あらすじ紹介
理解でもなく、諦めでもなく、そこにあるのは自分への納得。
――私は、女の子に恋することしかできないんだって。
幼少時代から大人びていて、どこか達観した少女だった佐伯沙弥香。だが小学五年生の時に友達の女の子から自分へ向けられた感情に、彼女は答えを出せずにいた。
そして中学時代。仲の良かった先輩・千枝から恋心を打ち明けられた彼女は戸惑いながらも告白を受け入れ、次第に恋愛の深みにはまっていくが……。
ままならない想いに揺れ動く少女、佐伯沙弥香の恋を描くもうひとつのガールズストーリー。
みんなからのレビュー
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ゲンキ
95東大生のおすすめ本に「漫画やがて君になる」が紹介されていたので、図書館で予約。出てきた本が本書でビックリ👀。小説もあるのか⁉️と思って読んでいったら、本書は「漫画やがて君になる」の序章をライトノベルにしたものとのことでした😅。まぁ、これを読んだお蔭で、スゥ~と、漫画の方に入っていけるのかなぁ😅⁉️。面白かったです。漫画を是非とも読んでみたくなる内容でした😂 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
57『やがて君になる』のスピンアウト作品。入間人間氏の静謐な筆致で語られる、佐伯沙弥香の恋愛観。小学生のときのイニシエーション的出来事、中学時代の苦い思い出を経て、高校で七海燈子と出会い自分の恋のあり方を自覚するまでが描かれます。切ない。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
52幼少時代から大人びていて、どこか達観した少女だった佐伯沙弥香。そんな彼女と想い人・七海燈子に出会うまでが描かれる「やがて君になる」の前日譚的スピンオフ小説。小学五年生の時に友達の女の子から向けられた感情、そして中学時代。仲の良かった先輩・千枝から恋心を打ち明けられた告白とその結末。戸惑いながらも自らの想いに徐々に向き合うようになってゆく沙弥香が、著者さんらしい繊細な描写で描かれていて、積み重ねられていったそれまでがしっかりと今に繋がっているとても素晴らしいスピンオフでした。原作を読んでいる人は必読ですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
黒瀬
48タイトルの通り「やがて君になる」に登場する佐伯沙弥香に焦点を当てたエピソード0と言うべきスピンオフ。仲谷先生の原作と本作の著者である入間先生のファンなので買わない理由は無かった。沙弥香がなぜ女の子に恋をするのかは原作でほんの少しだけ語られていますが、その際に登場した中学時代の先輩(千枝)との話がメイン。「こういう私にしたのは、あなたのくせに」という言葉に随分重みを感じる。しかし千枝との出会いや繋がりがなければ、今の燈子との関係も無かったのかもしれないと思うと、必ずしも負の遺産では無いのかもしれないな、と。 続きを読む…
ネタバレあり -
浜簪
46紛れもなく「佐伯沙弥香について」でしたね…。先輩との話だけかと思ってたら小学生の頃の話もあり、彼女を構成する要素がリアルに浮かび上がるようです。感想を上手く言葉にできませんが、原作を読んでいる方は絶対に読んだ方がいいです。そして心して読んでください、百合にやられます 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/11/10
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定価605円(本体550円+税)
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ISBN9784049121650