HOT!キミラノのイチオシ!
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お前のために髪を黒く染めたんだから……、気づけよな。
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華恋誰もが一度は想像するシチュエーションが楽しめるのも魅力的です♡
大輝くんの隣の席に座る圭ちゃんは、金髪とピアスがトレードマークの女の子。ところがある日、そんな彼女が金髪を真っ黒に染めて登校してきたんです! そういえば、大輝くんが教室で友達と「清楚な女の人が好き」と話していましたが……おやおや、これはまさか~?
教室では寝たふりをしながら、圭ちゃんは大輝くん達の恋バナに聞き耳を立てて情報収集。そして、彼の好みに寄せるよう実行に移しちゃうんです♪ そんな圭ちゃんの遠回しながらもストレートなアピールがとってもかわいいんですよ~! 彼が「手作りのお弁当を食べたい」と話していれば、指にケガをしてまで料理の勉強をするなんて、もう健気すぎですっ!
ですが、大輝くんに手作りのお弁当をせっかく食べてもらえても「礼はいらねえ」だなんてぶっきらぼうに返しちゃったり、まだヤンキーっぽさは抜けてないみたいですねぇ。でもでも、好きな人にしか見せない圭ちゃんなりのデレは、私達読者にはバッチリ伝わってきますよ♪
自分の気持ちをまだ上手く表現できない圭ちゃん。大輝くんも彼女の恋心に、早く気づいてくれるといいですねっ! 圭ちゃんの一途な恋の行方を、見守りたくなっちゃうラブコメですよ♪
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これは家族のために3度も結婚した令嬢が、最後に幸せになる物語。
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宙ついたあだ名は「看取り夫人」。誰しも来る”最期の時”に寄り添うよ
男爵令嬢、18歳のクロネリアは、父の借金返済のために高齢の老人との結婚を繰り返してたんだ。ついたあだ名は「看取り夫人」。そのことで、普通の結婚は望めないと諦めていたんだよ…。でも、彼女は誠心誠意、夫たちに向き合ってきたんだ。かつての夫たちは彼女の寄り添いで、余命が伸びたり、改心したり、穏やかな余生を過ごせたんだよ。看取るのって大変なイメージだけど、心に寄り添う大事なことでもあるんだなぁ。
今度の夫の公爵も、重い病と最愛の妻の死で塞ぎ込んでいたんだ。生前、妻を気にかけられず、恨まれていたのでは? と後悔する公爵に、彼女は庭の花壇のことを教えるんだ。奥さんの花壇は結婚記念日のたび、ひとつずつ増えていて、最後に増えた花壇は赤いアネモネ。花言葉は『君を愛す』なんだって! これも彼女が籠もりきりの公爵に、諦めずに話しかけ続けたから伝わったんだよね。彼女の根気強さには俺も尊敬しちゃうよ!
その心遣いは公爵だけじゃなくて、息子のイリスやアークの心も解きほぐしていくんだ。誰しも来る最期の時に寄り添うクロネリアが、壊れかけていた公爵家の絆をまた結んでいく。彼女の慈しみがしみわたるように伝わってくる作品だよ!
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オタク君こと小田倉さんは、クラスの金髪ギャル・優愛さんに頼まれて、彼女の付け爪を作ることになったんです。その工程が、趣味のプラモデルの塗装に似ていると気づいた彼は、そこから意外な才能を発揮していくことになるんですよ!
彼が作ったネイルはとても高いクオリティでした。とっても喜んだ優愛さんは、続けて難しいヘアセットのお願いもしちゃいます。ですが、それも小田倉さんにはお手の物。ドール趣味で髪型をいじるのが得意な彼は、彼女のリクエストに見事応えてみせます! みんなから「おしゃれだね」と褒められて得意げな優愛さんを見て、こちらもまた嬉しそうな小田倉さん。ただのオタク趣味だと思っていた知識や技術が、誰かを喜ばせるきっかけになるのは素晴らしいことですよね。
小田倉さんは、自分の「好き」を突き詰めたことで交友関係を広げ、日常生活を充実したものに変えていきました。もちろん、それも小田倉さんの人柄があってこそ。優愛さんのギャル趣味にも理解を示し、真摯に向き合おうとする姿は「ギャルに優しいオタク君」そのものなんです!
小田倉さんからは、自分や他人の好きなことに向き合う大切さを教えてもらえますよ!