第一章 その7
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俺はミィナの腰のベルトを外し、ズボンを下着ごと下ろしていく。
とろっとした蜜の糸が、少女のつるつるの股間部と下着の間をつたった。
俺はミィナの大事なところに、指を突っ込んでいく。
すでに粘液でぬるぬるのそこは、俺の指を容易に咥え込んだ。
「ふにゃあっ……! だ、ダグラスっ……! あぁんっ、にゃぁああんんっ……!」
くちゅくちゅと弄り倒していくと、ミィナはその全身を壮絶に悶えさせる。
「んにゃぁあああっ……! だ、だめぇっ、ダグラスぅ……! 指じゃなくて、もっと太いのぉっ……ほしいにゃあっ……!」
ろくな愛撫もしていないのにこのザマだ。飲まされた媚薬とやらが、よほど強力なものだったらしい。
俺はミィナの秘所から指を引き抜き、自らもズボンを脱いでいく。
バッキバキに硬くなったものが、俺の股間からそそり立っていた。
「はぁっ、はぁっ……は、早く……早くダグラスのそれを、入れてほしいにゃあっ……」
「ああ、俺も我慢できん。すぐにぶち込んでやる。……力、抜いてろよ」
ミィナはこくこくとうなずく。
そしておねだりをするように、自ら腰を持ち上げた。
俺はミィナの細い腰を両手でつかみ、自分のいきり立ったモノの先端を、少女のそこに押し付ける。
「いくぞ、ミィナ」
「う、うん。来てにゃ、ダグラス。——んんっ!」
——ぐちゅり。
俺はミィナのそこに、自分のモノを押し込んだ。
よく濡れているとはいえ、少女の中は狭く、心地のよい圧迫感がある。
「んにゃあっ……!」
途中、何かを突き破ったような感覚。
ミィナが少し痛そうな声を上げた。
「大丈夫か、ミィナ?」
「う、うん。ちょっと痛かっただけにゃ。大丈夫だから、続けてほしいにゃ、ダグラス。もっと奥まで……入れて」
「分かった」
俺はさらに奥まで、自分のモノをねじ込んでいく。
するとやがて、一番奥まで突き当たった感覚があった。
「あっ……あ、あ……ふ、太いの……奥まで、来たにゃあっ……!」
「大丈夫か。キツかったら言えよ、ミィナ」
「はぁっ……はぁっ……だ、大丈夫にゃ……ゆっくり、動いてほしいにゃ……」
「難しい注文だな。ミィナがかわいすぎて、思いのままにむさぼりたくなる」
「えへへっ……それも、嬉しいにゃ。……ダグラスがそうしたいなら、それでもいいにゃよ……? キツくても、ミィナが我慢するにゃ」
「いや、だったらゆっくりだ」
俺はミィナの腰から手を離すと、獣人の少女に覆いかぶさるようにして、ゆっくりと腰を動かしていく。
「あっ……あああっ……気持ち、いいにゃっ……ダグラスぅ……もうちょっと、激しくしても、大丈夫にゃ……」
ミィナの声に合わせて、俺は徐々に動きを強くしていく。
かわいらしい獣人の少女を、リズミカルに責め立てていく。
「あっ、あっ、あんっ……! あっ、にゃあん、あんっ、あぅんんっ……!」
心地よさそうなミィナの声。
頭部の猫耳が、快感を得るたびにぴょこぴょこと動く。
「ミィナのここは、名器だな。俺のモノをぎゅうぎゅうに締め付けて、搾り取ろうとしてくる」
「あんっ、んっ、にゃぅんっ……! だ、ダグラスも……気持ちいいにゃ……?」
「ああ、最高だ」
「えへへっ、嬉しいにゃ……。ダグラスが、ミィナで気持ち良くなってくれてるにゃ」
俺とミィナは、そうして互いに抱き合った。
あんあんと喘ぐミィナの声を聞いて、俺の興奮も高まっていく。
そうしてしばらく快楽をむさぼり続けていれば、やがてどちらも限界が来る。
「あんっ、あんっ、あぁあああんっ! ダグラスぅっ……! ミィナはっ……ミィナは、もうっ……!」
「ああ、俺も限界だ。外に出すぞ、ミィナ」
「だ、ダメにゃ……! 中にっ……中に欲しいにゃっ……! ミィナの中に……ダグラスの、たくさん欲しいにゃ……!」
「……っ! 分かった、だったら中だ」
「あんっ、あんっ、あぅうんんっ! ちょうだいにゃ……! ダグラスの熱いの、ミィナの中にたくさん……! ふわぁああああっ……!」
ストロークは最大級に激しくなり、ミィナはそれに合わせて身を悶えさせ、喘ぎ声をあげる。
そして——
「にゃああああああっ! イくっ、イくっ、イっちゃうにゃ! ——にゃぁあああああああっ!」
俺の下でミィナが、びくんっと大きくのけぞった。
それとほぼ同時に、俺の白濁液がミィナの中に吐き出される。
どくっ、どくっ、どくっ——!
「ふわぁああああっ……ミィナの中に……入ってくる……ダグラスの熱いの……たくさんっ……」
俺はミィナの奥に押し付けるようにして、いつまでも欲望を吐き出した。
しばらくして全部を出し終えると、俺は少女の中からモノを引き抜く。
「はぁっ……はぁっ……気持ち良かったにゃ、ダグラス……」
そう言って、俺に向かって淡く笑いかけてくるミィナ。
それから野道にぐったりと、仰向けに寝そべる獣人の少女。
その猫耳はぴくぴくと動き、大事なところからはごぽりと白濁液を溢れさせていた。
***
それからしばらくの後。
俺は獣人の少女をおんぶする形で背負い、野道を歩いていた。
「うぅっ……面目ないにゃ、ダグラス……ミィナ、何から何まで、全部面倒を見てもらってるにゃ……」
「しょうがねぇよ。足腰立たねぇんだろ?」
「う、うん……。ダグラスとのエッチが気持ち良すぎて……ミィナ、全部ダメになっちゃったにゃ……恥ずかしいにゃ……」
「はははっ、じゃあ俺のせいだから、余計にしょうがねぇな」
俺は笑って、そう答える。
ちなみに、俺はそうしてミィナには余裕の態度を見せていたのだが、内心では心臓バックバクの状態だった。
なんか成り行きでやっちまったが、大丈夫なのかこれ。
中に出したのは必要次第で街で避妊魔法を使ってもらえばいいとは思うが、あまりにも行きずりの出来事すぎて、ミィナはそれでいいのかと思ってしまう。
初めてだったみたいだしなぁ……。
いや、初めては俺もだが。
こんな歳で情けないことだが、事実だからしょうがない。
まあミィナ本人は不満どころか、負い目を感じているぐらいのようだし、それ以上は突っ込まないようにしようと思うが。
「慣れるしかねぇんだろうな……」
「んにゃ……? ダグラス、何に慣れるにゃ?」
「いや、なんでもない。度の過ぎた幸せってものに、あんまり慣れてねぇだけだ」
「……それって、ミィナとまぐわったことにゃ?」
「ああ。あとミィナに慕ってもらえていることもな」
「そっか……えへへっ。ダグラスに喜んでもらえて、ミィナも嬉しいにゃ」
「……最高なんだよなぁ」
そんな甘々トークをしながら、俺は獣人の少女を背負って、街へと帰還したのだった。