
魔王と女勇者が生まれ変わって、恋人になるまで
平和に生きたい元魔王と、彼を殺したい元女勇者の転生ラブコメ!
二木弓いうる
(著)
/
雪丸 ぬん
(イラスト)
シリーズ:魔王と女勇者が生まれ変わって、恋人になるまで(講談社ラノベ文庫)
この作品をストアで探す(宣伝)
あらすじ紹介
「貴方の事が好きになりました、付き合って下さい!」
冬の夜空の下。クリスマスのイルミネーションに照らされた告白。
だが俺達は、偶然再会してしまった、元魔王と元女勇者なのだ――。
とある世界で魔王だった俺は、何故か前世の記憶を維持したまま現代日本に転生し、普通の男子高校生として平穏に過ごしていた。
唯一残ったのは相手の心を読む能力だが、それも滅多に使わない。
そんな俺はある日、かつて殺してしまった女勇者の生まれ変わり・細見鈴と出会い、彼女が俺を殺そうとしている事を知ってしまう。
逃がすまいと彼女に告白され、俺達は付き合うことになり……!?
平和に生きたい元魔王と、彼を殺したい元女勇者の転生ラブコメ!
みんなのデータ
-
6
評価する -
7
読みたい
みんなからのレビュー
-
しんごろ
137心を読む能力だけが残った元魔王の真緒。魔王だけにね。元女勇者の鈴。出会いは突然、まさに“ラブストーリーは突然に”(小田和正かっ!)。鈴が真緒を殺そうと考えるも、真緒が心を読みのらりくらりとかわす。真緒は、ちゃんと鈴と交際したい。そんなやりとりを、漫才のようにボケとツッコミの入ったコミカルな会話がテンポ良くて心地よい。アオハルだねえ。面白かったけど、終盤、奈々の登場あたりから、駆け足的で雑に話が進んだように感じた。そこが残念かな。でも、これだけは言える。二木弓いうるは、けっしてポンコツではない。 続きを読む…
ネタバレあり
-
オセロ
48これは良かったですね。 表題通りの元女勇者の細身鈴と元魔王の黒主真緒の転生ラブコメで、物語のキーとなるのは真緒が前世で有していた心を読む能力。導入こそやや強引さはあるものの、真緒が元魔王だったら何をするか分からないから殺さなくてはと様々な方法を思案する鈴と、心を読む能力を駆使して回避する真緒のコミカルなやり取りは実に秀逸。一方の2人の恋愛はどうなのかと言うと真緒の誠実さが感じられてスッキリとした味わい。続きがあれば嬉しい限りです。 続きを読む…
ネタバレあり
-
芳樹
34【BW】標題に始まりと終わりが明示されているので、その過程を楽しむ作品だろうと思い読み始めました。元魔王の真緒が他者の心を読む能力を持ったまま転生したので、元女勇者の鈴が考えていることが分かるというのがキモでしょう。過去を悔い平和に生きたいと願う真緒と、魔王を殺すという過去の使命を持ち続ける鈴の「あり方の対比」がとても興味深かった。恋愛物語としての面では、その対比を維持しつつ次第に互いの想いが近づいていくという展開に心を打たれ、その過程での魔王が「心を読める」という舞台装置の使い方が巧みだなと感じました。 続きを読む…
ネタバレあり
-
よっち
29クリスマスの日に偶然再会した元魔王の黒主真緒と元女勇者の細身鈴。前世の記憶を維持したまま転生した平和に生きたい元魔王と、彼を殺したい元女勇者の転生ラブコメ。唯一残った相手の心を読む能力で、鈴が自分を殺そうとしていることを知る真緒。しかし逃がすまいとする彼女に告白され、その真意を知りつつもどこか期待して受け入れてしまう展開で、魔王を殺すことに執着する鈴のポンコツっぷりが可愛くて、彼に向き合ううちに変わっていく彼女の心境の変化がなかなか良かったですね。2人の周囲にいる元勇者メンバーもいい感じに効いていました。 続きを読む…
ネタバレあり
-
rotti619
16ラノベのジャンルにおける、主人公が相手の心を一方的に知る事ができる系の亜種のような作品。前世が魔王の黒主真緒が、元勇者の細見鈴から復讐の機会を得る為に告白されるが、真緒にはまだ相手の心を読む能力が残っていて…というお話。鈴が事あるごとに真緒を◯そうと内心では考えているが、実際には全然違う事をしているというギャップが面白くできていて、その内心に対し真緒がツッコむ前半のテンポの良さと、とある理由で心を読むのを止めた真緒が鈴の本心に触れていく後半のエモさがバランスよく組み合わさっている。読んでいて気分が良かった 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2025/05/02
-
定価880円(本体800円+税)
-
ISBN9784065396599