人気沸騰中につき早速重版が決定した『俺、悪役騎士団長に転生する。』（カドカワBOOKS刊）の魅力を徹底的にご紹介！ イチオシポイントや作品の見どころなど、ラノべ紹介YouTuberのゆきともさんに教えていただきました。動画と一緒にご覧ください！
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俺、悪役騎士団長に転生する。
著者： 酒本 アズサ イラスト： kodamazon
処刑ルート直行の悪役騎士団長に転生したのは、最強の“お兄ちゃん”！？
傍若無人で傲岸不遜と悪名高い騎士団長ジュスタンは、自分が七人の弟を世話する大学生だったことを思い出す。
このまま悪行を重ねていたら処刑ルートまっしぐらだと気づいたジュスタンは自らの行いを正し、騎士団の悪ガキたちを良い子に躾け直すことに。前世でやんちゃな弟を育てあげてきた持ち前の「お兄ちゃん力」は、部下だけでなくお偉い様など様々な方面に作用し、イメージ改善どころか正義のヒーロー扱いされはじめ……！？
今流行りの悪役転生系の作品ですが、悪役になる前の状態に転生するわけではなく、周囲から恐れられている状態から始まるのは結構珍しいタイプかもしれません。
包容力が抜群な「お兄ちゃんキャラ」の主人公が物語の「悪役ポジションキャラ」に転生してしまうという、相反する要素の掛け算がしっかり効いていてキャラクターの魅力につながっています。ルックスからは想像できない可愛らしいキャラとのギャップが良いですね！
悪役騎士団長として生きてきた記憶を持ちながら、前世の包容力のあるお兄ちゃんだった頃の記憶を思い出すので、両方の性格がミックスされるんですが、本作の一番のポイントはこの主人公の性格の程よい混ざり合い方だと思います。
自分が蔑ろにしていた人たちを自分の手で幸せにしていく主人公の姿が好印象でしたね。そもそも、騎士団長になるくらいの武勇や知略を持っているキャラなので、そこに包容力まで加われば、無敵のキャラになっちゃうってもんですよ！
全体的にあたたかい雰囲気が魅力的な作品なので、優しい主人公が周囲を幸せにしていく微笑ましい成り上がりストーリーが好きな人なら確実に刺さる作品だと思います！
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登場人物紹介
王太子の婚約者で、言い寄ってくるジュスタンを毛嫌いしていた。
魔物を浄化する力を持った聖女でジュスタンのことを友達と慕う。
悪逆非道で有名な騎士団長だったが大学生だった記憶に目覚める。