あらすじ紹介
双原灯火。幼馴染の妹で、同じ高校に入学してきた後輩でもある。自称・あざとい小悪魔系。自称・温もり大好きスキンシップガチ勢。そして「自称・先輩を慕う美少女」だそうだ。そんな小悪魔系(?)美少女後輩は、今日も早朝からわざわざ僕を迎えに来ている。ポイント稼ぎに余念がないな。
「せんぱい! 手! 手繋ぎましょう! 温もりくださーい!」
けれども僕は、僕だけは知っている。灯火が本当は照れ屋な子犬系で、手が触れるだけで赤面し、僕をからかいながらも内心テンパっていることを。小悪魔キャラは演技でしかなく、僕に近づく口実でしかないことも。そして――今はまだ、僕を好きではないことも。
みんなからのレビュー
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まっさん
41★★★☆ 迂闊に感想を載せるとうっかりネタバレを踏みそうになる今作ですが、とりあえずイラストの可愛らしさから甘々なラブコメ物を読みたい人は一度試し読みを確認した方がいいです。決してヒロインが可愛くない訳ではないのですが、今作のジャンルは恐らくSFラブコメ物と呼べるような物なので、そういった要素が苦手な人は少なからずいるのかなと思います。個人的にある程度事前情報を得ていたので心の準備が出来ていたのですが、やはり中盤以降の展開はかなりメンタルにきました。かといってラブコメ要素も十分に描いてくれているので読→ 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
40丘の上の七河公園で再会した幼馴染の妹・双原灯火。「流宮の氷点下男」と呼ばれる冬月伊織と、「自称・先輩を慕う美少女」の灯火の大切な人を取り戻そうと願う不器用な二人の物語。住む町に伝わる星の涙の都市伝説と、翌日からあざとく伊織に付きまとうようになった灯火の真意。幼馴染の妹とのあざといラブコメ展開はものの見事に裏切られて、伊織の苦い過去を絡めながら明らかになる不穏な状況があって、大切なものを諦められない灯火に真正面からぶつかってみせた伊織の想いと、二人で乗り越えた先に迎えた結末にはぐっと来るものがありました。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
34これはストレートなラブコメモノかと思っていたらとんでもない変化球投げ込んできたなw読み始めと読み終わりで全然帯の意味とか変わってくるじゃね~か。夜の公園で幼馴染の妹・灯火に出会った伊織は翌日の朝から付き纏われる。小悪魔系になりきれていない灯火とのあざといラブコメと思っていたら中盤ぐらいから不穏な空気になりだすし若干胃がキリキリッとなりながら読み進め、最後には灯火の想いさえも自身の本心からの言葉で上書きさせたシーンは良かったな。 続きを読む…
ネタバレあり -
もも
33友人からのおすすめで読みました。軽い感じのラブコメなのかな、なんて思ってたら良い意味で想像と違くてびっくり。先が気になってつい一気読みしてしまいました。うん、おもしろかった!これだけでも十分楽しめるけど、できることなら続編が読みたい…!5章の最後、氷点下男と周りから呼ばれる主人公伊織が、灯火の言葉で一瞬だけこれまでと違う表情を見せるシーンがたまらなく好き。 続きを読む…
ネタバレあり -
ツバサ
29序盤の甘々なラブコメが仮初だったと知るとそれまでの流れを一転したように苦い、苦しいラブコメに変わる。むしろ、残酷な方が落ち着くという作者の作風が輝き出します。続くか分からないですけど、単巻でもまとまってて良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2020/01/24
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定価682円(本体620円+税)
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ISBN9784040643236
関連サイト
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公式Twitter
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
主人公の伊織くんの気をどうにかして引こうと、おはようからおやすみまで伊織くんに絡んじゃう灯火ちゃんですけど、実は訳あって小悪魔でグイグイくる後輩キャラを演じていて...。
本当の灯火ちゃんはむしろ異性の前だとおどおどしちゃう仔犬系なんです。いざ伊織くんがその気になると、途端によわよわになっちゃって……ん~、愛らしすぎですよ~! 他の男の子を前にすると、小悪魔モードどころか伊織くんの背中に隠れちゃったりするんですよね。伊織くんにだけ必死で絡んでくる後輩ちゃんなんて、これはもう愛でるしかありませんよ! ギャップが可愛すぎて、演じているということを、忘れてしまいそうになるところは天然の小悪魔であります。
なぜ灯火ちゃんは頑張って小悪魔キャラを演じているのか。
「今はまだ幼馴染の妹ですけど」……読み進めた時にタイトルの本当の意味が理解できますよ!
いちばん大切なものと、二番目を引き換えに願いを叶える《星の涙の奇跡》。主人公の伊織くんとヒロインの灯火ちゃんはこの奇跡をめぐって奔走します。
主人公くんの伊織くんに小悪魔っぽく迫ってくる、灯火ちゃんの本当の思惑とは?
《星の涙の奇跡》の存在と、伊織くんと周りの関係には何かある?
散りばめられた謎が多く、最後までお話に引き込まれる、それでいて伊織くんと灯火ちゃんのコメディ会話で笑わされる、スピード感溢れる青春ラブコメです。
伊織くんに近づきたくてグイグイ迫る灯火ちゃんですが、それを塩対応する伊織くん。駆け引きになっているようでなっていない、そんな灯火ちゃんがとっても可愛いですよ!