-
ここがオススメ!
ヒロインは龍、そして主人公は龍殺しの、滅びた日本を舞台に紡がれるボーイミーツガール。
嗚呼、なんと素晴らしき厨二設定!!
そして、不死者の主人公が刀を手に戦うバトルシーンがまた厨二でもう大好き。
引きも素晴らしく、この情報の小出しの仕方が流石ベテラン作家といったところか。
まさしく、こんな厨二全開の物語を求めていた。伝奇バトルというジャンルはまだまだ死んじゃいない。
これこそがライトノベルなのだと思い出させてくれる新シリーズ、是非ともその目で確かめてほしい。
(アニメ化しろ!) -
ここがオススメ!
2月に1巻が発売されたばかりの新シリーズの2巻。
バトルパートの絶望感と甘い恋愛描写とのコントラストが双方を引き立てていた1巻と異なり、2巻では様々な重大な背景が次々と明かされていき、また毛色の違った面白さが楽しめる。1巻が表ならば、2巻は裏と言えるだろう。
カロリーの高さなどお構いなしにハイテンポに展開していく"味"がクセになるシリーズだ。 -
ここがオススメ!
本作の魅力はなんと言っても説得力だろう。
酔っ払いの相手をした経験があれば分かると思うが、マジでウザい。本作も例に漏れず、やはり酔っ払いは酔っ払いだ。
それでも、特殊性癖とまで形容された主人公の価値観によるバイアスでヒロインは見事ヒロインへと昇華されたのだ。
そして何より素晴らしいのがヒロインが主人公に惚れるまでの過程だ。
小さな積み重ねをしっかりと描写し続けたからこそ説得力が生まれる。
素晴らしい!
ヒロインが恋心を自覚してようやくスタートラインに立った本シリーズ、ここからの展開が楽しみである。 -
ここがオススメ!
面倒臭い主人公と面倒臭いヒロインの二人の関係性に焦点を絞れば、生まれるのはやはり面倒臭いラブコメだ。
いやもう、とにかく面倒臭い。
そんな面倒臭い2人の面倒臭さをたっぷり堪能できる本作、刺さる人には刺さると断言する。
めんどくせ〜! -
ここがオススメ!
音楽と青春──杉井光先生の十八番である。
そこにもはや言葉を弄する必要はないだろう。
その筆致に身を委ねてしまえばいい。
人は文章でこんなにも気持ちよくなれるのだから。
強いて言うならば、女装最高、だろうか。 -
ここがオススメ!
本作の魅力は主人公の内心と周囲の温度差のシュールさである。(いやしかし、その『認識』を鍵としたメインとなる仕掛けがあるのだが……ここでは割愛)
その独特な読み味に釣られて読み進めるうちに、この物語の虜になっていること間違いなしである。