今年好きだった新作8選+君死に5巻
あとどうしても外せなかったので君死に5巻も加えてます。
ちなみにここに載せられなかったけど好きな作品も下にタイトルだけ書いときます。
『きのうの春で君を待つ』『プロペラオペラ』『魔女と猟犬』『結婚が前提のラブコメ』
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ここがオススメ!
『それでも、音楽はまだ鳴り続けている気がした――。』
本当にこのキャッチフレーズが合う、今年一番のライトノベルです。
キャラの掛け合い、音楽を表現する文章力、そして感動。
どれをとっても最高の作品でした。
本当に文章を読んでるはずなのに、魅力的なキャラ達が奏でる音楽が聞こえてくる文章力には圧巻の一言です。
そしてそんな魅力的なキャラ達と迎える最後の結末。涙なしでは見れませんでした。 -
ここがオススメ!
最悪な家庭環境、お金もなく毎日バイトに明け暮れ将来になんの希望も見いだせない海人。
それに対して恵まれた家庭環境で充実した日々を送る浩太。
そんな二人がヒロインの朱音に誘われて小説家を目指すお話です。
この作品はこの何もかもが反対の主人公二人の対比を作品の時間軸を上手く使って読者の期待を煽るのが本当に上手い作品です。
主人公の一人とヒロインの朱音が昔話をするようなかたちで話が進んでいくものの朱音も主人公も何一つ大事なものを話してくれません。それによって煽られる期待感というものが半端ないです。本当に『はやく次のページが読みたくなる小説!』といった感じです。 -
ここがオススメ!
ぶっちゃけこの作品は2巻を読んでなかったらここに入ってないです。2巻の引きがあまりに良すぎてここに入ってます。
この作品は『不純愛ラブコメ』ものと言われています。
しかしこの作品は個人的には『純愛ラブコメ』ものです。純愛があまりにも行き過ぎて、愛というどうにもならない衝動の結果、禁断の関係になってしまう作品です。
ダメと分かっていながらも愛には逆らえない――堕ちていく関係には胃が痛くなりながらも自分もすごく引き込まれてしまいました。
人は選びますけど本当におすすめの作品です。三角関係だったりドロドロの恋愛が好きな人には声を大にして推せます。 -
ここがオススメ!
今年一番ニヤニヤさせて頂いた作品です。
いわゆる今流行っているラブコメものです。しかしこの作品が他の作品と違うのはタイトルにもある、『女友達』という部分です。
ヒロインがただただ主人公にデレたり、恥ずかしがったりするのではなく、本当に友達のように近い距離感での掛け合い――これが本当に最高です。ヒロインも主人公もいい意味で恥ずかしがったり気負ったりせずに自然体での会話劇。本当に最高でした。
読んでてニヤニヤする会話劇を見たいかたはぜひ読んで欲しい作品です!! -
ここがオススメ!
『これが第25回スニーカー大賞特別賞!?もっと良い賞取っていいだろ!!』
――自分がこの作品に抱いた感想です。
この作品の設定は良くある偽装カップルから始まる青春ラブコメです。
しかしこの作品では後半でヒロインの悩みが深刻になっていく中で変わってしまうヒロインの周りの人間関係。しかしそのときにとる主人公の行動が本当に最高です。
そして偽装からはじまった二人の関係が迎える結末。本当に感動させてもらいました。
ありきたりな設定でよくある感じの作品だからこそ、この完成度の高い作品は万人におすすめしたいです。 -
ここがオススメ!
ミステリ小説を上手くラノベに落とし込んでいる作品です。
スパイ教室1巻を読んだときに感じた最初の印象が『騙された』そして『東野圭吾先生の作品に似てる?』です。
この作品は本当に叙述トリックが上手く使われている作品です。読者を騙す手法というのが本当に最高です。この作品はストーリーだけでなく読者への挑戦という要素が他と違う味を出しています。かくいう自分も1巻2巻ともに騙されました.
ちなみに2巻では文章だけでなく『挿絵』にもトリックが仕掛けられています。これから2巻を読む方はぜひこれを頭に入れて読んでみてはいかがでしょうか。考える楽しさというのを与えてくれると思います。 -
ここがオススメ!
読み手を選ばない、シリアスとコミカルが見事に噛み合った作品!!
普通の作品ではシリアスとコミカルが混ざり合うことは基本的にはないです。
シリアスなシーンはとことんシリアスに。
コミカルなシーンはとことんコミカルに。
こういう風に分けられているのが普通だと思います。
しかしこの作品ではシリアスなシーンの中にコミカルが、コミカルなシーンの中にシリアスがあります。
こんな作品は自分はこの作品が初めてです!!
それに相まって魅力的なキャラもあり、本当に最高の作品です。
本当に人を選ばない作品だと思うのでぜひ読んで欲しいです!! -
ここがオススメ!
本当に温かい作品。読んでてほっとする作品。
滅びかけた異世界で過ごす人々の『想い』が詰まってる作品です。
滅びかけた世界だからこそ、
滅びかけた世界なのに、
人々の想いの温かさを本当に感じさせてくれる作品です。
滅びかけた世界を旅する老夫婦、
滅びかけた世界取り残されても自分の仕事を貫く職人。
そんな色んな人の想いに触れられる最高の作品です。
今のラノベではないようなタイプの作品ですし、人によっては展開がなくてつまらないと言う人もいるかもしれません。
しかし合う人には本当に合う作品です。
想いの温かさを感じたい人にはぜひ読んで欲しい作品です。 -
ここがオススメ!
あまりに良すぎてここに上げざるを得なかった作品です。
夢をテーマにした作品で、夢に悩みを抱えていたり、夢に向かって努力する人々を描いたSF青春ものです。
夢――このテーマを本当に最高に生かしていて、めちゃくちゃ感動出来る作品でした。ただ夢という言葉で終わらせず、夢に向かって努力する辛さ、夢を持つことの大変さ、そして夢を持つことの大事さを語ってくれた作品でした。
そして最後の主人公の決断には思わず涙してしまいました。
本当にいい感動作品なのでぜひ読んで欲しいです。
それと松山先生のkeyでのご活躍を期待しております。