ローズ役・雨宮天さんが語るTVアニメ『マジック・メイカー』７話──【12週連続企画】各話放送後キャストインタビュー

2025年2月22日公開

毎週恒例となったTVアニメ『マジック・メイカー　～異世界魔法の作り方～』出演者インタビューですが、今回ご登場いただくのはローズ役の雨宮天さんです。

直近で放送された７話に関してや、雨宮さんの目を通して見たローズとマリー、そしてシオンとの関係などを語っていただきました。

──いよいよ物語が佳境に向けて大きく動き始めました。１話から出演されていた雨宮さんにとっても印象深い回だとは思いますが、その中でも特に印象に残っているシーンをひとつあげるとすればどこでしょうか？

７話の中で印象深いシーンはレイスの登場です。レイスが女性のお化けのような見た目であることはアフレコ時からもちろん分かっていたのですが、アフレコ段階ではまだ画が完成していなかったので、あんなに怖いと思いませんでした。夢に出てきそうです。

害虫駆除のローズの絵がとっても綺麗で可愛かったので、ローズを思い出してなんとか乗り越えます。

──前回インタビューさせていただいた際、ローズの大人びている部分と、子どもであるバランスをどう取るべきか考えていたとおっしゃられていました。実際アニメを見ても大人らしくもありつつ、子供らしさも残っている絶妙なバランスをローズに感じましたが、それはどのようにして表現されているのでしょうか？

シンプルに声の作り方かもしれないです。ローズは言葉遣いや喋り方が大人っぽく、感情的になることもないので気を抜くと声まで大人っぽくなってしまいそうなのですが、幼い響きをなくさないように意識しました。

ローズはシオン、マリーと共に作品内で年を重ねていくというのもあり、見た目の変化と共に声にも徐々に変化をつけていっています。

──劇中ではその心情があまり語られることのないローズですが、雨宮さんとしてはローズがシオンやマリーに対して普段どのような思いを抱きながら接していたと思われますか？

ローズは背伸びして大人っぽいのではなく、元々の性格が冷静で落ち着いているのだと思います。なので感情表現が豊かなマリーに対しては、自分と違うからこその尊敬や好意を持っているのではないかと思っています。

対してシオンは精神年齢が高かったり、それでいて好奇心旺盛なところも似ているので、理解できるからこその尊敬や好意があるのではないかと思います。

──もし雨宮さんが魔法を開発するとしたらどのような魔法を作ってみたいですか？

今作るとしたら防腐魔法でしょうか。家でやる仕事も多いため、気晴らしに料理をして自分の好きなものを作って食べたいと思うことがたまにあるのですが、買い物に行く元気はないんですよね……。だからあらゆる食材をあらかじめ買っておいて、腐らないようにとっておきたいです。

今自分が作るカレーが食べたいんですが買い物に出る気力がないので別のものになりそうです。

──次回、８話に関して雨宮さん的に視聴者の方に注目してもらいたいポイント教えてください。

８話から新たなキャラクター達が加わり、今までのマジック・メイカーともまた少し雰囲気が変わってきます！　彼らがどんな風に物語に関わってくるのか、マリーの怠惰病という、今までにない大きな問題に対してシオン達がどう動いていくのか、楽しみにしていただけたらと思います！

──最後に視聴者の皆様へメッセージをいただけないでしょうか。

マリーが怠惰病に倒れ、いつも落ち着いたシオンも取り乱すほどのシリアスな展開に皆さんもドキドキされていると思います。ここから新キャラや新たな敵が登場したり、マリーの病気を通してみんなの絆がより深まったりと、後半も見どころ沢山ですので、ぜひ楽しみにしていてください！

個人的には、ローズの強さと優しさを感じられる素敵なシーンがありますので、そこも楽しみにしていてほしいです！

──ありがとうございました。

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次回のインタビュー記事は３月１日に公開予定です。誰が登場するかお楽しみに！

雨宮天プロフィール

東京都出身。ミュージックレイン所属。2012年より声優として活動を始める。主な出演作に「よふかしのうた」（七草ナズナ役）、「七つの大罪憤怒の審判」（エリザベス役）、「彼女、お借りします」（水原千鶴役）、「この素晴らしい世界に祝福を!」シリーズ（アクア役）、「アカメが斬る!」（アカメ役）など。

マジック・メイカー
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アニメ情報

イントロダクション

リスティア国の片田舎の領地を治める下級貴族、オーンスタイン家。そこには、二人の姉弟がいた。
姉のマリーは、父から剣術の稽古を受けるのが大好きな活発な女の子。
弟のシオンは、部屋に籠もって本を読むのが大好きな内気な男の子。
性格は正反対の二人だが、優しい両親に見守られながら、仲睦まじく暮らしていた。

そんなある日、シオンは『まほう』というものがこの世界に存在するか、父に尋ねる。
しかし、貴族としてそれなりの教養がある父でも、『まほう』という言葉自体を知らなかった。
ましてや、シオンが言う「火とか水とか風とか光とか、何もないところからいろんなものを出したりする」現象など、この世には存在するはずもなく……。

その日から、シオンは目に見えて落ち込んでしまう。
シオンを励ましたいと、幼馴染みで農家の娘のローズに話すマリー。
すると、湖で不思議な現象を目の当たりにして──

この異世界、魔法がない!?
そんな世界に転生した主人公の少年シオンが紡いでいく、
ロマン求める魔法開発ファンタジースタート。