第一章 魔王城は不思議がいっぱいです!(5)

       ◇


「武器庫っ♪ 武器庫っ♪」

 この先に待つ冒険を夢見て、ミルは廊下を軽くスキップして走っていく。

 この一ヵ月で城のいろんなところへと探検してみたけど武器庫はまだ覗いていない。武器なんて見ても面白くないと思ったからだ。

 だが今は違う。

 今後の冒険の相棒となる武器と出会えるかもしれないのだ。冒険者が武器屋を訪れる時というのはこういう気分なのかもしれない。

「お邪魔しまーすっ」

 たどり着いた武器庫の扉を躊躇なく開ける。

「おおーっ」

 さすが魔王城というべきか、王都でも武器庫を見たことあるがそれ以上の規模だ。

 壁一面にはずらっと戦斧と戦槍が立てかけられている。盾や兜などの防具などもかけられており、床には箱いっぱいに詰まった砲弾や甲冑などがいくつも置かれている。

 部屋は縦長で雑多に武具が置かれているから走り回るほどのスペースはない。

「何かあるかなぁ? おっ」

 部屋の中央に位置する樽の中にオークの腕ほどある鉄のリングがいくつも入っていた。

「うっ、重い……」

 見た目通り両手で持たなければならないくらい重い。よく見るとリングの内側に文字が刻まれている。読めないけどミルなら別の方法で読むことができる。

「女神の瞳なら――読めた」

 一旦リングを床に置いて手をかざす。


 魔法具:ソーサラーリング

 必要能力値:なし

 詳細:轟く雷の閃光が汝の怨敵を穿つ

 能力:雷の槍を放つ

 

 どうやらこれはただの装飾品ではなく雷の魔法を放つ魔具らしい。

 結構有用品だけど、こんなに重かったら実戦でつかうのは難しそうだ。おそらく大型の魔族用の魔具なのだろう。

「他は何かないかな……?」

 リングを樽に立てかけるように置いてから樽の中を漁る。

「これ使えそう」

 宝石で装飾された短剣だ。女神の瞳で見てみる。


 短剣:ルーンエッジ

 必要能力値:なし

 上昇能力:ちから35、かしこさ15

 特殊技能:魔法攻撃を吸収することができる。


 と魔法を吸収する短剣らしい。いずれ使えそうな短剣だ。せっかくだから持っていこう。

「やっぱり武器庫ってすごい! 他には……」

「おいお前! 何をやっている!」

 開かれた武器庫の扉から怒声が飛んできた。

 振り返るとそこには長槍を持ったリザードマンがいた。見回りに来たのだろう。扉、閉めておけばよかった。

「む? お前は魔王様が連れてきた捕虜か?」

 捕虜扱いなんだ。

「ちょっと見学を……へへ」

 訝しそうな目でリザードマンに睨まれたが、

「魔王様より自由にさせてよいと命令を頂いている。見学は自由だが危ないところに入るなよ」

 なんか許された。ラッキー。

「それよりお前、姫様を見なかったか? こっちに来たはずなのだが?」

「姫様?」

 一瞬考え込んで、すぐさま無言でミルは自分自身に指を差す。

「お前じゃない。魔王様の娘のマリー様だ。見てないか?」

「えっ!? 魔王様に娘がいるの!?」

 それは初耳だ。

「む、知らないのか。なら用はない」

「へぇ、魔王の娘かぁ~。脱走する前に一回は見ておきたいな」

「脱走?」

 あっ、失言だった。

「まさか武器庫に来た理由は――ハッまさかお前、武器を取って脱走する気か!? その手の短剣はそのためか!」

 図星!

「武器を置け! 抵抗すればケガでは済まんぞ!」

「ひゃあっ」

 長槍を突きつけられて、つい傍に置いたリングを手に取って身を守ってしまう。

 バリバリ!

「え?」

「ぐああっ」

 リングから発せられた雷の槍がリザードマンを撃ちぬいてしまった。そのままコテンととリザードマンは床に倒れてしまう。

「あう、ごめんなさい~」

 白目をむいているけどぴくぴくと動いているから大事には至ってないみたい。そういえばリザードマンは雷に弱いんだったけ。

 目を回して気絶している。大丈夫……かな。

「……ん、あれ?」

 ふと、ふわっと体が軽くなったような、力が湧いてきたような変な症状に見舞われた。もしかしてと思って自分の能力を女神の瞳で見てみる。


 名前:ミル レベル:15 HP:182 MP:77

 ちから:89 みのまもり:75

 かしこさ:67 きようさ:80

 すばやさ:70 うん:25


「おおおっ!」

 レベル2から一気にレベル15まで上がっている!

 魔族、魔物を倒すかダメージを与えたらレベルが上がる。今の雷の槍がミルの攻撃になってリザードマンを攻撃して気絶させたから、こうなったのだろう。

 確かにより強い相手と戦えば戦うほど、レベルの上り幅は大きい。以前、王都で冒険者からより強い魔物を倒したら自分もより強くなったと聞いたことがある。その現象が今ここで起こったのだろう。

 にしても――。

 魔王城クラスの敵ならこんなに上がるとは思わなかった。

「これ意外とすぐに強くなれるかも?」

 冒険のためのアイテムとレベル。すぐに終わりそうだ。

「う、う~ん」

 さっきバリバリしたリザードマンがゆっくりと起き上がった。さすが魔王軍の魔族だ。こんなすぐに目が覚めるなんて思わなかった。

「り、リザードマンさん?」

「う……お前は魔王様が連れてきた捕虜か?」

 さっきのこと覚えているかな?

「ほら、早くしないとマリー様がいなくなっちゃいますよ」

「はっ、そうだ。マリー様はどこに!」

「廊下の向こうの方に行きました」

「協力感謝する!」

 とあっさりと騙されて、リザードマンは廊下の奥へと走って行ってしまった。バリバリしたことを忘れてくれてよかった。じゃあ気を取り直して――。

「とりあえずこの短剣はもらって行こっと」

 次は宝物庫に行ってみよっと。


       ◇


「宝物庫さん、こんにちは~」

 ゆっくりと扉を開けると、中からひんやりした空気が流れてくる。よりよい武器を求め、今度はこっちに来てみた。

 宝物庫があるのは地下一階。ミルの手にはさっき借りてきた松明が握られている。光源がこれしかないから、明かりが切れたら一発で迷子だ。

 魔王城に来て一ヵ月経ったが、ここには前に一度来たことがある。ここにあるのは武器とか防具、魔具ばかりだ。入った時はドキドキしたけど、一回見たら満足してそれ以降入ってない。

 武器庫と違って特別な武具や魔具がそろっている。掘り出し物があるかもしれない。

 部屋を照らすと宝箱や宝石が飾られてある棚がいくつも置いてあった。武器庫と違って乱雑に床に置かれているという印象だ。宝箱からはネックレスのような装飾具もはみ出していたりする。

「宝物庫というより物置?」

 改めてそう思うくらいあまりにも物が多い。

 ミルは近くの宝箱を空けた。松明で中を照らすと、いくつも装飾品が詰め込まれていた。女神の瞳で見ると魔力を持たないただの宝石もあれば、軽度のエンチャントのかけられた魔具もあった。

 樽に適当に放り込まれていた剣や槍なども手に取る。やっぱりそこそこのエンチャントしかかけられていない。

 これでも王都で持っていれば一人前の冒険者と間違えられるくらい強い武器だけど、『魔王城』の武器としては弱く見える。

「本当に宝物庫なのかな……なんか違和感あるなぁ」

 冒険に出るならもっといい武器が欲しいんだけど――。

「こっちの宝箱は――いたっ!」

 足元に落ちていた剣に足を引っかけてしまった。暗いから全く見えなかったけど、足元も散らかっている。

「うわっとっとっと――あたっ!」

 片手に松明を持っているからバランスが取れず、石壁に頭からごっつんこしてしまう。

 ガコン。ゴゴゴゴゴ…………。

「へ?」

 ぶつけた先の石壁の一部が押し込まれ、ゆっくりと壁が引き戸のように開いていく。

「隠し扉! こっちが本物の宝物庫だ!」

 棚からスライム餅! まさに僥倖だ。けど考えてみると魔王城なんだから隠し部屋の一つや二つはあってもおかしくないよね。


 習得:探知スキル

 習得条件:隠し扉を見つける、または魔物の足跡を辿り続ける。


 突然目の前にウィンドウが現れた。どうやら隠し扉を見つけたことでスキルを習得したらしい。念のため自分の能力を確認すると確かにスキル欄に『探知』と追加されている。

 一定の条件を満たせばこういう風にスキルを取れることがあるというのは収穫だ。思いついたらいろいろ試してみると面白いかもしれない。

 それはそれとして……。

「お邪魔しまー……うわあぁ」

 ここは手前の物置(?)と違って綺麗な部屋だった。

 部屋の大きさは人が数人入れるくらいの小部屋だった。床には赤い絨毯が敷かれており、壁にはガラスケースにリングやネックレスなどが収められていた。おそらく何らかのエンチャントがかかった魔具だろう。

 そして正面の壁には――。

「これ魔剣?」

 人が扱えるくらいの片手剣だ。手に取ると、結構重い。というか振れる気がしない。

 鞘から引き抜くと黒い両刃刀身が現れた。さっそく女神の瞳を使ってみる。


 片手剣:魔剣ラグナロク

 必要能力値:ちから850

 上昇能力:ちから555、みのまもり250

 特殊技能:闇属性


「かっこいい!」

 魔剣ラグナロク。必要能力値がまるで足りない。というよりちょっとやそっと強くなったくらいで『850』という値に果たして到達するのだろうか。

 これは強すぎる。正直他のそこそこの剣でもいいかもしれない――けど使ってみたい!

 冒険者が強い武器とか自慢する理由がちょっとわかる。実際にギルドに行った時、他の冒険者にかっこいい剣を見せびらかして、ちょっと自慢したりとかしたい!

(ギルドかぁ)

 屈強な戦士や老練な魔法使いなんかがいて、武器自慢とか武勇伝とか語っているところを想像してしまう。そんなところにいる自分を思い浮かべる。憧れる。早くそんなところに行きたい。

 ならまずはレベルを上げなければならない!



 ということでやってきた訓練場。

 レベル上げならリザードマンの時にわかったけど、魔王城にいる魔族と戦えばレベルが上がるはず!

 一呼吸置いてから、鉄扉を開ける。

 同時にムワッとした熱気がミルの全身に当たる。

「おっ、また来たのかい人間の姫さん」

 一際体躯の大きいオークがタオルで汗をぬぐいながら、ミルの傍に寄ってきた。

 また――というのはこの一ヵ月で何度か城の探検している時に見学に来たことがあるからだ。

 イノシシのようなブタ鼻と牙を蓄えたオークは人間の大人より一回り以上大きい。子供みたいに小さなミルにとって、目の前に立たれると壁がそそり立っているかのような威圧感を覚える。

 このオークは前に来た時もいた。確かオーク隊の隊長らしく、他のオークたちよりも一際強いらしい。

「あの……今日は一緒に訓練してもいいですか?」

「はっはっは! 姫さんが訓練か! いいぜいいぜやってきな。武器はどうするんだい?」

「持ってきましたっ」

 とミルは持っていた大きなリングを見せる。さっき雷の槍でリザードマンを攻撃したあのリングだ。

「魔具か? おいおいそんなんじゃ訓練にならねぇぜ?」

「いいんです。オークさんはそこに立って、攻撃を受けてくれるだけで。ダメですか? やっぱり?」

 やはりやられ役というのは嫌だろうか? ただのサンドバッグになるわけだから。

「はっはっは! いいぜ。俺は丈夫だからな。好きなだけやってみな」

 豪気な性格だ。見た目通りというか、心が広い人で助かった。

「じゃあ行きます!」

 リングに魔力を送ると、オークに向かって雷の槍が放たれた。

「うおっ、結構いてぇな」

 リザードマンと違って、ダメージはあるものの気絶するほどではないようだ。隊長だからかそれなりに耐性もあるようだ。

(倒さなくてもレベルって上がるのかな)

 念のために自分の能力を調べてみたら、しっかりと1レベル上がっていた。

「おおっ!」

「ん? どうしたんだい? 姫さん?」

 オークが首を傾げていた。ミルがウィンドウを見ていることはオークにはわからないから無理ない。

 けどこれで経験値が入ることが立証された。気絶させた時より少しずつだけど入るなら繰り返せばいい。

「もっといっていい!?」

「どんどん来い! まだ休憩時間あるから好きにしていいぜ」

 優しい。訓練の合間の休憩時間を使ってくれていたようだ。せっかくだからこっちも遠慮せずにやらせてもらおう。

「じゃあどんどん行くよ!」

「おう来い!」

「えい!」

 バリバリ!

「おっ、今のは効いたぜ」

「えいっ!」

 バリバリ!

「おお……なかなか気合入ってるな」

「えいっ!」

 バリバリ!

「うっ、手が痙攣してきやがった」

「えいっ!」

 バリバリ!

「ちょ、ちょっと激しすぎねぇか?」

「えいっ! ふぅ腕疲れてきた」

 バリバリ!

「あ、足がしびれてきやがった」


 それから三十分経ち――。


「ま、待て! 少し休憩させてくれ!」

「え?」

 連続して五十回以上撃っただろうか。

 レベルは現在30レベルになっていた。当然まだまだちからの値は850にはたどり着いてない。

「はぁはぁ……なんか攻撃するごとに強くなってないかい、姫さんや」

 15レベルの時と比べて30レベルの方が能力値が高いからだろうか。どうやら魔具の威力は能力値の高さで上がるらしい。これは初めて知った。

「いつつ……」

 オークが腹を手で押さえていた。さすがに調子に乗ってやりすぎちゃったみたいだ。お腹のところがちょっと焦げている。

「あ、ごめんなさい」

「いいってことよ。これくらい唾つけときゃ治る」

 がはは、と笑っているものの、ちょっと可哀そうだ。

「ううん、ちゃんと治療するね。ヒール!」

 初期治癒魔法のヒールを使って、オークの腹に手を当てる。淡い光が傷痕を包み込み、即座に怪我が治った。

「おっすげぇ」

 焦げていたところをぽりぽりと指で掻きながらオークは感心していた。

「おお、治癒魔法か?」「あれって人間の姫さんだよな」「俺にも使ってくれないか!」

 いつの間にか周りには訓練で軽傷を負ったオークたちが集まっていた。ここでケガをしても魔法で治したりせずに薬草か自己回復で治すらしいから、こういった治癒魔法は貴重なのだろう。

「あ、じゃあ順番なら」

 と言ってミルは一人ずつヒールをかけていく。

「すげぇ! 治ったぜ」「気分が和らぐ~」「まるで聖女様だな」「おっ、それそれ! 癒しの聖女だ」とオークたちは絶賛。

「聖女様!」「聖女聖女!」とコールされるようになってしまった。

「えへへ、ありがとうございます。でも魔力が切れちゃってこれ以上は無理かも」

「そっか」「残念だぁ」ともっと癒して欲しかったらしい。

(魔法もいいなぁ)

 こうして魔法を使っているのも気持ちがいい。魔剣ラグナロクを使えるためのレベルアップだったが、治療魔法を極めるのも悪くないし、攻撃魔法も極めたいとも思う。

 そういえば魔王城の書庫には王都にはない魔術書が大量にあった。かしこさを上げればそれらの書物を読み解くことができる。もう少しレベルを上げて習得できる魔法が増えてきたら一旦書庫に行くのも悪くない。

(でも前衛職もやりたいなぁ)

 やっぱり武器を持って山のような火吹き竜とかオークさんとかと戦いたい。今はいないけどパーティの前に立ってみんなから「任せた」と言われたい。

「むふふ……」

「お、どうしたんだい姫さん」

 隊長オークが首を傾げる。

「ううん! こっちの話。それでもうちょっと――」

「あっ隊長! 少しいいですか!」

 周りにいたオークが話かけてきた。どうやら部下のオークらしい。みんな同じような顔だけど体格が少し小さい。

「お、わかったすぐいく。――悪いな姫さん。ちょっと行かねぇといけなくなった」

「うん、ありがとう! また来ていいかな……?」

「いいぜ、好きなだけ付き合ってやるよ。みんなもいいよな!」

「おぉっ!」「もっと来て癒してくれ聖女様!」「聖女聖女!」

「あはは……」

 その中心に立っているミルは困ってしまっていた。

 オークたちの聖女コールが止まらない。ちょっと治してあげただけなのに大げさだ。

 はっはっは、と言いながらオークは部下と共に訓練へ戻っていった。

「よし……明日からはもっとレベル上げしよ!」



 こうして猛特訓が始まった。

 午後の暇な時間を使ってオークたちの訓練場へ通い、ミルの攻撃を受けてもらう。


「おう姫さん! 今日もやるのかい」

「うん! お願いします!」


 レベルが上がってきて魔具じゃなくてもダメージを与えられるようになったので、オークに訓練用木剣で攻撃するようにした。その方がダメージが少ないし、得られる経験値も同じだからだ。


「今日もお願いしまっす!」

「おうどんとこい!」


 40レベル。片手で扱っていたから『片手剣適正(小)』のスキルが付き、木剣を使っての攻撃でよりダメージが入るようなった。

 同時にたまにオークが痛そうに顔を歪めることもあった。


「今日もお願いします!」

「お……おう、任せろ!」


 50レベル。一発攻撃しただけではレベルが上がらなくなった。

 それに付随してかオークも腹で受けるとかなりのダメージを喰らうようになったので、鎧を着てもらった。


「お願いします!」

「す、少しだけならな」


 60レベル。何発殴ってもすぐに上がらなくなった。隊長オークのレベルは80。だいぶレベルが肉薄したせいか、おそらく経験値も入りにくくなったのだろう。


「今日も……あれ?」

「ま、待て今日は休みだ」


 だいたい一週間が経ってからオークは攻撃を受けてくれなくなった。代わりにオークたちとの模擬戦を提案してくれて、今度は実戦形式でレベル上げをすることになった。

 まあ勝ったり負けたり。実戦なんて城にいた頃はしたことがなかったから、戦いの駆け引きなんて知らなかった。でも戦う内にスキルを獲得できたし、殴らせてもらっていた時と比べてレベルの上り幅は大きかった。

 

 名前:ミル レベル:65 HP:785 MP:662

 ちから:455 みのまもり:394

 かしこさ:502 きようさ:382

 すばやさ:380 うん:144

 パッシブスキル:片手剣適正(大)軽装備適正(中)強靭、不屈、魔法剣士、早期習得、聖人、探知

 アクティブスキル:炎魔法、氷魔法、雷魔法


 かしこさも高くなってきたし、これなら書庫の禁術書を読み解くことができそうだ。

 意外とかしこさも高い。こればかりはおそらく人の個性があるのだろう。前衛向きや後衛向きなど、レベルの上り幅が人によって違うのだと思う。

 それに鍛え方も影響あるかもしれない。武器で戦うと『ちから』が魔法で戦うと『かしこさ』が上がるとか。

 ちからとかしこさが高いから魔法剣士向けかもしれない。パッシブスキルにもいつの間にか魔法剣士のスキルがついているし。

 かしこさ500を超えたからそろそろ習得しに行ってもいいかもしれない。ずっと戦ってばかりで飽きてきたところだ。

「次はちょっと書庫行ってみようかな」

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