読めば読むほど味が出る!!再読必至の4作品【激推しラノベまとめ賞】
面白い作品は何度読んでも新しい発見、感動があるもの。
読了後だから前半のセリフの意図が分かる、再読したことで作品への理解がさらに深まり、登場人物達を好きになれる……
特にそう思える作品をまとめてみました。
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ここがオススメ!
SF✖️伝奇✖️異能バトルで妹の為に鬼退治を頑張るお兄ちゃんの物語。
一巻で既に人類絶滅の未来は確定的、強敵のオンパレードで絶対絶命、でも読後感は大満足ですが、実はまだゲームのチュートリアルのような段階でしかなく……
巻を追うごとに世界観がグングン拡張し、異能バトルがガンガン激しさを増し、敵がますますレベルアップしていきます。先の展開が気になりすぎて不眠不休で最新刊まで読んでしまうので、面白さを噛み締める為にも再読したくなります。
次々現れる新展開に驚いても一巻を読み返すと既出の理論の応用で成り立っているので、ぐうの音も出ません。この記事を書いている今もまた読み返したくなりました! -
ここがオススメ!
竜に育てられた竜殺しの家系の少女が竜の為に復讐を志す物語。
エピローグを読み終わり読了後の余韻に浸る間もなく、そのまま一ページ目に戻ってプロローグを読み返してしまいました。そしてプロローグを読み終わった後で、またエピローグに戻ってやっとそこで語られている対話の重さを実感できました。まさに再読必至の作品です。
さらに、続巻であり第二章の『竜の姫ブリュンヒルド』はこの作品の700年前の物語ですが、『竜の姫』を読んだ後で『竜殺し』を読み返すとより登場人物の想いやその言葉一つ一つの意図が深みを帯びるので、続巻を読んだ後の再読もオススメです。 -
ここがオススメ!
このラノ殿堂入りの将棋スポ根ラノベ。
主人公やヒロイン達の成長を再読することでより実感できるだけでなく、新刊で久しぶりに出てきた魅力的なサブキャラの過去の登場巻をピックアップして再読するのも楽しいです。
さらに、10巻を過ぎてから主人公と幼なじみヒロインの過去回想がガッツリ入って来る……なんて、誰に想像できたでしょうか?
11巻を読んだ後でそれまでの10巻分を読み返すと、初読の時には気にも留めていなかったセリフが再読時には別の意味を持ち胸に刺さります。
巻を跨いだ話の展開や伏線回収もあるので、読み返す度に新しい発見がある作品です。 -
ここがオススメ!
神様に四季を齎す力を与えられた代行者とその護衛官達が厳しい現実に抗う物語。
行方不明だった代行者が10年ぶりに春を齎すシーンから始まる本作は、読み進めていくと過去の出来事が判明していく構成になっています。
同じ事件でも登場人物それぞれの立場からの回想シーンを読むことで全体像が徐々に浮かび上がってきます。
だからこそ、登場人物達がどのような歴史を刻んできたのかを理解した読了後に再読して10年ぶりの春を迎えた彼らの言葉や思いにふれると、初読では味わえない感情が込み上げてきます。
電子版では再現が難しい、書籍版だからこそ出来る仕掛けも施されているので、是非紙の本で読んで頂きたいです!