あらすじ紹介
ついに魔神との戦いは最終局面をむかえた。ナシェルは“勇者隊”を統べる者として、モス連合騎士団と共にリュッセン、そしてマスケト解放をめざす。ベルド、ファーンら希代の英雄たちの活躍、ウォートの魔術、フラウス、ニースの加護。ナシェルの旗のもと、戦いの趨勢は決まったかにみえたのだが……。伝説の英雄たちが躍動する大叙事詩、感動と愛の奇跡を謳いあげ、ここにクライマックス!
みんなからのレビュー
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オーウェン
51シリーズとしては遂に最後。 どういう風にナシェルを退場させるのか。 また魔神との決着はどうつくのか。 ただ後書きで述べられている通り、あくまでも主役はナシェル、 よってそれ以外の結末は敢えて書かれていない。 良くも悪くもナシェルの高貴な部分と、未熟な部分が選択せざるを得ない結末に。 またそれに関わるのがカーラというのは後々のことに掛かってくる。 あと残りの2冊描かれていないエピソードがあるので、そちらで捕捉されるのだろうか。 続きを読む…
ネタバレあり -
ちび\\\\٩( 'ω' )و ////
23ロードス島伝説。ロードス島戦記から遡る過去の物語。〈戦記〉では英雄として崇められる六英雄の若き日の物語。〈戦記〉が「英雄戦争」と後に呼ばれるように〈伝説〉では「魔神戦争」と〈戦記〉で呼ばれる大戦に勝利した。故に英雄と呼ばれる。そしてもう一人いた。その者の名も存在も〈戦記〉では知られていない。彼等を導き、ロードスを救った真の英雄のことを。亡国の王子にして天空の騎士。栄光の勇者にして伝説の英雄ことナシェルの物語。ここに完結。彼が何故、戦史に触れられていないのか、如何に戦い、如何に導いてきたのかを、今紐解こう。 続きを読む…
ネタバレあり -
もと (旧リエさん)
2295 ★★☆☆☆ 仮面の魔法戦士の行動がよく分からなかった。鏡から魔神王が出てきても何もせずその場に居ただけだよね。彼女は何がしたかったの?ナシェルが不審に思っていた聖者の正体があやふやなまま、ナシェルは聖者の何に引っ掛かりを感じたのか説明が欲しかったわ。整合性を図るために彼を退場させる必要があるのは分かるけど魔神の解放がナシェルのためだったから魔神と戦う象徴でいられないっていうのが理解できなかったわ。ナシェルは自分の立ち位置を示すために野生の竜まで手に入れたんだよね。仲間内での恋愛話が多くてウンザリ。 続きを読む…
ネタバレあり -
Tetchy
20今回の結末に是非はあろう。密を省き、抄に徹したその物語は読者を満ち足りた気分にさせるとは思えないからだ。だからこそ私はこの物語の続きを渇望する。ロードスは今なお息づいている。 続きを読む…
ネタバレあり -
まい
14赤髪の傭兵ベルドが呪いにかかった時は、どうなるかと思ったけど、まさかのフラウスが解呪。愛の力なのか。でも、フラウスは何か危なっかしい。灰色の者カーラがナシェルを破滅に追い込む。カーラ、やはりお前か。もう後半は涙なしでは読めない。ナシェルの覚悟が切ない。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日1998/04/01
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784044604189