……」
家出少女の白川愛結は、従姉妹の白川京の紹介で、人気作家、海老ヒカリの世話係&監視役のバイトをすることになる。
原稿をサボってゲームをしたり釣りや旅行に出かけるヒカリに翻弄されながらも、そんな日常に幸せを感じる愛結。
一方ヒカリも、突然始まった愛結との同居生活の中で、これまで感じたことのない気持ちが芽生えるのだった。
社会から排斥された少女と、容姿才能家柄すべてに恵まれながらも自堕落に生きる小説家、二人の関係の行き着く先は……?
"普通"に生きにくいすべての人に贈る、珠玉の日常系ガールズラブコメディ、誕生。
みんなのラノベまとめ
みんなからのレビュー
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芳樹
54とある事情で東京へ家出した白川愛結は、従姉妹で編集者の白川京の紹介で、作家・海老ヒカリの元で住み込みの家政婦として働くことになるが…。ヒカリに一目惚れした愛結の葛藤と、愛結を次第に意識していくヒカリの姿が優しく描かれるガールズラブストーリー。「普通」から外れた少女が希望の「光」のもとへ至る展開に心が温かくなりました。そして二人の関係を深めていくイベントが、全て「〆切からの現実逃避」になっているのがとても面白い。今後の展開が楽しみな新シリーズです。 続きを読む…
ネタバレあり
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よっち
44とある事情から従姉妹で編集者の白川京のもとに身を寄せた家出少女の白川愛結。そんな彼女が、京の紹介で人気作家・海老ヒカリの世話係&監視役のバイトをする日常系ガールズラブコメディ。学校という狭い社会から排斥された少女と、容姿才能家柄全てに恵まれながら自堕落に生きる小説家。二人で始めた共同生活はヒカリがいろんな意味で斜め上で、刺激的な毎日が続けは監視も緩むよな…と苦笑いでしたけど、ワケアリな彼女たちが一緒に過ごす中でお互い少しずつかけがえのない存在になってゆく、そんな二人の行く末をまた読んでみたいと思いました。 続きを読む…
ネタバレあり
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わたー
35★★★★★間違いなくラノベ史に残る傑作…の予感。鬼才、平坂読のおくるもう一つの作家モノ。世界観は別レーベルの妹さえと共通で、みゃーさんこそ登場するものの、独立した作品として楽しめる内容になっている。ただ、やはり妹さえを知っていると、修羅道に堕ちたみゃーさんの敏腕ぶりに、あちらと地続きなことを感じて非常にいい。今回はキャラ見せのようで、メイン2人の抱える問題は何一つ解決していないので、どう展開するのか楽しみ。特に、伊月とは真逆の作家性を持ち、人間に興味がなさそうな海老公はどんなドラマを見せてくれるだろうか。 続きを読む…
ネタバレあり
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ナオフミ
30この人の作品はスラスラと読めてとても好きです。前作の妹さえがとても好きで、この人の作品が出たら読まなくちゃって思ってて、やっと読めました。誰にも言えない秘密を抱えてそれを言った時に酷く傷つくことにもの凄く共感し、まだ二人の間と周りの過去についてまだまだ明かされていないので、この次も期待して待っています。 続きを読む…
ネタバレあり
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日坂愛衣
28それはすべての”自分は一人ぼっち”の孤独の人に捧げるの物語と思う。女の子しか愛せない愛結と誰を愛せないのゆかり、この二人があの”みやちゃん”の経由で知り合い、そして共に同居生活を送る。そんな心を温めるの作家さんと彼女のお世話役の生活を淡々と進行しながら二人の関係はなんとなく変わり続ける、そしてめでたく結ばれる。でもこれはただのプロローグ、普通に生きにくい二人はいつか本物の愛を育て上げることを期待する。そしていつか海老ヒカリがまだ自分らしさの出る作品を書くことができるを祈る 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2020/12/11
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定価640円+税
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ISBN9784815608088
パートナーのおすすめレビュー
綾乃
そこで愛結ちゃんが出会ったのが、売れっ子ラノベ作家の優佳理さん。とってもきれいで、ちょっとおっとりしたお姉さんな彼女に、愛結ちゃんは一目惚れ! しかも同じ女の子ってことで、愛結ちゃんは優佳理さんのお世話役として彼女の家に置いてもらえることになったんだ! 喜びながらも、女の子が好きな自分が優佳理さんと一緒に住んでもいいのかな……なんて悩む愛結ちゃん。でも、今までが独りだったんだし、このくらいの幸せがあってもいいよね!
無防備な下着姿の優佳理さんを見ることもあれば、お風呂で鉢合わせることもあったり……。愛結ちゃんにとって優佳理さんとの生活はドキドキがいっぱい。しかも、優佳理さんは別にそういう、女の子が好きってタイプじゃないから、同性の気安さで遠慮なく距離を詰めてきちゃうの! 優佳理さん的にはかわいい年下の子にちょっかいをかけてるだけでも、愛結ちゃんは思いきり恥ずかしがったり慌てちゃったり……女の子同士のラブコメらしい、絶妙すぎる距離感がとっても儚くて、なんだかムズムズしちゃったよ~!
つむぎ
〆切の前になると、料理やDIYに手を出して現実逃避してしまう、売れっ子だけど残念なライトノベル作家の優佳理。愛結の役目は、そんな彼女を見張ることなはずなのですが……優佳理に憧れている愛結は、彼女のおかしな言い訳を素直に信じてしまったりして、一緒にいろんなことを楽しんじゃうんです。
スカイツリーにはしゃぎ、釣りで盛り上がりと、日常をゆるく楽しむふたりの姿にはとっても和んじゃいます。ですが何より、優佳理への想いを持て余す愛結や、そんな愛結を少しずつ特別に感じていく優佳理がかわいらしくて! 恋にまつわる女の子って、どんな時でも魅力的なんですよね……!
そして実は、このお話は平坂先生の過去作、「妹さえいればいい。」と同一の世界観でもあるんです。見覚えのあるキャラクターもしっかり登場しますし、平坂先生のファンなら必ずニヤリとできるお話ですよ!