気になる「ライトノベル大好き!」なラノベインフルエンサーへインタビュー! 「はじまりとキッカケ」をテーマに、好きなライトノベルから自身の発信について伺ってみました。
連載第1回は、ラノベ紹介YouTuberの「ゆきとも」さんです。
YouTuberとしてのはじまりとキッカケは?
──動画を投稿するキッカケになった出来事を教えてください。
元々、ブログでラノベの感想を投稿したり、コミックマーケットでラノベ評論本を出していたんですが、YouTubeでラノベ紹介をしている方がいると知って「時代はやはり動画か!」と思い、特に深く考えずに始めました。ラノベをもっと色々な人に知ってもらうにはどうすれば良いのか考えたとき、動画に可能性を感じたのもありましたね。あと、コロナ禍でどんどん社会が閉塞的になっていったので、新しいことにチャレンジしたい気持ちもあったと思います。
──投稿するにあたって「こだわり」を教えてください。
その作品の「面白さ」を伝えることを一番重視しています。批評的な立ち位置ではなく、作品が持つ魅力や、自分の感情を揺さぶられたところを徹底的に褒めまくるスタイルですね。自分が作る動画や感想を見た人が「そんなに言うなら買ってみよう」と、作品に手を出すきっかけになって欲しいと思っています。逆に「じゃあ買わなくていいか」となるのは、自分の望むことじゃないので、そういうきっかけにならないように注意しています。
──ご自身の動画で、おすすめの動画を教えてください。
新刊紹介やおすすめ紹介動画はぜひ見て欲しいのですが、個人的に気に入っているのはラノベの表紙に注目した動画ですね。イラストだけじゃなく、デザイン部分に着目した動画なので、新鮮な面白さがあると思います!
ライトノベルを好きになったはじまりとキッカケは?
──初めて読んだ本や、今までで一番印象に残っている本などを教えてください。
自分でお金を払って初めて購入したのが『半分の月がのぼる空』(電撃文庫)だったので、とても思い出深いですね。なんで読もうと思ったのかは忘れてしまったんですが、ボロボロ涙をこぼして読んだのを覚えています。今でも自分の好みに影響を与えていると思います。
それと、ラノベを読み始めた頃で、特に印象に残っているのは『灼眼のシャナ』(電撃文庫)ですね。当時学生でお金がなかったので、2周、3周と何度も読み返していました。電撃文庫のメディアミックスの勢いが増していた時期だったので、アニメや漫画など複数メディアで作品を楽しめたのも印象的でしたね。あと「シャナ」せいで(おかげで?)厨二病が爆発したのは間違いないです!
──今注目するイチオシの作品は何ですか? その作品を好きになったキッカケと、推しポイントを教えてください。
新作で3作品をピックアップさせていただきました。
『凡人転生の努力無双』(電撃文庫)
努力&チート型の主人公が際限なくどんどん強くなっていく展開と、魔術理論の作り込みが面白いシリーズです。「魔」と「人」の戦いを中心にした世界観も良くできていて、現代異能バトルジャンルの復活を感じさせる新シリーズでした!
『やがて黒幕へと至る最適解』(HJ文庫)
黒幕系の主人公が暗躍する物語は、ここ最近のラノベのトレンドになりつつあると勝手に感じていますが、その中でも特に完成度の高い新シリーズでした。長い歳月をかけてヒロインを救うための計画を作り上げた状態で、過去世界へタイムリープするところもワクワクします!
『この物語を君に捧ぐ』(講談社ラノベ文庫)
こちらは単巻完結だとは思うのですが、1冊での満足度がとても高かった! 元天才小説家と編集者志望の女子高生が、物語づくりを通じて絆を育んでいく展開が素晴らしい。様々な困難の末にたどり着いた結末にも感動しました。
ゆきともさん、インタビューにお答えいただきありがとうございました! いつも素敵な作品に出会えるキッカケを作って頂きありがとうございます。これからも応援しています!
■ゆきとも
おすすめのライトノベルや、最新情報を週2~3回更新! ラノベの面白さを紹介しているYouTuber。
YouTube:@yukitomo
X:@yuki_tomo624