「まず読んでみて!話はそれからだ」自分的2021年ベストタイトル
今だからこそ、推さなければならないライトノベルがある……!!!
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ここがオススメ!
電撃小説大賞《銀賞》受賞作!
地表のほとんどが海の底に沈んだ世界は、資源を争った代償として、不治の病「旧世界病」に蝕まれる。
そんな救いのない世界を舞台としたボーイ・ミーツ・ガール作品。
視点が切り替わるため、登場人物に感情移入しにくかったのが残念でしたが、徐々に明かされていく真実に読む手が止まらなかった!
(現在2巻まで発売中) -
ここがオススメ!
そして日本人は死に絶えた。
不死身の少年を残して__。
激闘の戦闘シーンが頭の中で鮮明に浮かんでくる文章力、巻末にキャラの身長や体重などの基本設定から特技、地図や用語集などが収録されていて、キャラ造形や世界観がかなり作り込まれていました。
1巻の完成度は素晴らしく、次巻への幕引きも圧巻!
デスサバイバル系が好きなので読んでて楽しかったです。
個人的に今後の展開が楽しみな、期待の新シリーズ!
(現在2巻まで発売中) -
ここがオススメ!
少女たちは旅立つ。
どこかにある《楽園》を目指して__。
陸が水に沈んでしまった世界。
人として自我を得た吸血人形の少女と"魔女"を名乗る少女が、どこまでも広がる蒼い幻想的な世界を駆け巡る。
透き通るような表紙からは考えられないような血生臭い戦闘シーンから始まり、物語がどこへ向かうか胸が高まりました。※百合描写あり。
『アサシンズプライド』天城ケイ先生の新作。ガール・ミーツ・ガール、ダークファンタジーが好きな方にオススメです!
(現在本巻のみ発売中) -
ここがオススメ!
異能力を持たない二人が、詐欺と策略で異能学園の頂点を目指す__!
最初は、エリート達が集う異能学園の筈なのに、肝心の異能力がインパクトなくてしょぼいな……って思ってしまった。だけど、それも伏線でした(笑)!
登場人物はたった4人だけなのに、読み終えた時、満ち足りた気分に……。
頭脳戦が好きな方に全力でオススメしたい新作です!!!
(現在2巻まで発売中) -
ここがオススメ!
第33回ファンタジア《大賞》受賞作!
500年の眠りから目覚めた魔王は、自分が信頼していた従者に裏切られたことを知ってしまう。
以前より衰えてしまった影響力、何の力も持たない自分に親身になってくれるマキアがとても正ヒロインでした!
堅苦しい設定文や地の文に序盤、何度も心が折れかけたのですが、お前らほんとは仲良しだろ?って感じの魔王と勇者の緊張感のないやり取りがコメディっぽくて最高でした。
正統派ファンタジーが好きな方にオススメしたいです!
(現在2巻まで発売中) -
ここがオススメ!
『このライトノベルがすごい!2022』
《文庫部門》第2位__!
紡がれる言葉が優しくて丁寧で、春夏秋冬代行者とその従者が、過去のトラウマを乗り越えて困難に立ち向かっていく様は王道ですが、手に汗握りました。
とにかく、雛菊とさくらの主従関係がたまらない!けど欲を言うなら、雛菊と狼星の幼少期のお話がもっと読みたい……!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』暁佳奈先生の新作作品。
(『春の舞』上下巻構成で発売中) -
ここがオススメ!
第27回電撃小説《大賞》受賞作!
生物はいずれ死ぬ。
機械を愛せば失うものはない。
人の記憶に潜る電索官、天才少女エチカと人間に酷似したアミクス、通称ロボットのハロルド。
彼女は誰かから愛されたかった。
ただ、それだけ__。
少し堅い文章だなぁと感じたけれど、歯車が合わさったかのように動き出す物語は新鮮でした。
再会を喜んでハグを交わすハロルドにタジタジなエチカの一場面が描かれた挿絵には顔のニヤケが止まらない。
(現在3巻まで発売中)