6年の間にキミラノパートナーがレビューをした作品は900冊以上! 異世界ファンタジー、ラブコメ、青春小説...様々な作品をご紹介させていただきました。キミラノパートナー達が何やら…騒がしい…もっともっと作品について語りたいそうなので、パートナー達のふりかえり座談会を開催します!
あらためまして、キミラノパートナーのご紹介!

ミステリアスでクールな女子高生。バトルシーンの多い物語が好きで、武器についてうるさく語りがち。

仲間と冒険に行くことを夢見る、異世界からきたお姫様。ちょっと世間知らずで、思い込んだら歯止めがきかない性格。

ちょっぴりロマンチストで明るく朗らかな女の子。青春学園ものが好きで感情移入しやすく、登場人物を手に汗握って応援してしまう。

人間がつくった物語に魅了されて、いにしえの世界からやってきた、ときどき毒を吐くお喋り大好きな邪竜。

ラノベ・コミック・アニメ全般に詳しい女の子。特にラブコメが好きで、キャラクターがどう可愛いのかを熱く語る。

図書委員を務める高校生。自分も物語のヒーローに憧れ、無自覚に自分からトラブルに巻き込まれに行く苦労人。

正体を隠してマジシャンをしている、人間が作り出す物語に魅了された魔法使い。美しいものが大好き。
レビューふりかえり座談会、開始!
つむぎ 今日は、 レビューを改めてふりかえってみようと思います。いろいろな感想があったと思うので、みんなで楽しく語り合いたいですね!
宙 これまで紹介してきたラノベってすごい数になってるよね。どれも思い入れがあるなぁ……
レオン うん。ボクはやっぱり熱いバトルのラノベが印象に残ってるかな
華恋 私はもちろんラブコメですっ! いっぱいキュンキュンできて、大満足でした♪
エムリス みなさん、好きなジャンルの話となると気持ちが昂ぶりますからねぇ。そのレビューを改めて紐解くというのは……ふふっ、実に濃いひとときになりそうです☆
ノエル わあ~、なんだかワクワクしてきたの~!
ディアナ 私も乗ったッス! じゃあ、進行はつむぎにおまかせッスね
つむぎ ふふっ、任せてください。それではさっそく、レビューをどれかひとつ取りあげてみましょうか?
綾乃 あ、それならわたし、ノエルちゃんのレビューがすごく印象に残ってて……その話をしてもいいかな?
つむぎ いいですね。まずはノエルさんのレビューから振り返りましょう!

おすすめコメント
猫の神様を助けようとして死んじゃったタイチは、助けたお礼に、神様からテイマーとしての能力をもらって異世界に転生するんだ。この世界だと、多くの魔物をテイムするには、相応の実力がいるんだけど、神様からスキルを授けられたタイチはどんな魔物だってテイムし放題! 警戒心の強いウサギの魔物も自分から寄ってきてくれるし、伝説級の魔物のフェンリルだってすぐに懐いてくれるんだ! いいなぁ~、私もかわいい動物たちに囲まれて、思いきりふさふさもふもふしてみたい!
そんなもふもふ魔物たちと一緒に過ごす毎日は、まさに至福の時間なの! すり寄ってきた子を抱っこしてあげて、歩くと後ろからついてきて、一緒のお風呂で喜んでくれたりして……はあぁ~、かわゆいよぉ~♪ 幸せってこういうことを言うんだね~♪ ワンちゃんや猫ちゃんが好きなら、絶対楽しめるお話だと思うな~!
綾乃 『異世界もふもふカフェ』のレビューには、ノエルちゃんの“好き”が詰まってるよね。文章からもそれがあふれていると思うんだ!
ノエル わ~い! もふもふのよさをわかってもらえて、すっごくうれしいの~!
宙 そのレビュー、俺も読んだよ。動物好きなノエルちゃんらしい感想で、読んでてなごんだなぁ
ノエル だって、異世界で魔物カフェを開くなんて最高じゃない? 絶対楽しいもん!
華恋 ですねえ~。私も「もふもふカフェ行ってみたい!」って思っちゃいました♪
ディアナ ニンゲンはホントもふもふ好きッスよねぇ~。ニシシ
レオン ドラゴンはもふもふとは真逆だよね。どちらかというと、ゴツゴツしてるイメージだし?
ディアナ ふん、ドラゴンにはドラゴンの良さがあるんスよ! 鱗の質感、味わってみるッスかぁ?
つむぎ ふふ、そういえばディアナさんには、ドラゴンが登場するライトノベルをよく紹介してもらっていましたよね?
エムリス たしかに……ドラゴンといえば、ディアナさん。『竜殺しのブリュンヒルド』のレビューなどは、まさにあなたらしい視点でした!

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人間たちは竜を殺して肉を食べ、竜の油は燃料として使い、竜が護る島の宝を、高く売りさばこうとする。まさに私利私欲の為だけに竜を脅かす存在ッス。けれど、もちろん竜だって黙っていないッスよ。その圧倒的な力で、襲い来る人間たちを次々と返り討ちッス。
でも人間の怖いところは、進化のスピードなんスよ。竜に負ける度にさらに強力な武器や科学兵器を開発し竜に挑む。これを繰り返すことによって『カノン砲バルムンク』みたいな竜の鱗を軽く貫通させる兵器まで編み出すんスよ。人間の技術力と竜の未知なる力の戦闘は圧巻ッスね!
そして、ついに人間による侵攻は本格化するッス。科学兵器の力によって、竜は人間に狩られる立場になってしまったッス。私としては悔しい気持ちもあるッスけど、竜にとっては死はなにも恐れることではないんスよ。
竜たちがその存在を信じる『永年王国』は、誰も恨まず、尊重しあって生きた者だけが死後に行くことが出来る場所ッス。竜と人間は死生観からして違うんスよ。めっちゃ深いッスね! 本作のストイックな雰囲気に、引き込まれてしまったッスよ!
ノエル わぁ……迫力がすごそうなお話。でも人間もドラゴンも、もっと仲良くできたらって思うなぁ……
レオン 物語の設定がドラゴン側の目線で紹介されているからか、つい感情移入しちゃうよね
ディアナ トーゼンッス! ドラゴンを一方的に狩るなんて、人間のエゴ以外の何物でもないッスから!
つむぎ ディアナさんだからこその視点が生きていますよね。それでいて、作品のシリアスな雰囲気に共感しているのも伝わってくるレビューでした
エムリス やはり、レビューというのはレビュアーの好みがダイレクトに反映されますねぇ
宙 うん、わかるかも。それなら俺は、華恋ちゃんのラブコメレビューも圧巻だと思ったな!

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ヒロインの彩羽ちゃんはとにかくハイテンションで、兄の友人である明照くんに対して日課のようにウザ絡みをしてきます。勝手に部屋に忍び込んだり、クラスメイトたちの前で堂々と付き合ってるアピールしたり、積極的に体を押し付けたり……いやいや本人は冗談っぽくしてますけど、明らかに好き好きオーラが出まくりなんですっ! けど明照くんは「本当に好きな相手にはこんな真似をするわけがない」と彼女の好意を完全スルー……早く爆発してほしいですね。
そんな先輩の困っている姿を見るのが大っ好きな小悪魔系の彩羽ちゃんですが、ペースを握ってるときは楽しそうなのに、いざ開き直られて反撃されると急に弱々になって赤面したり、明照くんが悩んでる時は彼の理解者としてシリアスに助言をしたりと、ウザさだけじゃない色んな顔を見せてくれてそのどれもが可愛いんです!
彩羽ちゃん以外にも毒舌ツンデレ幼馴染の真白ちゃんやナチュラルにセクハラをしてくる菫先生など魅力的なヒロインが盛りだくさん! しかし、明照くんはそんな彼女たちの想いに気付かずウザがってばかり……やっぱりこの朴念仁早く爆発するべきでは!?
レオン ……爆発、願い過ぎじゃない?
ノエル か、華恋ってば……おそろしいの~!
宙 あはは……これは『リア充爆発しろ!』って意味で、物理的に爆発するわけではないと思うよ?
華恋 そのとおりです! 私はいつも、登場人物たちの幸せを願ってるだけですから♪
綾乃 ふふっ。華恋ちゃんなりの最大限のエールってことだよね
エムリス 華恋さんのレビューは、まさに情熱の塊ですねぇ♪ 表現は個性的ですが、作品への愛情を感じます☆
つむぎ ところで恋愛ジャンルといえば、エムリスさんの得意分野でもありましたね
エムリス ええ! 乙女系ノベルのロマンスも実に素晴らしいですよ?

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ですが、そこで茉莉花はなんと、珀陽にある才能を見初められてしまうのです! というのも、彼女の特技は物覚えがいいこと。『四書』という膨大な書物を数日で諳んじ、仕事の手順、人相など一瞬で記憶してしまうのです。便利な能力ですねぇ~。そんな彼女の能力に稀代の名君・珀陽が目をつけないわけがない! 彼女に官吏になって欲しいと口説くのです。
ですが、彼女は官吏になる事に自信が持てない様子。それを知った珀陽は、あの手この手でその気にさせようとしていきます。しかし、皇帝御自ら仕官を求めるとは、実に驚くべきことではありませんか。惚れ込んでいるのは、本当に彼女の才能だけでしょうか? この2人の恋模様も見どころですよ! 徐々に近づく2人の距離。他の誰も知らない内面を吐露し合い、夜中美しい花の下で語らうのです。ふふ、なんてロマンチックなんでしょう~!! 私たちも花の下で愛を語らいましょうか?~なんてね☆
華恋 じっくり育まれる関係性というのもよきですよねぇ~。キュンってしちゃいます♪
エムリス そうでしょう、そうでしょう! ああ……ロマンスに身を委ねるあのひととき。レビューを読み返すだけでも胸が高鳴ります!
宙 う~ん。『花の下で愛を語らいましょうか?』ってフレーズ、まさにエムリスさんっぽいというか……俺には絶対言えないや
綾乃 ふふっ、そこがエムリスさんの魅力だよね。でもわたしは、宙くんのレビューも好きだよ?
つむぎ 『茉莉花官吏伝のレビュー』では、宙さんにも別の切り口から本の紹介をしてもらいましたよね

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そんな時、茉莉花の部屋が荒らされるっていう事件が起きちゃうんだよ。物は割られて、机には落書き、さらに思い出の品を池に投げ込まれちゃう。しかも、学友にまで本気じゃないなら太学から出ていけ! とまで言われちゃって……もともとは皇帝に無理やり試験を受けさせられるハメになっただけなのに、こんなことがあったら、誰だって落ち込んじゃうよね……。
でも、茉莉花はそれをきっかけに自分を見つめ直すんだ。さらに珀陽の本心を打ち明けられて、本気で勉強に向き合うことを決めるんだよ! 彼女の“本気を出す”は、なりふり構っていられないってこと。応用を教えて欲しいと頭を下げたり、書物で理解を深めたり、前向きに行動する。すると元々の能力もあってか成績はもちろん、周囲との関係だってよくなっていくんだ! そんながむしゃらに進む茉莉花が、とてもかっこいいんだよね。
そしてついには国の危機を救うため、大きな会談に臨むことになる。とんでもない大舞台で本気を出す茉莉花の強い意志は、誰にも負けない。すっごく胸が熱くなる物語なんだよ!
綾乃 このレビューでは、ヒロインが本気で奮闘する姿を熱く応援してて……そこが素敵だと思ったの!
宙 そ、そうかな? ありがとう! がむしゃらに頑張るヒロインって、こっちも力が湧いてくるんだよ!
ノエル うんうん! 私も読んでて勇気をもらえるお話は大好きなの~!
レオン あと気になったのは、同じ作品でもエムリスは“恋模様の予感”、宙は“ヒロインの成長”に注目している点だね
華恋 ふむふむ……両方の視点で読むと、もっと物語が楽しめそうです♪
エムリス これぞレビューの醍醐味ですね! それでいうと、『天才王子の赤字国家再生術』のつむぎさんとディアナさんのレビューはそれぞれ違う視点で、私自身気づかされることもありました

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読者の期待も高まりそうな状況で、彼が打ち出した驚きの結論は「無理だから、いっそのこと国を売って隠居しよう」。ざ、斬新な解決方法ですね……。そして物語は国家運営ものジャンルのなかでは異色ともいえるゴールを目指して走り始めます。
まず王子は、いかに争わず、大陸統一をめざす帝国に併合してもらえるか、さらには自国の軍部から反発されずに事を進められるかを真剣に考えるんです。国政を預かる摂政が実は「国を売ること」を前提に帝国との外交の席につくなんて、誰も思いませんよね……!
そんな王子のまえに、次々と計算外の事態が発生します。ただ、それらはすべてナトラ王国再生のチャンスとなるものばかり。本来喜ぶべきことですが、隠居したい王子はひとり「どうしてこうなった!」と絶叫する日々です。
権謀術数はお手の物。頭の回転も早く、アドリブにも強い。だけど、ちょっぴり間が悪い。ラノベ史上類を見ない売国奴な王子様を、あなたも気づけば好きになっているはずですよ!

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とはいえ、貧乏国家で金のかかる戦争を長く続けたくはないッスからね。ウェインは「ほどほどの勝利」を得てさっさと講和に持ち込む狙いッス。
……けど、そう上手くいかないのが世の常ッスよねぇ。
なんせ、ウェインは末端の兵士一人ひとりの名前すら記憶しているほどの気配り屋。売国願望さえバレなければ、極めて人望の厚い男なんスよ。要は王子に勝利を捧げたい兵士達の士気が異常に高いってわけッス。それにウェインの軍略が組み合わさったら……ほどほどの勝利って、逆に難しくないッスか?
ウェインの思惑に反して、ぐんぐん国力を増していくナトラ王国。その分、ウェインの仕事も心労も増加ッス。けど、弱小国家として辛酸を舐めてきた臣下たちが喜ぶ姿を見ていると、主人公の思い通りにならない展開を、読者は気づけば望んじゃってるんスよね。そんな倒錯した読書体験が味わえる小説ッスよ、ニシシ。
つむぎ 主人公が“国を売る”という発想に、私はびっくりしちゃいました。まさかそれを本気で実行しようとするなんて……!
宙 最初は『この王子、大丈夫か?』って思うよね。でもディアナさんのレビューを見ると、『逆にそれが魅力』みたいになってて、笑っちゃった
ディアナ ふふん。そこが肝ッスよ。主人公の思い通りにならないのに、読んでいて気持ちがいい。この倒錯体験がたまらないんス!
ノエル ……まさに邪竜なの(ぼそっ)
ディアナ ん? 文句あるッスかぁ、ノエルちゃ~ん?
つむぎ はいはい、ディアナさん。ノエルさんを怖がらせちゃダメですよ?
ディアナ 冗談ッスよぉ。ニシシ♪
レオン あ、そうだ。ボクも華恋と同じ作品を読んで、視点の違いに驚いたことがあったな
華恋 ほおほお……それは気になりますねぇ~

おすすめコメント
だけど、廃墟には暴走した自律兵器や生物兵器――モンスターが徘徊しているし、時には同じハンターと遺物を巡り、殺しあうこともある。ロマンの一方では、弱肉強食のシビアな世界というわけなんだ。これは一筋縄ではいかないね。
だけど幸運なことにアキラは、アルファという女性に出会うんだ。旧世界の拡張現実である彼女のサポートさえあれば、敵に襲われたとしても、回避に必要な指示を的確に受けることができるんだ! しかもアルファは、アキラに探索の仕方や銃の扱い方といったハンターに必須の技能まで教えてくれるんだよ。一瞬の判断ミスが死に直結するハンター稼業だからこそ、こんなに心強いサポートはないよね!
最初はスラムのチンピラにも苦戦していたアキラだけど、いつしかモンスターと戦えるまでに成長していくんだ。幾度となく訪れる修羅場を越えていく中で、アキラの雰囲気も無知な少年から一人の戦士に変わっていく。アキラがハンターとしてどこまで昇り詰めていくのか、最後まで見届けたいな!

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バーチャルなヒロインらしく、アルファさんはいつも合理的に動きます。初めてふたりが出会った時も、アキラくんに頼みたいことがあるアルファさんは、目の前に全裸で現れちゃいます! 確実に話を聞いてもらうためにはそれが一番とのことですが、アキラ少年には少々刺激が強すぎないでしょうか……!?
その後もアルファさんは、ことあるごとに全裸でいることを推してくるんです! アキラくんがお風呂に入っている時も、高度な映像技術で色気あふれる入浴姿を見せちゃいます! アキラくんが将来、ハニトラにひっかからないようにするためと言っていますが、果たして本当なのでしょうか? 確かにこんなに綺麗なお姉さんと常に一緒にいたら、耐性はつきそうですが……!
時には優しい微笑みの裏で、何かを隠していそうな表情ものぞかせるアルファさん。アキラくんを手のひらの上で転がしているような……そんな感じもするんです。本当につかみどころのない女性なんですが、そのミステリアスさもかえって魅力なんですよね~!
レオン 『リビルドワールド』のレビューで、ボクは“スラムの少年が、ヒロインとの出会いを通じて成長していく”という部分を推してたんだけど……
華恋 私は“バーチャルお姉さんのセクシーな魅力”に注目しちゃいました♪ いきなり全裸で登場するアルファさんは、ドッキドキですよね~!
つむぎ なるほど。同じヒロインへの着目点でも、“主人公の成長の鍵になる”のと“謎のお姉さん的な魅力”で異なるのは面白いですね!
レオン うん。同じ小説なのに、こうも違う感想になるんだなって。ボクのレビューも、どう読まれているのか気になったな
ノエル えっとね~武器とかバトルの話って、あまりくわしくないけど……レオンの思うカッコいい! っていうのは、とってもよくわかるの!
レオン よかった。ノエルにそう言ってもらえるのは励みになるよ
エムリス 人によって響くポイントがまるで違うからこそ、レビューも千差万別。実に興味深いです♪
華恋 ですねっ! 私もつむぎさんと綾乃ちゃんのラブコメレビューは、いつも興味津々なんですよっ

おすすめコメント
田舎から都会の高校に編入した隼人くんは「はるきくん」と再会するんだ。でも、“男友達”だと思っていた幼馴染は、なんと学校一の清楚可憐な女の子になっていたの!
はるきくん改め春希ちゃんは、学業優秀、スポーツ万能。物腰が柔らかくて、誰からも好かれる憧れの的。だけど、隼人くんの前だけでは、昔みたいな素顔を見せてくれるの。二人きりになった瞬間、一人称が「ボク」になったり、何かにつけて“貸し借り”をつけようとする、男の子っぽいやり取りもあの頃のままなんだよ。性別が違うと分かっても、変わらない友情って良いなぁ。
でも気を許せる男の子の前だからって、スカートのまま寝転がって足をパタパタは無防備すぎるよ~! 全然照れない春希ちゃんは、下着が見えて「ドキッてした?」なんて聞いてくる始末だし。悪戯っぽい笑みを浮かべながら、隼人くんを困らせようと挑発しちゃうんだ。でも結局、恥ずかしくなって、二人して大やけど……。
それでも結局は昔みたいに笑いあえるからいいコンビだよね。心と体が成長して男女の意識は芽生えていても、恋愛にはまだ遠い友人関係。そんな尊い青春を見せつけられたら、応援したくなっちゃうよ~!

おすすめコメント
でも、七年も経てば、お互いを取り巻く環境の変化します。春希さんは不自然なほど他の家族の姿が見えない家で、食事はつねに買ってきたお弁当と冷凍食品ばかり。そんな家庭環境で一人暮らしを続ける彼女が、何か問題を抱えているのは明らかです。隼人さんも当然察しますが、事情は決して問わず、春希さんを夕飯に誘うなんてことも。
七年という空白があっても、友達が泣きたい時には黙ってそばにいてあげる。相手に寄り添う純粋な優しさは、恋愛のような駆け引きのない、幼馴染の友情だからこそ際立ちます。はじまりが「友達」という二人の関係性が、今後どう展開していくのか期待しちゃいますね!
華恋 綾乃ちゃんは“幼馴染の友情”を推してますねぇ。青春の尊さというのには、私も惹かれちゃいました♪
綾乃 うん! 幼馴染の友情みたいな青春って、ホントいいよね! でも、つむぎさんのレビューはもう少し落ち着いてるというか……大人っぽい感じがするなあ
ディアナ そうッスねぇ。『相手のことを察してさりげなく支え合う』って視点、めちゃくちゃ俯瞰的ッスよ! さすが、つむぎッス!
つむぎ ふふっ。書店員をやっていると、そういった読み方も自然と身につくのかもしれませんね
宙 レビューをこうやって見比べてみるだけでも、いろんな角度から作品の魅力が見えてくるんだね!
華恋 はい♪ 綾乃ちゃんとつむぎさんのおかげで、私もラブコメの新しい楽しみ方を発見できましたっ! おふたりには感謝ですっ!
座談会読んでくれてありがとう!
ノエル う~ん、次はどのレビューを読もうかな? 全然語り足りないの~!
ディアナ 読み返したいレビューも、語りたいことも尽きないッスね!
レオン ボクもそうしたいのはやまやまだけど……そろそろいい時間みたい
宙 本当だ、残念……。でも今日の会で、また一段とラノベをおすすめしたいって気持ちが強くなったよ!
つむぎ そうですね。そして、読み手の“好き”が伝わる文章って読んでいる側も楽しいんだなって、私も改めて思いました
華恋 ラノベの普及に欠かせないのは、ラノベへの愛ですから! それは間違いありません♪
エムリス まさに、ライトノベル愛好家の“好き”が紡ぐ魔法ですね☆
綾乃 わたしもまだまだ、たくさんのお話と出会って、その感動をみんなと共有したいな
つむぎ それはきっと、私たち共通の思いですね。これからも読者のみなさんと一緒に、ライトノベルを楽しんでいきましょう!
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本屋に勤めている優しい店員さん。ファンタジーもミステリーも、とりあえず何でも読んでみるオールラウンダー!