青空のもと道は別れ
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青空のもと道は別れ

生き残るか、灰になるか。その先には、等しく青い空。
Webで公開されて大好評を博した作品に加筆修正を施した、堂々の完結編。
林亮介 (著者) / 津雪 (イラストレーター)
シリーズ:迷宮街クロニクル

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あらすじ紹介

第一層と第四層を結ぶゴンドラの設置。それにより探索者の利便性は格段に上がる「はず」だった。
だが、設置工事は困難を極める。
頼れる仲間に背を預け、その場を切り抜ければ明日がある探索と異なり、工事では一般人の施工者と現場を長期間護り続けなければならない。一方、迷宮に潜む生物たちも、侵略者の行動を見過ごすことはなかった。
手を携え、総力を挙げて探索者に牙を剥く怪物たち。迎え撃ち、その命を絶つ探索者も、ひとり、またひとりと怪物と同じ運命を辿ってゆく。
別れ。その二文字を直視しながら、探索者は進み続ける。先にあるのは安らかな眠りか、それとも……。
迷宮街が舞台の群像劇、堂々完結。

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

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みんなからのレビュー

  • ぷるっちょ

    主人公の真壁は冷静さが長所だったがそれは身内から死者が出ていない為であり青柳が死亡した時に醜態を晒してしまった。3巻で帆村幸が扇動者として描かれていたから何かやらかすと思っていたら、予想に反して禁術を扱える凄腕の薬師で普段の姿は只の擬態だった。最後に真壁と翠が結ばれて良かった。後、真壁の冒険は終わるが他の探索者たちの冒険は続いてゆく。第1階層から第4階層までを繋ぐゴンドラを設置した事で未知の領域を探索出来る様になったのだから、主人公を変えた続編を出して『迷宮の謎』を解き明かして欲しい。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ナガマツ

    1番死んだ人数が多かったんじゃないかな。だれも死ぬんだ、という環境であることを毎回確認させられる話だった。ラノベの主人公としては年齢は高い方ではあったけど、まだ二十歳そこそこだったんだよなぁ、というのを恋愛模様の動きで実感。迷宮の怪物のルーツが一体なんだったのかというのが明かされなくて、個人的にはちょっと残念。きなくさいにおいを漂わせていただけに気になって仕方がない。綺麗に終わったし、絶対的に嫌いなキャラクターというのがいないということが、読んでいてとても気持ちよかった。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • タカシ

    様々な人物の目線で書かれた迷宮探索の完結編。家に置いてあってちょっと読み忘れていた一冊。久しぶりに読んでみると、あぁこんな感じだったよねと思いすんなりすんなり物語に入れました。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • akiu

    和風ウィザードリィ群像劇、完結。ゴンドラ設置イベントで、パーティーが解体・再構成されたことで、各人の個性がぶつかり合う形となり、今までよりも抜群に面白かった。とはいえこれは、前巻までに迷宮(街)世界の緻密な描写を重ねたり、人物の心理を丁寧かつねっとりと描いてきた結果のたまものであり、全体通して素晴らしいシリーズであったと思います。迷宮街があり続ける限り、お話は無限に広がるような気がする。今後の展開があるかは不明ですが、まだまだ読んでみたいです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • SEMA

    シリーズ一貫して、読むのに時間かかるけど読んでると時間を忘れるほど読みふけてしまう。この作品の類まれなるところは、(実際はそんなことはないが)お話としての構成を整えてないんじゃってくらいの先の読めなさだと思う。同じ群像劇であるバッカーノなどは、個々の思考・行動がお話としての集約点に突き進んでいくさまが面白いのだけれど、この作品は個人の影響は関わりのある別の個にしか影響しない。お話の都合に影響されない別々の思考・行動を持ち得るからこそ、全体としては読み解けない、複雑な物語が創られる。そんな気がする。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2010/03/31
  • 定価
    759円(本体690円+税)
  • ISBN
    9784797358643

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