あらすじ紹介
未来知識で最適解を導き、少年は最強の黒幕へと至る!!
没落した公爵家当主アルテシアに絶対忠誠を誓う青年カルツ。
彼はアルテシアの死が世界を裏から支配する六大公爵家によるものと知り、十年の時を費やした後で過去世界へと回帰した。
そうして10歳の孤児となったカルツは、未来の知識を武器に本来は死ぬ運命にあった優秀な者達を仲間として迎え入れ、アルテシアを救うべく六大公爵家をも超越する真の黒幕として暗躍を開始する!
「これが――お前を殺すために組み上げた最適解だ」
最愛の人のため世界そのものを書き換える暗躍無双ファンタジー!!
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みんなからのレビュー
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よっち
34恩義ある没落した公爵家当主アルテシアに絶対的忠誠を誓う青年カルツ。彼女の死が世界を裏から支配する六大公爵家によるものと知った彼が、過去世界へと回帰する暗躍無双ファンタジー。過去に舞い戻り10歳の孤児となったカルツが、未来の知識を武器に本来は死ぬ運命にあったルチアなど、鍵を握る人物たちを死から救って協力関係を結び、六大公爵家を超越する真の黒幕として暗躍する展開で、時にはヒロインたちに可愛がられながら、以前と異なる立ち位置からアルテシアを支えようとする彼の決意がこれから何をもたらすのか今後の展開が楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
Liuche
31【KU】自身を救ってくれた恩人を謀殺された主人公による復讐譚。恩人の死後あらゆる情報を調べだし回帰。恩人に救い出された地点まで戻り本来とは別行動の開始。死ぬはずだった主要人物の救出や未来を把握している利点を有効に活用した次へ繋がる最適な行動。そしてようやく1人目。残りの5人への影響はどうだろう。また、恩人への花の名前で目的を伝えるスマートさが良いね。面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
和尚
25めちゃくちゃ面白かったですね! あらすじにある流れそのままなのですが、時を戻った理由、助けた人間がどう繋がっていくのかを主人公だけが知り、読者や作中の仲間には少しずつ明かされて行く書き方で、この流れがすごくワクワクさせられてとても好みで面白かったです。 目的、そして練られている謀略、続きが楽しみです! 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
16帝国を牛耳る六大公爵家に忙殺された主のために、十年かけて準備した青年が過去へ回帰し、未来を変えるために黒幕になっていく物語。―――裏からの繰り糸で操れ、黒幕を自称する愚者すらも。 あらゆることを調べ上げ準備する先、回帰した過去で暗躍する物語であり、他の何物をもという覚悟で時に表舞台でも暗躍を為す、暗躍ものとして面白い物語である。まずは1人目、操り人形に変え。その先に大地を手に入れ始まるのは、新たな暗躍。いつか世界は変わるかもしれぬ中、少年はこれからどうするのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
ミヤト
14レビュアープログラムより。最近流行りの時間逆行もの。前回と同じ轍を踏まぬよう、丁寧な下準備をおこなっていく。全体的に完成度が高く、主人公もヒロイン群も齟齬のない、魅力的なキャラクターに仕上がっていた。一巻の掴みとしてはかなり上々のスタート。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2024/05/01
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784798635293
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
敬愛する主人を救うためならば手段は選ばない! 謀略まみれの頭脳戦!
アルテシアを謀殺したのは、帝国内で覇を競い合う六大公爵家ッス。対するカルツは彼らと戦えるような武力は一切持たない、ただの貧民の少年なんスよ。だけどカルツには未来を知っている情報アドバンテージがあり、それを利用できる頭脳が強力な武器になるんス! 力となる金銭の確保、商人とのコネ、謀殺されかけていた他国の王族救出を行い、帝国内での影響力を凄まじい速さで高めていく姿は、あまりの強キャラ感にほれぼれしてしまうッス!
カルツの目的はアルテシアの救済以外にも、憎むべき公爵家にしかるべき報いを与える事。 謀略は謀略で返すえげつない手段を使いながら突き進む姿はまさにダークヒーロー! やがて公爵家の陰謀を吹き飛ばす事件の黒幕となり、全てを動かすための最適解を駆け抜ける男の謀略無双劇が楽しめるッスよ!
仲間との関係性とコミカルな掛け合いに癒されるの!
見た目は子供のカルツだけど、【回帰】前の記憶を持っているから態度も言葉も大人そのもの! そんなカルツと彼女たちの関係がとっても面白いの! お嬢様なフェイユはカルツの態度が生意気な子供のように見えるから、お姉さんぶって抱きしめようとしてからかってみたり、友達みたいに悪口を言いあうんだから!
ルチアの方は作戦でカルツのメイドに扮するんだけど、事あるごとにカルツを「坊っちゃん、坊っちゃん」って可愛がるから、とっても微笑ましいの~。カルツはというと、作戦とは関係ないところでもずーっと坊っちゃん呼びのままだから、いい加減やめてほしいって渋い顔! だけどそんなのお構いなしにメイドとして振舞うルチアにはくすくす笑いっぱなしだったなぁ。
シリアスな物語のなかで、そうやって仲間達と楽しげに絆を深めていくカルツ達。彼らの何気ない日々がずっと続いて欲しいって思えるの。