魔法医師の診療記録 7
クリミアとヴィクターの旅は、最終地へと向かっていた。そして、クリミアと悪魔化を止められないヴィクターが終着の地で目にするものとは? 魔法医学史に名を刻む、医療ファンタジー堂々完結。
手代木正太郎
(著)
/
ニリツ
(イラスト)
シリーズ:魔法医師の診療記録(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
クリミアとヴィクターの絆が試される――。
エルフの奸計によって末期症状となったヴィクターは、肉体が悪魔化したままもとに戻ることができなくなっていた。
クリミアとヴィクターは一縷の望みをかけて最後のガマエ研究者ジゼラ・モルガーニを訪ねに聖庁へと旅に出る。
だが、ヴィクターが末期となったことを知った結社は、彼を抹殺する刺客を送り込んでくる。そんな二人を助けるのは、これまで敵対してきたはずの、ブロー率いる鉄鎚たちであった。
一方、結社がヴィクター抹殺を決定したことを知ったイングリド、ヴァネッサ、クロードは、それを阻止しようとヴィクターとクリミアを追いかける。
その道中、三人は意外な人物からひとつのガラス箱を託される。
その箱のなかに、ヴィクターを治療するヒントがあるという。
預けられたガラス箱を渡すためにクリミアを追うイングリドたち。
ヴィクターの命を狙う刺客たち。
ヴィクターを守り聖庁まで送り届ける鉄鎚チーム。
この三つ巴の中、ヴィクターとクリミアの聖庁への道のりは、血で血を洗う異能力戦の嵐が吹き荒れることとなるのだった。
そして、ヴィクターの病状は時々刻々と増悪し、黙示録の悪魔としての覚醒は間近に迫っていた――。
魔法医学の終焉をみせる第七集。
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みんなからのレビュー
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かんけー
18冒頭、相変わらずの陰惨な描写に辟易しつつも、クリミアとヴィクターの行く末を見届けたい!と思いながらページを捲り?マルテルとの総決算とばかりに、謎の暗殺集団も絡ませながら物語は混沌の様相を呈して!鉄槌側にも自身の信仰に真摯に向き合うキャラの存在がクリミアとヴィクターを瀬戸際で支え?ラストの大団円に向かって突っ走る(*^^*)これ以上書くとネタばれに成るので♪御勘弁を!ガマエとドゥンの衝突は凄まじく!とだけ書きます。クリミアとヴィクターの未来♪はどうなるのだろう( ^ω^ )と想像して一人○○○と。満足♪です 続きを読む…
ネタバレあり -
サケ太
15最後までやりきったと感じさせる最終巻。うれしい完結。遂にその姿を変じたヴィクター。救うために奔走するクリミア。迷いを抱くブロー。ヴィクターたちを救うためにその後を追うヴァネッサたち。最終巻でありながら続々と登場する〈鉄槌〉の聖法。そして魔法の数々。血みどろの逃走劇の末の終焉。これが見たかったという連続の異能バトル。本当に素晴らしかった。物語は終わったが、二人の旅がこれからも続きますように。 続きを読む…
ネタバレあり -
羊山羊
10悪魔化が戻らないヴィクターは、クリミアと共に世間の目を逃れながら結社本部へ。悲壮感漂う始まりと共に結社の鉄槌と殺し屋の刺客がヴィクターを狙って衝突する大混戦に!山風そのもののチームバトルにワクワクすると共に、7冊を使って紡がれてきたクリミアとヴィクターの想いが世界を動かしていく。世界規模のプロポーズのラストがたまらなくステキな1冊。いいシリーズだった。 続きを読む…
ネタバレあり -
ヱロ本Gメン
8鉄槌&妖術祭り、最高でした。しかし絶対「伊賀の影丸」の影響受けてるよね。忍法血しるべを思い出した。ああ、更なる変態妖術にどこかで出会えますように!面白かった♪ 続きを読む…
ネタバレあり -
niz001
6買い漏らしてたんやっと買ったら完結やった。途中まではブロー&ギヨテーヌ師弟が唸って暴れるだけの主人公を食ってたけど最後で巻き返す、そしてラブパゥワーの勝利w。一瞬とはいえナイチンゲール師匠の参戦は嬉しい。お疲れさまでした。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2018/02/20
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定価734円(本体667円+税)
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ISBN9784094517217