あらすじ紹介
後宮の女官の茉莉花(まつりか)は『物覚えがいい』というちょっとした特技がある。
そんな彼女は、名家の子息のお見合い練習相手を引き受けることに。
しかしその場にきたのは、お見合いをしてみたかったという皇帝・珀陽(はくよう)で!?
しかも茉莉花の特技を気に入った珀陽は「とりあえず科挙試験に合格してきて」と言い出し……!?
皇帝に見初められた少女の中華版シンデレラストーリー!
みんなからのレビュー
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合縁奇縁
171『優しい笑顔と声の皇帝に(官吏として)寵愛されています!? 』後宮の女官の茉莉花は『物覚えがいい』というちょっとした特技がある。そんな彼女は、名家の子息のお見合い練習相手を引き受けることに。しかしその場にきたのは、お見合いをしてみたかったという皇帝・珀陽で!?皇帝に見初められた少女が官吏を目指す中華風立身出世物語。「茉莉花官吏伝」シリーズ第1弾。茉莉花はその素晴らしい能力を持ちながらも、本人はその自覚もなく、後宮女官として目立たず「無難に」過ごすことに決めていた。その特技が皇帝・珀陽の目にまとり、 続きを読む…
ネタバレあり -
あっか
82人気シリーズに突入しました♪訳あり女官の茉莉花とこれまた訳あり皇帝・珀陽の出会いから物語が広がっていく中華風ファンタジー。凄く面白かったです!骨太なストーリーで、深みもあるのに分かりやすいし起承転結が見事。全部の設定をうまく活かし切っている感じがして綺麗です。卑下気味な茉莉花に最初は若干イラッとするけど、いやそういう面あるよな…と共感できるポイントも丁寧に描かれているしそこからの成長する姿はとても応援したくなります。最後の茉莉花の姿はカッコ良過ぎて拍手を送りたくなるほど。彼の獣化も、まさかで良かったー♡ 続きを読む…
ネタバレあり -
あっちゃん
57物覚えがいいという特技で皇帝の目に止まり、官吏になるようにもっていかれる後宮の女官が主人公!ちょっとズレた自己評価の低さや、天然気味な鈍さが物珍しい(笑) 続きを読む…
ネタバレあり -
すがはら
55女性官吏の出世物語。皇帝との恋物語はちらっと風味がある程度だけれど、それがそれほど残念に感じられないのは、お話として充分面白いからなのでしょう。初めこそ茉莉花に同情したものの、すぐに物を覚えられて、しかも忘れないとか、事象と関係性を図で思い描けば必要な答えが見えてくるとか、茉莉花の真のびっくり人間ぶりに、「出世して激務をこなして下さい」としか言えなくなりました。皇帝は中継ぎのつもりだってこと周りともよく詰めてはいかがかと。。せめて後宮の妃たちに無駄な心労をかけさせないで欲しいんですけど…。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
54『物覚えがいい』という特技がある後宮の女官・茉莉花が、名家の子息のお見合い練習を引き受けたら相手はなんと皇帝・珀陽で、彼女の特技を知った縁から科挙に合格して官吏を目指すよう言われる中華ファンタジー。明らかに興味津々の皇帝に、そこまでの意気込みもなく戸惑い気味の茉莉花。そんな状況から太学に編集した彼女には様々な出会いや転機があって、覚悟を決めて危機を乗り切った彼女自身にも思いの変化があって。そんな茉莉花が官吏としてヒロインとしてこれから皇帝と今後どのような関係を築いていくのか、続巻が楽しみなシリーズですね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2017/07/15
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784047347045
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
本気を取り戻し、国の危機立ち向かう茉莉花の成長物語!
そんな時、茉莉花の部屋が荒らされるっていう事件が起きちゃうんだよ。物は割られて、机には落書き、さらに思い出の品を池に投げ込まれちゃう。しかも、学友にまで本気じゃないなら太学から出ていけ! とまで言われちゃって……もともとは皇帝に無理やり試験を受けさせられるハメになっただけなのに、こんなことがあったら、誰だって落ち込んじゃうよね……。
でも、茉莉花はそれをきっかけに自分を見つめ直すんだ。さらに珀陽の本心を打ち明けられて、本気で勉強に向き合うことを決めるんだよ! 彼女の“本気を出す”は、なりふり構っていられないってこと。応用を教えて欲しいと頭を下げたり、書物で理解を深めたり、前向きに行動する。すると元々の能力もあってか成績はもちろん、周囲との関係だってよくなっていくんだ! そんながむしゃらに進む茉莉花が、とてもかっこいいんだよね。
そしてついには国の危機を救うため、大きな会談に臨むことになる。とんでもない大舞台で本気を出す茉莉花の強い意志は、誰にも負けない。すっごく胸が熱くなる物語なんだよ!
皇帝とのお見合いから始まる、シンデレラストーリー!
ですが、そこで茉莉花はなんと、珀陽にある才能を見初められてしまうのです! というのも、彼女の特技は物覚えがいいこと。『四書』という膨大な書物を数日で諳んじ、仕事の手順、人相など一瞬で記憶してしまうのです。便利な能力ですねぇ~。そんな彼女の能力に稀代の名君・珀陽が目をつけないわけがない! 彼女に官吏になって欲しいと口説くのです。
ですが、彼女は官吏になる事に自信が持てない様子。それを知った珀陽は、あの手この手でその気にさせようとしていきます。しかし、皇帝御自ら仕官を求めるとは、実に驚くべきことではありませんか。惚れ込んでいるのは、本当に彼女の才能だけでしょうか? この2人の恋模様も見どころですよ! 徐々に近づく2人の距離。他の誰も知らない内面を吐露し合い、夜中美しい花の下で語らうのです。ふふ、なんてロマンチックなんでしょう~!! 私たちも花の下で愛を語らいましょうか?~なんてね☆