第一章 お店を手に入れた!
Prologue プロローグ
「…………」
目の前の光景に、私は言葉を失っていた。
草が
今にも
国有数のエリートであることを示す『
「ここが、私の新天地……?」
その行程、およそ一ヶ月。
にも
「……これは、あんまりだよ~」
いや、さすがに少しおかしいとは思ったのだ。
いくら辺境の
王都で部屋を借りれば、小さなワンルームでも二ヶ月分の家賃になるか、ならないか。
そんなお値段。
国から補助金も出ているので、実際の価格はもうちょっと高いはずだけど、それを
〝自分だけのお店〟。
そんな
言えないけど、それでも本当はこんな所に来る予定はなかったんだよ?
都会のお店で
それを元手に、適当な地方都市で、小さくても
お金持ちになって
ただそれなりに
それなのになぜ私が、こんな辺境の町──いや、辺境の小さな村で、わずかな荷物のみを手に、
それは今から