筺底のエルピス 6 四百億の昼と夜
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筺底のエルピス 6 四百億の昼と夜

特使となって海を渡った百刈圭は、不死者の本拠地にて《プロフェッサー》と相まみえ、ゲート組織が秘めた真実を目の当たりにする。人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。終わりが始まる、継続の第6弾。
オキシタケヒコ (著) / toi8 (イラスト)
シリーズ:筺底のエルピス(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

ゲート組織の過去に広がる、巨大な真相――

殺戮因果連鎖憑依体――
古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。未来を閉ざすその脅威に立ち向かうためには、衝突や非干渉を続けてきた鬼狩りの派閥――三つのゲート組織を和解させる必要があった。

バチカンの《ゲオルギウス会》との同盟が締結された今、日本の《門部》と敵対するゲート組織は不死者の軍勢《I》のみ。組織の裁定権を握る式務の一員となった百刈圭は、和解交渉の特使として、世界を牛耳る巨大な秘密結社のもとに赴くこととなる。
一方その頃、鬼狩りの訓練生となった若者たちも、各ゲート組織に君臨する異星知性体の目的を独自に考察しようとしていた。海を隔てた二つの場所で、真実に肉薄していく彼らが目の当たりにする、星界の影に覆われた、この世の真の様相とは。

不死者の首魁《プロフェッサー》と対峙し、夜空を見上げ、すべての真相にたどり着いたその先で、若き狩人たちが足を踏み出すことになる標なき道は、果たして、いかなる荒野へと続くのか――。
人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。終わりが始まる、継続の第6弾。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • まりも

    悲痛な真実が明かされると共に終わりが始まるシリーズ第6弾。圧巻、そして驚嘆。筐底のエルピスという物語が持つ圧倒的なスケールのデカさに限界は無いというのか。暴力的な情報量と怒涛の展開に圧倒され一瞬で読み終えてしまった。この作品は各巻で圧倒的な世界観による衝撃の真実と凄まじい面白さで読者を魅了してきたが、6巻のそれはこれまでを遥かに超えている。読んでいて鳥肌が立つレベルの面白さだった。スケールが壮大になるのと比例して、絶望も大きく覆し難いものになっているが、足掻き続けた先に何が待っているのか。Ωが待ち遠しい。 続きを読む…

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  • chiseiok

    凄い凄いオキシタケヒコ。6巻目にしてこの密度このボリューム、そして更に冗長展開は一切無し。紛れもなくラノベであると同時に、紛れもなく超骨太超大河超伝奇超SF。ライトノベルなのに全然ライトじゃ無いw。今回のゲート組織の鼎談やら門部の勉強会やらで朧気に見えてきたこの世界の真の姿、伝奇好きにはもう堪らんです。え?めっちゃ地獄やん!と思えたあの状況が、実はほんの一部、ほんの序の口に過ぎないと!?…という絶望感ぱんぱんの展開。視点のズームと価値観のシェイクで眩暈がするこの感じ、半村良『妖星伝』を思い出しますなぁ。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • なっぱaaua

    496頁。何で作者はこれを2巻にしないのか。最高!あ~、とにかく凄い。こんな終わりの始まりがあるのか。ジェットコースターの様に希望と絶望が続く。こんな物語がラノベであるなんて、もっとSF好き、いや多くの方に読んでもらいたい。どうやったらこの凄さを人類全てに伝えられるのだろうか。物語はとうとう神々の世界に到達した。この時点での希望はだた一つ。百刈圭。ただこの時点では全く打開策は見えない。そしてWカナエの想い。これを大事にしたい。3つの組織がどう連携するのか。わぁ~、早く続きが読みたい(^^; 続きを読む…

    ネタバレあり
  • そうぺい

    初読。シリーズ6巻目。待ちに待った、そしてまた待たされるシリーズ。この巻の終わり方が最高にまたエグいwオキシさん、これどうするのwwさて、この巻によって世界のあらかたが、説明され明かされる。ルーツを何処に設定しはるのか注目していたが、やはり大陸でしたか。伝奇SFとしては王道。日本神話ではなかなかスケール感が出ないし、エグい深みも出ませんからね。しかし星の、宇宙との設定と合わさると真に気持ち真相に最大級に吐きそうな設定提供、感嘆!スゴすぎ!。実際の歴史との絡みは普通模様。最後に残った「白鬼」の謎は、、、 続きを読む…

    ネタバレあり
  • アウル

    式務の一員となった百刈圭は《プロフェッサー》が待つ地へと旅立ち驚愕の真実を知る事となる。え~~、こう話を持ってくるのか、な第六巻。前半は比較的穏やかな感じで進んでいて、今まで仲たがいしていた三組織もようやく連携し事に取り組もうとしていたのに、とんでもない真実が明かされ、せっかく救った現在さえもこのまま行くとまた破滅へと進むだけって相変わらず救いが無いな。後半で《門部》の機能がストップし、真の敵が姿を現し、姥山が一本角にとりつかれるわとまた次巻が気になる所で終ったな。プロット書き始めたという事で気長に待とう 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2019/01/18
  • 定価
    835円(本体759円+税)
  • ISBN
    9784094517729

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