せんぱい、ひとつお願いがあります

【後編】対談風『今はまだ「人の心がある」と主張してますけど。』

※注意※

こちらのエピソードは、【1巻内容のネタバレを含みます】


1巻読了後に読まれることをおすすめします。


また、前編は涼暮皐先生のカクヨムに掲載されておりますので、よろしければそちらも読んでいただけると嬉しいです。


それでは、ここから本編です。お楽しみいただければと……!


===================================

(前編あらすじ)

涼暮先生・担当ともに「エピローグいい話だったよね」と結論が出た。

はずだった…………



【担】

エピローグでいい話だったな~と思ったのに、2巻冒頭の話を聞いたとき「ひょっとして涼暮すずくれ・人の心・こう先生には人の心がない……?」と思いましたよ!


【涼】

なんでですか。担当が作家の風評被害を撒かないでくださいよ。どういうことですか。


【担】

生まれて初めてヒロインが「寝取られた!?」って叫ぶラノベ見ましたよ、僕。


【涼】

そうですね。寝取られてはいませんものね。灯火とうかは大袈裟ですね。そもそも灯火とうかの彼氏じゃないですからね。W(わたしのほうが)S(先に)S(せんぱいを)……。


【担】

あの感動のラストシーンで、伊織いおり灯火とうかに首輪をつけて「俺のもの」宣言したようなもんじゃないですか。なんでその日、その流れのまま2巻冒頭であんな仕打ちを……


【涼】

本人そんなつもりないですし。何もないところから彼女が急にえてきただけじゃないですか。


【担】

「と゛ほ゛し゛て゛こ゛ん゛な゛こ゛と゛す゛る゛の゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛」ってなりますよ灯火とうかちゃん。メインヒロイン失脚RTAですかこの作品は。


【涼】

よくあることです。


【担】

それがよくあるのは涼暮すずくれ先生の住む宇宙だけですよ……


【涼】

いや、ラブコメではよくありますよ。これ完全に、急に自分のことを好きな新たなヒロインが登場したシーンじゃないですか。


【担】

ちょっと納得感あるのがなんかいやですね……


【涼】

まあ新キャラの彼女が伊織いおりのことを好きだなんてぼくは微塵みじんも保証しませんけれど。


【担】

ほらまた怖いこと言ってる! ホラーですよホラー!


【涼】

いや普通ですよ。当然の話しかしてません。


【担】

ぼくのしってるふつうとちがう……


【涼】

それに、彼女がああいう行動に出たということは、彼女にもそれなりの理由があってのことだと思いませんか? どうするんですか。本当は彼女のほうが、灯火とうかよりずっと前から伊織いおりのことが好きだった、とかだったら。知りませんよ。


【担】

まぁ涼暮すずくれさんの担当として、理由と、そこから生まれるストーリーが面白いってのは確信があるんですけど……


【涼】

本当に知りませんし。


【担】

知らんのかい! あんた著者でしょ!?


【涼】

さあ……? そもそも彼女が犯人かどうかもわからないですし……。


【担】

……ともあれ、灯火とうかが自分の身を犠牲にして姉を生き返らせようとして、それを伊織いおりが「僕を犠牲にして生き返らせてもいい」って超かっこいいこと言いつつも、最終的には「今は、灯火とうかが良い」って灯火とうかを選んで、大団円だったわけじゃないですか。


【涼】

はい。


【担】

そんな感動的な告白されたら、灯火とうかちゃん的にはもう一生モノですよ。多分灯火とうかはこれを越える告白は今後一生受けられないでしょうよ。


【涼】

告白……?


【担】

えっ、これ実質告白では……? 少なくとも灯火とうかはそう思ってそうですが。


【涼】

考えが甘い……。


【担】

涼暮すずくれさんから貰った「考えの甘いラブコメ」ってアイデア帯に入れる判断したの、僕ですからね……ぐぅのもでませんわ


【涼】

まあ灯火とうかは晴れて思いが通じあったと思ってるでしょうけれども。


【担】

ですよね!? しかも朝迎えに行ったら、プレゼントにチョーカー貰うわけじゃないですか。ブレスレットと勘違いしてたとはいえ首輪ですよ首輪、実質「おまえは俺のモノ」宣言ですよ。


【涼】

そんな宣言する男、やめたほうがいいとぼくは思いますが……。


【担】

あなたの書いた主人公だよ……?


【涼】

いや当人はそんな宣言したつもりないですから。


【担】

えぇ……? まぁ、それでも、二人仲良く学校に向かっていくところで1巻終わるわけじゃないですか。1巻終えて2巻冒頭で、そのままの時系列でつながっていて


【涼】

繋がってますね。


【担】

なんで朝から幸せな気分に浸っていた灯火とうかちゃんを開幕数ページで不幸のどん底にたたき落とすんですか……?


【涼】

そんなこと、ぼくに言われましても……


【担】

むしろ涼暮すずくれさん以外の誰に言えと!?


【涼】

伊織いおりに。急に洗脳される伊織いおりが悪いんですよ。


【担】

伊織いおりに……


【涼】

ないし下手人げしゅにんに。


【担】

下手人げしゅにん貴方あなたでは?


【涼】

作者なんて物語の奴隷どれいですよ。

ぼくは面白さという絶対に逆らえないだけ……。


【担】

それを面白いっていっちゃうあたり、涼暮すずくれさんも人の心ないのでは?


【涼】

「あんだけ感動的なシーンでハッピーに終わった灯火とうかが直後に伊織いおりを寝取られたら超面白いな」と思いついてしまったのが悪いのであって、ぼくが悪いわけではありません。


【担】

「2巻冒頭出来たんで送りますね」って言われて、ウッキウキで読み始めて、10分後には死んだ目になってた担当のことちょっとはおもんぱかって……?


【涼】

それに、担当氏は聞いた直後に「じゃあ二巻の冒頭を公開しましょう」って言ったじゃないですか。


【担】

そうですね、言いましたね、僕も面白いと思ったので。


【涼】

なら責任は担当氏にありますね。


【担】

そうですね。……いやちょっとまってください、僕は灯火とうかちゃんほどチョロくないです。


【涼】

読者まで巻き込んだのは担当氏です。ぼくは「酷ぇことしやがるな」と思いました。


【担】

それは言い逃れできない僕の功績ですね。


【涼】

功績って言ったし。


【担】

いやーでも、1巻で本当にいろんな事態あったじゃないですか。


【涼】

いろんな事態て。また話反らしましたね。


【担】

陽星ひせに起こっていたこととか、玲夏れいかと仲直りしたりとか、灯火とうかが消えかけたりとか、伊織いおりも消えかけたりとか。


【涼】

「歩く伊織いおりのトラウマ1」と「歩く伊織いおりのトラウマ2」ですね。生きて腸まで届きますよ。


【担】

呼び方ァ! 伊織いおりの胃腸ボロボロでしょうよ……


【涼】

そりゃトラウマが腸まで届いたらそうでしょうよ。


【担】

本作、大体悪いの《星の涙》じゃないですか。


【涼】

そうですね、悪いのは星の涙です。星が悪い。ぼくは悪くない。


【担】

でも、そんな事態も全て乗り越えて、《星の涙》を1つ返して、「あ、対処できるんだ」って希望も持ったわけですよ、僕も。読者的には。


【涼】

まあ「進行中の事態」でしたからね、今回。まだ取り返しがついた。


【担】

そこからの2巻冒頭でいきなり《星の涙》案件発生ですよ。


【涼】

いきなりですね。かわいそう。


【担】

僕は「これ書いた人、星の涙か?」って思いましたよ。


【涼】

これ書いた人、星の涙か。


【担】

多分血も涙もない。


【涼】

星の涙さんをあまり悪く言わないでくださいよ。等価交換の原則すらくつがえす奇跡の石ですよ。


【担】

まぁ、一応願い叶えてくれますからね……代償でかすぎますけど。


【涼】

1番と2番なんだから、代償のほうが小さいはずなのに……。人間が愚かなのが悪い、と星の涙さんなら言うでしょう。

希望の格安通販ですよ星の涙は。お電話は空まで。


【担】

オブジェクトクラスKeterでしょそれ……


【涼】

Safeクラスですよ、せいぜい。


【担】

それにしてもまさか、まなつが伊織いおりにあんなアプローチを仕掛けてくるとは。1巻だと、かけるの口から名前が出てくるのと、灯火とうかを探しに行くところで会って軽く会話しただけじゃないですか。


【涼】

そうですね。まさかメインキャラだとは思わなかった方が多いのではないでしょうか。


【担】

僕も何も聞いてなかったですからね。この後どうなるのかも聞いてないですし。


【涼】

まあかけるが接触してた辺り、たぶん1巻の段階から裏で動いてたんだと思いますけど。そう考えると、1巻で伊織いおりが会ったときのまなつの反応も意味深ですよね。


【担】

もしお答えいただければで良いんですけど。


【涼】

なんでしょう。


【担】

まなつちゃん、もしかしなくても腹黒ですか……?


【涼】

失礼な。あんなに純粋で一途なまなつちゃんに向かって。


【担】

OK、その言い方で大体察しました。覚悟しておきます。


【涼】

まなつちゃんがなぜ伊織いおりに執着するのかを知ってから同じことをもう一回言ってみてもらいたいものですね!


【担】

いやもう、その言い方の時点で話の方向性が今から怖いんですが!?


【涼】

2巻を詠み終わる頃には、灯火とうかよりまなつを応援しているかもしれませんよ!


【担】

僕は灯火とうかちゃん一筋なので……


【涼】

あるいはどっちにもしあわせになってほしくてデッドロックになるかもしれませんよ!


【担】

1巻であんなに頑張ってたじゃないですか、灯火とうかちゃん。ぽっと出の女に負けず幸せになって欲しい……


【涼】

でも、まなつちゃんを救えるのは伊織いおりだけですよ、たぶん。


【担】

まぁ、ヒロインを救うのは主人公と古来より相場は決まっていますからね。でも灯火とうかもヒロインですよ……?


【涼】

誰も悪くないんですよ。でも一人分の陽だまりに、灯火とうかとまなつ、二人は入れないので……。


【担】

そこでなんでまなつちゃんを入れようとするんですか!?

あとは1巻で、玲夏れいかとの諸々には決着が付いたので、陽星ひせも絡んでくるのかな?とちょっと思ってて。陽星ひせの記憶問題、解決してないですからね。今回、方向性は真逆ですけど伊織いおりに起きてるのって似たような事態じゃないですか。


【涼】

何をどうやったら解決できると思いますか、あれ。


【担】

えっ……解決法ないの……?


【涼】

いや知りませんけど。担当氏が伊織いおりならどうしますか。


【担】

僕が伊織いおりなら……? 

……灯火とうかと二人で遠くの街に行って、過去の知人とは全て縁を切って幸せに暮らしますね。


【涼】

陽星ひせをどうにかする気ゼロじゃないですか。バッドエンドですよ、それ、だいたい。


【担】

いや、でも、やっぱりそうやって暮らしてる二人とは別に、何も知らずに今日も笑顔の陽星ひせの横でなげいているであろう玲夏れいかを見たいですね。


【涼】

想像もしないベクトルから人の心のなさを見せてこないでくださいよ。


【担】

これもひとつの幸せの形かな、って。


【涼】

「これもひとつの幸せ」で納得する主人公、最悪ですよ。それ主人公が言ったらダメなやつですよ。玲夏れいかをあんだけいい子と言っておいて、なんで玲夏れいかを曇らせようとするんですか。俺ですら「さすがに玲夏だけは申し訳ないから笑顔でいてほしい」と思うのに……。


【担】

でも灯火とうかの件が解決したとしても、1巻時点でまだ陽星ひせが、2巻冒頭でまなつが、それぞれ《星の涙》案件対象なわけで。玲夏れいかも絶対いつか来るだろうな、と思うと不安で夜も眠れない。これだけは真実です。


【涼】

なんせ、7つあるらしいですからね。


【担】

まだ1つしか解決してないですからね。


【涼】

玲夏れいか、何気に星の涙の影響が効いてない風でしたしね。なんかありそうですね(棒)。


【担】

説明されてないのに「星の涙の力だ」で納得してましたからね(笑)。絶対何かありますよね(愉悦)


【涼】

人の心がない……。


【担】

ありますよ、あるから気にしているのです。玲夏れいかは、果たしてどういう目に遭うのか。


【涼】

愉悦ゆえつしないで言ってください。「どういう目に遭うのか」の時点で大分ひどいですよ。


【担】

おかしいなぁ……僕はこんなに人の心に満ちあふれているのに……。

でも、正直本当に怖くて。今のところ、小織こおり以外の登場人物ってみんな小学or中学からの付き合いじゃないですか、伊織いおり灯火とうか流希りゅうき陽星ひせ玲夏れいかかけるで。


【涼】

そうですね。


【担】

灯火とうか流希りゅうきから石を貰っているとして、ここに小織こおりとまなつ入れて7人じゃないですか。絶対何かありますよね……?


【涼】

まあご想像にお任せしますが、伊織いおり、割と過去の記憶が消えてるらしいので、もっと複雑な何かがあるかもしれませんね。星の涙それ自体の設定、作中で出てるのは大半が伊織いおりの「推測」なので。


【担】

ちょっとまってください。なんか唐突にすごい設定明かされてませんか……? 伊織いおりは割と過去の記憶が消えてる……?


【涼】

消えてるというか、まあどうにも覚えてないとか言ってたじゃないですか。あれ、本人が本当にただ忘れただけとは限らないですよね。そりゃね。


【担】

えぇ……これが、人の心が生んだ話か……?


【涼】

そもそも伊織いおり「星の涙が関わる事件」に遭遇するの、灯火とうかの件で「三回目」だって言ってましたからね。


【担】

そういえばそうだった……おかしいなぁ、なんか回数があわないなぁ。


【涼】

その辺、ここだけの話、伊織いおりが「水曜日の放課後は用事がある」って言ってるのと関係あるらしいですよ。


【担】

涼暮すずくれさん、もっとキャラクターを大事にしてあげてくださいよ……面白いから僕は良いんですけど。


【涼】

いや、ぼくほど彼らというキャラクターを大事にしてる人間、そうはいませんから。


【担】

大事にしてるキャラクターにこの仕打ち……


【涼】

作者がこの世でいちばん自分の作品のキャラクターを大事にしてるに決まってるじゃないですか。愛ですよ、担当氏……。


【担】

なんかすごくかっこいいこと言ってるけど、その愛、何かにぶつかってゆがんでたりしません? 具体的には流れ星とか。

大事にしてる結果が2巻でぽっと出のヒロインが灯火とうかから伊織いおりを奪う話ですよ。おかしくない? 


【涼】

おかしくない。かわいい子には旅をさせているだけです。甘やかすことは愛ではない。

2巻では、その灯火とうかちゃんが、玲夏れいかの力を借りてせんぱいを正気に戻そうとがんばるんですよ。健気じゃないですか。あ、これ2巻のお話ですけど。


【担】

玲夏れいかの力を借りるんですか! それ初めて聞きましたよ、めっちゃ楽しみになってきた。でも涼暮すずくれさんなら、伊織いおりが「僕は……正気に戻った!」って言う展開絶対入れるだろうな、って思って期待してますからね。


【涼】

それ正気に戻ってないときの台詞なんだよなあ……。

玲夏れいかは、頭脳労働担当です。真面目にどうにかする方法を考えてくれます。


【担】

玲夏れいか、多分登場キャラのなかで一番頼りになりますよね。


【涼】

灯火とうかは肉体労働担当なので「わたしがもっとアピールすれば、わたしにメロメロなはずのせんぱいを取り戻せるのでは……!?」と思って、1巻以上にアピールします。


【担】

あれ……? ちょっとポンコツ度上がってないですか……?


【涼】

灯火とうかがポンコツじゃなかったことなんて過去一度たりともない……。

で、それを見た玲夏れいかが「この子、もしかして、私がついてないとやばい……?」と思って、手伝ってくれます。玲夏れいかはいい子だね……。


【担】

ええ子や……でも玲夏れいかも割と突発的な逆境には弱いですよね。


【涼】

まあ玲夏れいかもなかなかどうしようもない事態ではありますし、そもそも相方が灯火とうかなので。


【担】

帯に「考えが甘い」なんて書かれるヒロイン、そういないですしね……。


【涼】

ぼくが書いたんじゃないんですけど。


【担】

いまさらですけど、タイトルと帯繋げると人の心がない、って言われてたの面白かったです。涼暮さんは古宮先生にも「人の心がない」って言われてましたね。でも僕は人の心があります。あいはぶ人の心。


【涼】

今日これだけ底を晒しておいて……。


【担】

カバーを上から読むと「せんぱい、ひとつおねがいがあります」「今はまだ幼馴染の妹ですけど。」「お姉ちゃんより私を選んでくれますか?」からの「考えが甘い」ですからね


【涼】

そのタイトル考えたのも担当氏じゃないですか。


【担】

でも爆笑しながらOKしたの涼暮すずくれさんじゃないですか。


【涼】

本編読んだ人は『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』の時点でアウトだと思いますよ。


【担】

#何一つ嘘は言っていない


【涼】

何が今はまだですか。続き「わたしがお姉ちゃんになります」じゃないですか。


【担】

そんな暗黒意図あんこくいとは全然無かったんですよ、「姉の方が自分より魅力的なことを理解しつつもアピールせずにはいられない健気けなげな妹心」がタイトルのテーマです。


【涼】

いや「姉より自分を選んでほしい健気けなげな妹心、に見せかけて実は自分が死んだ姉に成り代わろうとしているという覚悟」ですけど。悪質な叙述トリックですよ。


【担】

でも叙述トリックにだまされる人見るのって面白くないですか?


【涼】

同意を求めてこないでください。そもそもこれ、「お姉ちゃんより、わたしを選んでくれますか」の帯に至っては、もはやラストまでほぼ嘘じゃないですか。「わたしより、お姉ちゃんを選ぶに決まってますよね」じゃないですか。ラストだけですよ考え変わるの。「むしろ姉を選んでくれ」とすら思ってますよ、灯火。


【担】

「最後にわたしを選んでくれれば過程や方法などどうでも良いのだ」っていう覇王的はおうてき乙女心おとめごころですよ


【涼】

覇道の「は」の字もないでしょう、灯火。


【担】

Twitterでも書きましたけど、多分お姉ちゃんである流希りゅうきが出てきてたら、あっという間に決着ついてたでしょうしね


【涼】

まあ流希りゅうきなら伊織いおりに影響できそうですけど……。


【担】

でも、その自覚がありながら頑張っていて、それでも「やっぱりお姉ちゃんの方が」っていっちゃういじらしいヒロインなわけじゃないですか、灯火とうかは。

そのいじらしさを凝縮させた結果があの帯です。


【涼】

灯火のいじらしさは作中で描きましたが、帯で描かれているのは担当氏のいやらしさですよ。


【担】

おかしい……僕はなにも間違ったことはしていないはずなのに……


【涼】

表紙からもあらすじからもイラストからも「星の涙」のくだり、完全に隠してるじゃないですか。「(考えが)甘い」の部分以外に何もないですよヒント。ああ、あとあらすじのラスト一文はあるか……。


【担】

そうですね、隠しましたね。でもちゃんと意図があるんですよ。「灯火とうかちゃんはこんなに可愛いヒロインなんだぞ」という所を全世界に見せたかった。


【涼】

意図、そこ? そこなんですか。もう逆に怖い。


【担】

これ以上僕が何かを語ると、涼暮すずくれさんに恐怖心もたれて担当外される可能性がありそうですね……。だいじょうぶ、こわくないですよ。


【涼】

いや、大丈夫ですよ。作家に人の心がありすぎるので、担当は人でなしくらいのほうがバランスは取れていると思います。


【担】

なるほどなー(棒


【涼】

win-winですね。


【担】

僕の一人負けだと思いますが?


【涼】

何かあったら全部責任おっ被せられますし。


【担】

おかしいな、僕の人の心をアピールするつもりだったのですが。ちょっとアピール方法を間違えたようなので、考え直して次回また持ち込んでも良いですかね


【涼】

逆効果でしたね。担当氏がアレなのはこれで周知の事実になると思われるので、もう持ち込んでこなくていいです。早々に諦めてください。


【担】

そう言われると俄然がぜんやる気わいてきましたよ。バージョンアップしておくので楽しみにしておいてくださいよ!


【涼】

さては話聞く気ねえな?


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