
キャラのギャップがいい作品
キャラのギャップがいい作品です。
ある程度の著名作から取りました。
そのギャップは、過去に何かがあったり、あるいは作者が何かを伝えたかったりしているから存在しています。
その辺を噛みしめればよりラノベを楽しめるのではないでしょうか?
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ここがオススメ!
キノの旅の主人公はキノ、シズ、師匠の3人だとぼくは思います。過酷な「旅」という環境の中でそれぞれの性格の人たちがどのように行動するのかを描いた作品です。
いかに自分が得するかだけを考える師匠、「自分さえ良ければいいです」と言いながらも他人の命はある程度大切にしてしまうキノ、時には自分を投げ打ってまで人を助けるシズ。さらに、中には同じ場面に3人をそれぞれ登場させたらどうなるかを書いている話すらもあります。そんなキャラ同士の対比が素晴らしい作品です。 -
ここがオススメ!
現役の高校生でありながら、同時に戦略級魔法を使いこなす人間兵器でもある主人公:司馬達也。彼には三つの顔があります。一つ目が兵器として冷徹に敵を殺すことだけを考えている時。彼はその生まれから、一つを除いて思考の邪魔になるほどの強い感情を持てません。そんな作られた達也が一つ目です。
二つ目が、深雪と一緒にいる時です。深雪に向ける感情のみが本物の感情であるので、これが彼の素であると言えるでしょう。
そして三つ目は、友人グループの中にいる時です。前途した通り、この感情は本物ではありません。それでも、達也は友人たちを思いやり、友人たちから頼られ、慕われています。
達也のギャップがとてもいい作品です -
ここがオススメ!
とある事情によりお互い以外の人間に対して極度の人間不信に陥っている主人公の空と白。そんな2人は、だからこそ、お互いに極度に依存し合っています。それこそ、お互いがいなければまともに思考もできないに。
その一方で、この2人は、2人が揃ってさえいれば、最強たりえます。それは人の身一つで、人より遥かに優れた種族たちに次々と勝利を重ねていくほど。
そんな、比翼の鳥というのもおこがましいほどの、切っても切れない兄妹だからこそ、その2人が離れた時、それは大きなギャップとなって、物語の味を出すのです。