HOT!キミラノのイチオシ!
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謙虚に生きようとするお人好しなおっさん、結局は無双してしまう――。
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ディアナ転生したらチート級の力で大注目! でも本人はあまり嬉しくなさそうッスね?
平凡な中年会社員としての人生を終えた楠圭一郎は、気がつくと生前とは違う青年の姿で森の中にいたんス。そこは魔法やその他スキルが使える、まるでRPGみたいな異世界だったんスよ!
そして驚くべきはスキルの習得速度ッス。 道端の石を投げるだけでモンスターを倒せるようになったり、周囲の状況を確認したいと思えば千里眼を使えたりと、どんな些細な行動もパワーアップに繋がって、知らないうちに絶大な力が身についてるんスよ! なのに当の本人はその凄さに気づいてないところが笑えるんスよね~。
やがていざ人と関わることで、自分の力が規格外だと気づく楠。彼は凄腕ハンター・クスノキとして一目置かれるんスけど……そんなことは一ミリも望んでないんスよ!
どんなチートを持っていても、彼の心はあくまで中年会社員。たとえ異世界であろうと、堅実に穏やかに生きていきたいんス。自分より遙かに弱いけど懸命に戦う若手パーティに対して罪悪感を覚えたり、女性との仲を噂されると「もっと若い者たち同士でやってくれ」と思ったりして……いやぁ、ずいぶん枯れきってるッスねぇ。無双できても気苦労が絶えないクスノキのギャップが楽しい一冊ッスよ!
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デカい銃をぶっ放してセカイを護る。それが俺らの学園生活だ。
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レオンそれぞれの特性を活かした銃アクションが最高にカッコいい!!
「世界が終わりを迎えるのを停滞させる」という目的のもと動く組織『終末停滞委員会』。組織に命を助けられた少年・心葉は彼らに加わり、『終末』との戦いへ身を投じるんだ。
『終末』は無機物や人間など様々な姿かたちをとるんだ。放置すれば、どれも世界を終わりへと導く危険因子なんだ。そこで組織は『銃痕』という銃を模した武器で対抗するんだよ。たとえば、人類最強のひかりの『銃痕』は空飛ぶギター。それで殴りつければ、建物ごと『終末』を吹き飛ばす威力があるんだ。同じくニャオの『銃痕』は帰還特化で、銃弾と標的を入れ変えるなんて芸当もできちゃうんだよ。個々の特性を活かした銃アクションは、スタイリッシュで最高にカッコいいんだよね!
一方『終末』の中にも、心優しいものはいる。Lunaもそのひとりさ。彼女は仕えていた『終末』の命令で心葉を殺そうとするんだけど、彼の境遇に胸を打たれ庇護欲が沸くんだ。心葉もまた彼女を大切に思い、委員会から命がけで守ろうとするのさ。様々な事情を抱えた登場人物達が織りなすドラマにも見入ってしまったよ。
たとえ相手が『終末』でも見捨てない心葉。どんな時でも人を救いたいという強い意思を持つ彼には胸が熱くなったね!
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下町娘のリーニャは、お世話になっている神官様に頼まれ、軽い気持ちで懺悔室でのバイトを始めます。しかし懺悔に現れたのはなんと『血染めの皇帝』の異名を持つ皇帝陛下! 彼の懺悔は「裏切り者を一族ごと殺した」という物騒極まりないもの…。しかし彼女は慄きつつも耳を傾け、シスター(仮)として全肯定。その日から陛下殿は懺悔室の常連となり、「シスターの好みを知りたい」という懺悔……いえ、恋の相談に発展したようです☆
それから皇帝様全力の溺愛&求婚が始まります。共にいる時に手を繋ぐのは当然で、彼女の可愛さを感じれば無言でハグをするのです。そして美味しいお菓子で餌付け……ではなく、贈り物にも余念がありません。林檎や犬が好きと聞けば彼女のために手配し、勝手に記すリーニャ日記は三冊目に突入! なんとも重く一途な愛は見事なほどですねぇ。そしてついに寝室に現れた彼ですが……まさかの「親睦を深めるための枕投げ」を大真面目に提案! 少々恋愛には疎いのはご愛敬ですね☆
しかし寵愛を受ける張本人は、城で出されるお菓子や料理に夢中。陛下に怯えない胆力が見事と一目置かれるほど! お二人の少々ズレつつ噛み合う具合が、なんとも癖になるのです♪