飛べない蝶と空の鯱 蒼の彼方より、最果てへ 3
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飛べない蝶と空の鯱 蒼の彼方より、最果てへ 3

手島史詞 (著) / 鵜飼沙樹 (イラスト)
シリーズ:飛べない蝶と空の鯱(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

渡り鳥は空を飛ぶ。夢のため、封書のために。

突如として変貌したハイリッヒは何者なのか。
<霧>に耐性のない人々と、浮島の人々を繋ぐ七つの鍵・エインヘリヤルとは?
真実がそのヴェールを脱ぐとき、ある者は決断し、戦い、そして――。
ヒルダとシュネー、因縁のライバルの壮絶なる戦いが決着し、後に残された世界は滅びるのか、そして生き残るのは?
封書は踏みにじられ、大陸は沈む。
しかし、それでも<渡り鳥>、ウィルとジェシカは飛ぶ。夢のため、封書のために。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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みんなからのレビュー

  • ひめありす@灯れ松明の火

    其はいと気高くいと尊き蒼の帝王。伏して謹製し奉る。これは武装郵便屋よりの封書である。今一度猶予を。この大地と、愚かでちっぽけながらも、空に挑もうとする人の子らに僅かの時を。暴かれし七つの大罪と存在失い行く少女に、暫しの猶予を。人の手で為されたものならば、其れは人の手にて解決すべきもの。男なら漢として闘わねばならぬ時、貴兄もご存じであろう。空の深淵で、君を待つ、と。ならば臨もう、挑もう空の王者よ。我は畏れ知らず獰猛で果敢な空の鯱なり。儚き蝶と仲間と共にきっと貴兄に辿り着く。約束の地にていつか必ず相まみえん。 続きを読む…

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  • よっち

    空の門編完結。ヒルダとシュネーが因縁の対決に決着をつけようとする一方で、沈む大陸ティエラを阻止すべくウィルとジェシカたちが動いたお話。今回いつもいいところなかった傀儡師ポールマンが、頑張っちゃいました。不器用なウィルとジェシカも、周囲の後押しも得て一歩一歩着実に前に進んでいるし、長年待ったビルギッドの思いも報われるといいですね。刊行前あらすじを読んで、これでシリーズ完結なのかなと思っていたんですが、続き出るんでしょうか。ある程度一区切り付いた感もありますし、新シリーズも刊行するようですし、気になりますね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • まりも

    空の門編完結。相変わらず面白い。落ちていくティエラを救うために動くウィルとジェシカ。彼らに希望を託し戦うヒルダやポールマン。ヒルダVSシュネーの戦いや空の王である帝鯨との空中戦と空の門編最後に相応しい内容の1冊でした。頼りない傀儡子ポールマンが命を賭して作ったきっかけが戦況をひっくり返すという展開は読んでいて胸が熱くなったな。最果てをめざし飛んでいたウィルとジェシカの関係も一歩前進したし次巻も非常に楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • シュエパイ

    私をおいていかないで、貴方の空へ連れていって、と。空へ堕ちていく世界の中で、誰もが翼に命を燃やしつくすような物語でした。そして、相変わらずラブい二人でした♪兄を探した彼女が、初恋に気がつくシーンが一番好きなのです。ヒルダもイスカもレンも、きっと帰ってきてくれる日が来ると、信じているのです。鯱の戦いぶりは、いっそう素敵になってきたなぁ。帝鯨さまー♪ 続きを読む…

    ネタバレあり
  • クロウ

    完結(?)は悲しいが素晴らしかった!様々な人の想いを背負った霞曲を巧みに操り、帝鯨と競い合うシーンは圧巻だった。本当に言葉にならないほど美しい世界観、終わってしまうのはもったいないと思う。ポールマンが男を見せたのは予想してなかったので不意をつかれたな。1巻の頃はジェシカに頼りきりだったウィルも、ここに至りついに自分の空を飛べるようになる。そう思い返していくとなんだか泣けてきてしまったり。複雑に絡み合う展開でかなり難しい話になっていたけど、それもまた魅力かな、と思う。ぜひ続きを……! 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2014/02/23
  • 定価
    660円(本体600円+税)
  • ISBN
    9784094514681

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