キノの旅 the Beautiful World
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キノの旅 the Beautiful World

世界は美しくなんかない。
時雨沢恵一 (著者) / 黒星紅白 (イラスト)
シリーズ:キノの旅

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あらすじ紹介

「キノはどうして旅を続けているの?」 「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」 ―――短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。今までにない新感覚ノベルが登場!

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • つむぎ
    つむぎ
    素敵な作品です。時間を経て二度もアニメ化されるほど、多くの人に愛されている名作。

    主人公のキノと人間の言葉を話す二輪車のエルメスが訪れる国は、どこもちょっぴり過激で風変わりな国ばかり。それなのに、読んでいるうちに不思議とそんな世界が愛しくなってきます。
    どのお話も短編だから読みやすいし、これから小説を読みはじめる人にもおすすめの作品です。

    読んだあとは、きっといつもより世界がまぶしく見えますよ。
  • レオン
    レオン
    主人公の旅人キノが本当に魅力的なんだ。

    冷静で、日ごろから銃の手入れや訓練を怠らない。危険な敵を前にしても、持ち前の銃の腕で淡々と撃ち倒していく。そういうストイックさがあるかと思えば、相棒のエルメスと軽妙なおしゃべりをすることも。
    決して冷酷じゃないし積極的に殺しはしないけれど、やるときは躊躇しない。そういうオンとオフが、旅という厳しい環境を楽しむコツなのかもしれないね。

    ページをめくって、二人の楽しい旅にどこまでもついていきたくなるよ。

みんなのデータ

  • 43
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  • 34
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みんなからのレビュー

  • 昼夜

    「ライトノベル、人気」で検索すると必ず出てくるので存在は前から知っていましたがアニメがきっかけで読みました。主人公キノの旅の物語を淡々と箇条書きのように書かれた文章を読んでいると「星の王子さま」を思い出しました。ひとつの国にだいたい3日間の滞在でキノと出会った人たちとの会話を見ていると、あまりに極端な常識と価値観で実際にはあり得ないことなのに日々このことに触れているかのような既視感を感じる不思議さで心がザワザワしました。特に「平和な国」は自分の平和ボケさとパレスチナ問題を想起してチクチクしました。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ソラ

    久しぶりに再読。 ライトノベルを読むようになった記念碑的作品。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • としなり

    18年前の古いラノベ第1巻。奥付に70版とあって人気は高い。訪れる国々はいびつに破綻していて現代への風刺とも取れる内容。踏み込みは浅く、あっさりと流して終わる飄々とした作風。他人事に関わろうとしないが、やるときはバッサリと。その辺りの展開が面白い。ドライな孤独感と幻想的世界観が印象的でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • miroku

    童話・寓話・ファンタジー・SF。様々な先行作品を咀嚼し、解体し、再構築しオリジナリティを加えて、小説は出来上がる。・・・のだろう。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • りさ

    髪を乾かす時間にちょっとずつ。乾くのに時間がかかるので、1日1話くらいのペース。キノが1つの国に3日間滞在する様子を1話完結で。読みやすいけど、書いてある内容は若干重めで考えさせられる。ずっといつか読みたいと思っていたキノの旅を最新刊以外一気に大人買い。平和の国が時勢柄一番心に残ったかな。しかし、なんでエルメスしゃべるんだ? 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2000/07/25
  • 定価
    671円(本体610円+税)
  • ISBN
    9784048668491

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