あらすじ紹介
突然神になった真人は巫女の千鳥の力を借り、厄神だったウツロを福の神に変えた。それで桜丘市は平和に梅雨を迎えていた。そんなある日、稲森神社の神である朱理が黒須神社に乗り込んできた。「ウツロとわらわ、どちらがこの街のマスコットに相応しいか、勝負しろ!」と……。それは単なる幼女キャラ位置争奪戦ではなく、“ウツロに食べ物を与えると幸せになる”という都市伝説のせいでもあった。新たな福の神の存在は幸運と同時に、新たな難をも呼び寄せていた。桜丘市の神たちが集まり、この難を回避しようとするが!?
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みんなからのレビュー
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あなほりふくろう
34まだ事態が続いていたことに驚きと納得と。続編も面白かった。これはウツロのシリアスの話でありそこがストーリーの軸であり、それに寄り添う真人と千鳥の話がテーマに繋がる、そんな物語なんですね。コメディとシリアスできちんと分かれているように見えて、コメディ部に「これからこんな話をしますよ」とシリアスの含みを持たせるその仕方が結構上手で。真人がその不公平を我が罪と受け入れるその姿勢にはちょっと感動。神様ならずともしっかり考えて自分なりの答えを出さねばならないものであります。 続きを読む…
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しぇん
272013年にデビューした新人では一番好きだった神様の二巻。今巻は厄神から福神に変わったウツロの話ですね。一巻で行った事の代償を払わされる主人公ですが、誰を救い、誰を救わないか等重い問題に決断を下す所は高校生離れしていますね。高校生じゃなくても決断難しいですが……。後書きで涼音と朱理が本来ヒロインだったとありますが、確かに千鳥は普通ならラスボスキャラですものね。今回は大人しくなっていましたが、好きあれば戦争しかけそうですし。 続きを読む…
ネタバレあり -
U
261巻で選んだことから発生する不利益の責任をまっとうする、そして決断することをより明確に自覚する話、かな。ウツロも真人も我を通した自分のまま、罪を受け入れる。真っすぐさにグッときました。でも厄神やるせないな。他の神様たちも個性派でいっぱいで(笑)デュフフっておい。チリコはなにげハイスペック。あと真人は地味にカエル好きすぎだろ。文面から滲み出る慈愛の眼差し。ところで朱理様が意外にも真摯に人を愛し案じていて、じんわりしました。いい神様だな…… 続きを読む…
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Hail2U
24前半がほのぼの日常編で、福の神になったウツロのその後、後半が福の神にしたために生まれた歪みと、本当によく出来ていた構成だと思う。個人の欲を優先して、神の都合を考えずにウツロを転神させたことが、一部の読者から不評を買うんじゃないかと思っていたけど、ここでそう返して来られたらぐぅの音も出ない。正しくなくても間違っていても、意志の強さと信念、そして責任を背負った主人公は現人神に相応しい。9/10点 「呪われろ」という厄神の最後の言葉を背負うシーンは素晴らしかった。……ホント何でコレ三巻で終わっちゃったのかねえ? 続きを読む…
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まるぼろ
24前巻にてウツロを厄神から副神に天神させた真人と千鳥だったが、人知れずそのしわ寄せは桜丘市内部から発生していて…というお話。内容的には今巻はウツロ回と言うべきな、桜丘市でウツロが地道に頑張って地元の神様達や市民に受け入れられるというお話です…w まあそれと育ての親気取りの真人と千鳥の娘を守る奮戦記ですかね…?w ちょっと後半と言うか白山での戦いから厄神に対する扱いのせいでシリアスになってしまう所がありますがまあ日本の神様なんて総じてこういうイメージかな…とw 次巻で完結という事なので続けて読みます。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2013/07/02
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784063753141