あらすじ紹介
異世界の数学オタク・ナオキの活躍で辛くも戦争を乗り切ったものの、戦後賠償で財政が火の車なソアラ王女率いる弱小国家ファヴェール。財政再建のためナオキとソアラが出した結論は、隣接するモスコヴィア帝国に遠征していた自軍の規模縮小と撤退だった。しかし遠征軍総司令のソアラの従兄妹、ライアスは気さくなイケメンながらも彼なりの帝王学を持つ難物。コミュ障のソアラとナオキは、果たして彼を説得できるのか!?
そして新たにナオキが雇うことになった女性助手(美人)が、ソアラから目のハイライトを奪っていく!
「首だけのナオキさんなら浮気しませんね!」
危険な発言も飛び出す波乱の第2巻!
みんなからのレビュー
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S.T.
33やはりこの作品面白い。今巻は三つ巴の国際紛争。この作品の副題って、この内容をチートで解決するんじゃなくて、これどうにもならないからちゃんと別の方法考えましょうねという展開になってるのが好感度高いwそして2巻でも、主人公たちは数学の天才であっても『コミュ障』という弱点でピンチに陥り、それをしっかり指摘されるハメに。特に主人公は『ソアラは10代だけどおめー何歳だよ』と厳しいコメントが(苦笑)。それでもなんとか二人で踏ん張って優秀な従兄と伯爵が味方になったのはでかい。サブヒロイン追加で華やかになったのも良いね。 続きを読む…
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まるぼろ
31さて今巻、オルデンボーとの和睦に成功したものの巨額の戦時賠償を抱えたファヴェールのソアラ女王とナオキはその対策として西方戦線の舞台であるルーリックへ赴くが…と言うお話です。前巻でも割と思った事でしたがナオキもソアラも数学への理解が深い反面、為政者としては致命的とまでに人付き合いが駄目だなと思っていた所をきちんと突いたばかりではなく、その事をきちんと反省してライアス公等と理解を深めたのはとても良い所だったな、と思いました。テレンティアについては今後もいいキャラとして活躍してくれそうだな、と…w→ 続きを読む…
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中性色
25そろそろおしり関数でも。今回はどちらかというと数学よりも人間関係の方が前半はメイン。前回と同じようにしっかりと溜めながら、最後にしっかりと回収できているさまは流石。それに今回は前回に比べさまざまな数式や理論が出てきたのもいい。なんというか、前巻ほどの勢いはないがいい意味でこなれた感じはあるかな 続きを読む…
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むっきゅー
25中世ヨーロッパの王候貴族には、ソアラ王女と宰相ナオキ二人の数学者が見ているモノが、魔術に見える。今巻は西部戦線から撤退し周辺諸国と休戦協定を取り付ける話。本作では、ソアラとナオキの二人以外、友軍ですら誰が敵で誰が味方か分からない。スパイ工作が前提で物語が進んでいくので、読者も安心できない。それでも、最後に心強い理解者を得た展開は熱い!敵軍の強さを、セルオートマトンでモデル化し戦術上の限界を示し、パレート最適に基づき戦略的撤退のための条件を整える。魔術師ヤンもびっくりの無血勝利が痛快。面白すぎでしょ! 続きを読む…
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まっさん
24★★★☆ 正直序盤の無能臣下や自分が絶対正しいマンの従兄弟のやり口にはかなり辟易させられて読み進めるのにかなり手こずった。全体を通して見れば上手く纏まっているようにも思えるし、今巻でも数学要素を様々な形で物語に組み込む辺りには素直に感心させられる。ただ、現状ファヴェール王国の立ち位置は決して磐石ではないので、今後この国がどのように成長していくのか今から楽しみである。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/04/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784048937962
関連サイト
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公式サイト