心踊れ、燃え&萌えなラノベたち【激推しラノベまとめ賞】
-
ここがオススメ!
ずっと一緒にいたから、誰より傍で歩いてきたから。まるで雪だるまのように共に転がってきたからこそ、割り切れない恋がここにある。どちらを選べばどちらかが立たぬ、いつか選ばねばならぬ、そこに一つの終焉が待っているとしても。正に割り切れぬ思いと、すぐ側で幼馴染として育んできたからこその恋心が交錯し、何処か切実な思いとして繊細に描かれているからこそ。この作品は魅力なのである。割り切れない、何処までも。縺れていく、止められず。そんな繊細な心の動きが、至上にして極上の魅力であると私は言いたい。
-
ここがオススメ!
電子の海で、顔をも知らぬままに出会い。現実の世界で初めて、お互い同士として出会って。抱えているものを知り、力になりたいと願って。無償の思いで奔走する中、きっと惹かれ合っていくのは必然だったのだ。余計なものを一切加えず、周囲に脅威も不穏も配置しない事で二人の関係を描いているこの作品は、正にラブコメとして真っ直ぐな甘さである。まるで濃く淹れたミルクティのように、雑味の無い濃い甘さが魅力であり、きっと悶えて心震える事請け合いである。
-
ここがオススメ!
ヒロイン達が全員そろって横並び、それも良い。それぞれに繋がり、時に友情を深めながらも主人公を巡ってラブコメする、それも良い。だが、恋は戦争、時にルール無用、容赦なし。 全員揃ってこその甘さを出すのではなく、時にぶつかり合って、時に出し抜かんとレースを繰り広げる。その根底、それは諦めきれないという心。最早不退転、そんな心意気でヒロイン達がラブコメを繰り広げている作品であり、火花散る恋模様であるからこそただ甘いだけではない魅力があるのである。恋は砂糖の味だけではなく、山椒のような辛さもあっていいのだ、と教えてくれる作品である。
-
ここがオススメ!
青春は時に遠回り、青春は時に無自覚な刃。ふとした無意識の切っ掛けが誰かを傷つける、それは正に加害者のよう。だがそれは青春として誰にでも起こりうること。誰もが被害者で加害者、そんな青春模様が繰り広げられる群像劇的作品であり、正に唯一無二の青春がここにある。それをミステリーで包み、どこかポップに描いているからこそこの作品は魅力的だ。当たり前の青春、それがこんなにも尊いと言うのがこの作品を読めばわかると言えるかもしれない。青春は、特別なんてなくてもいいのかもしれない。
-
ここがオススメ!
勝っても負けてもまた今度。負けて悔しい、勝って嬉しい、どちらであっても最後は笑顔で。神と人間が同じフィールドで、同じ目線で遊戯を繰り広げるこの作品、熱さと魅力はやはり遊戯に在ろう。神により違う遊戯、そこにあるのは平等なルールと、勝利の為の謎解き。皆で協力し神と同じフィールドでぶつかり合う中、勝利への道を探し、情報の欠片を繋いで勝利へつなぐ。その過程こそが熱く、真っ直ぐに心を躍らせてくれるのだ。故にこの作品はわくわくが止まらない。いつまでだって世界に浸っていたい、自分も飛び込んでみたいと思わせてくれる魅力があるのである。
-
ここがオススメ!
異世界、それは歴史における中世ヨーロッパのよう。それは良い。だけどそんな世界はもう食傷気味、という方もおられるかもしれない。そんな方は是非この作品を読んでいただきたい。この作品の魅力、それは三国志ではない時代の中華風の世界観であると言いたい。正しく作り込まれた、和で雅な風が吹く異世界で繰り広げられるのは、転生した英雄による逆境からの反抗劇。これを面白いと言わずして何を面白いと言えばいい? 正直、私が読んできた中でも随一レベルに心の踊ったファンタジーであり、是非にこの魅力的な世界観の中の戦いを楽しんでほしい。
-
ここがオススメ!
カードゲームで賭けるなら? 己か、世界か。何も賭けぬ、そこに楽しさがあるのも事実。だが賭けるものがあるからひりつく熱さがあるのも事実。この作品はそんな、忘れられかけた熱さがあって魅力となっている作品であり、パートナーと魔法という名の異能を用いてぶつかり合う中で己の身一つで命を賭けて死線を潜り抜けていくからこそ、熱いバトルとなっており、それが心踊るのである。そしてこの作品は成熟途中であり、だからこそ未完の大器と言わんばかりに面白くなる予感が、心を擽ってくれるのも魅力となっていると言いたい。
-
ここがオススメ!
中二、それは人がいつの日か通ったかもしれない時間。振り返れば黒歴史かもしれぬ、けれどその時は何よりも魅力的であった時間。そんな、確かにそこに在った熱さがこれでもかと盛り込まれているのがこの作品であり、中二であるからこそこの作品は魅力的なのである。ルビがマシマシの独特の用語、独自の詠唱が繰り広げられる正に無双なバトル。いっそロジカルに組み合わされ作り込まれたそんな要素たちが、心に突き刺さり躍らせてくれるのだ。心熱くするバトルが見てみたいと言う方にはお勧めしたい。
-
ここがオススメ!
流行においては可愛く熱く、独自の姿で描かれて。だがその本当の姿を知っているのはどれだけの方がおられるのだろうか。そこにあるのは悲喜こもごも、誰かが勝てば誰かが負ける、負けたくないと言う思いがぶつかり合う勝負師の世界。そんな、触れられてこなかった世界が描かれている事が魅力であり、正に生の息吹迸る、焼けつくような思いがぶつかり合っているからこそ面白い。心熱くさせてくれて、躍らせてくれるのである。故に、勝負の世界の熱さを見てみたいという方にはお勧めしたい。
-
ここがオススメ!
take it easy. 不安定に揺れる世界に今躍り出るのは、可愛い女の子の皮を被った、硝煙で煤けた匂いのする男達。そんな匂いを知るからこそ、許してはいけぬ蛮行がある。その思いの元に、まるで映画の如く銃弾を交わし鉄火場を作りながら世界狭しと駆け抜けていくこの作品は、まるで一本の洋画のようなその物語のラインが魅力的である。時にすちゃらかなノリで、時にクールにキメながら駆け抜けていくから、この作品は心踊る。ふつふつと滾らせてくれて燃やしてくれる熱さがあると言えるのである。