気になる「ライトノベル大好き!」なラノベインフルエンサーへインタビュー! 「はじまりとキッカケ」をテーマに、好きなライトノベルから自身の発信について伺ってみました。
第7回は、VTuberの「穹乃すい」さんです。
VTuberとしてのはじまりとキッカケは?
──動画やSNSを投稿するキッカケになった出来事を教えてください
ライトノベルは元々気になった作品を読んではいたのですが、コロナで緊急事態宣言がでて時間ができたので、意識的に新刊をチェックし始め、感想を書きたいと思い始めました。はじめは、Xで感想を投稿していたのですが、YouTubeでとある企業と個人のVTuberさんたちが漫画の感想会をしているのを見て、こんなふうに自分の好きな作品を語り合いたい! と思い始めたのが配信を始めたきっかけです。
最初にXで投稿したのは覚えていないのですが、キミラノさんのみんなのラノベまとめにて「2020年の面白かったラノベ」というのが残っていたのでその頃から投稿し始めたと思います!
配信は、こちらの第二回インタビューに答えている「サキイカスルメ」さんと感想配信をしたのが最初でした。ちなみにこの頃はお互い見た目が犬とイカだったのでお互い人間の姿になったと考えると感慨深いですね(笑)
そこから昔からファンだった『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』(角川スニーカー文庫)等でイラストレーターを務める「ぶーた」先生に人間体の見た目をデザインしていただき、VTuberとなりました。
──投稿するにあたって「こだわり」を教えてください。
なるべく自分の心に正直に好きなとこと、感動したところ、面白かったところ、苦手なところ等自分が『感じた』ことを話したいなと思っています。
最初はやはり、周りの目を気にして良かったところだけを話していた節があったのですが、それは自分がやりたい感想じゃないなと思い今の感想の形になりました。それはライトノベルだけじゃなく、アニメや漫画、またゲーム配信をしてるときも同じです。
──ご自身の動画で、おすすめの動画を教えてください。
『ラノベ読みVtuberが読んだ小説オールタイムベスト100』
こちらは自分が今まで読んだ小説を紹介しているので自分の嗜好がわかりやすいと思います!
『「鈴波アミを待っています」原作者の塗田一帆先生とおはなしする!』
こちらは『鈴波アミを待っています』(早川書房)著者の塗田先生とお話した配信です。自分が大好きなVTuber作品の塗田先生に作品について等いろいろな話を伺ってます!
『ラノベ未読ののんちゃんにラノベ読みがラノベをオススメする!』
こちらの配信のように「ラノベ気になるけどどんなの読んだらいいかわからない…」「久々にラノベ読んでみたいな…なにかいい作品教えて!」というVTuberにラノベを紹介する配信をしてみたり、相手のチャンネルにお邪魔して、ラノベ講座を開いたりしております!
ライトノベルを好きになったはじまりとキッカケは?
──初めて読んだ本や、今までで一番印象に残っている本などを教えてください。
『半分の月がのぼる空』(電撃文庫)
こちらは学生時代本が全く読めなかった自分を、本を読めるようにしてくれた思い出の作品です。友達がなにかの雑誌で、「なんかこれすごい気になっているんだよね」と、その記事を見せてくれて。なんだかそれがとてつもなく素敵なものに見えました。しかし! そのときはまだライトノベルを買うのがすごく恥ずかしくて、店員さんが一人の時を見計らって買いに行ったのを覚えています…。
そうして苦労して手に入れた『半分の月がのぼる空』を読んで、そこには本当に素敵な青春の姿、人と人とのふれあいの素敵さ、難しさなどが描かれていてかなり衝撃を受けました。それから少しずつ本を読んでいって今に至ります。
『戯言シリーズ』(講談社文庫)
こちらは、上記で本を読み始めて「次はどんな本を読んでみよう?」と思い、本屋を巡ってたら見つけ、惹かれてしまい買った作品です。当時の自分からしたら書いてある言葉すべてがかっこよく見え、かっこよさのバイブルのように読んでいました。
なので去年、戯言シリーズの続編『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』がでて本当にとても嬉しかったです。ちなみに特に好きなのは『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』です!
──今注目するイチオシの作品は何ですか?その作品を好きになったキッカケと、推しポイントを教えてください。
『三傑のサッカーは世界を揺らす!』(ファミ通文庫)
今一番続巻が出て欲しい作品です! 1巻の時点で面白かったのですが、1巻が明らかにこれから熱い青春がはじまるぜ! って感じで終わったのでこれはもう続巻を出していただかないと生殺しなので今色んなところで続巻出してください! って言いまわってます(笑)なのでここでも言わせてください…。三傑のサッカーの続巻出してください!
『FPSゲームのコーチを引き受けたら依頼主が人気VTuberの美少女だった』(PASH! 文庫)
この作品はゲーマーたちの戦い、eスポーツの熱さとラブコメの甘々さがうまく調和してる作品です! かつてFPSの伝説的プレイヤーだった主人公の伝説の復活を目の当たりにしてるようなところも熱くてオススメです。ちなみに私事なのですが、2巻に自分が名前出演させて頂いてるのでどこにいるかぜひ読んで探してみてください!
『グリムコネクト1 ー赤ずきんの章ー』(ダンガン文庫)
主人公がグリム童話の世界を死に戻りしながら、狂気を探し出し浄化することが目的の作品なのですが、謎が解けていく楽しさと狂気の凄み、魅力的なキャラクターたちがいて、毎回どう動いていくのか気になりすぎて読む手が止まりませんでした。
穹乃すいさん、インタビューにお答えいただきありがとうございました! いつも素敵な作品に出会えるキッカケをありがとうございます。これからも応援しています!
■穹乃すい
主にアニメ、ラノベ、漫画の推し作品や気になる作品について配信、動画投稿をしている、推し語り犬VTuber!
YouTube:@sui_sorano
X:@sui_sorano