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ここがオススメ!
ちょっぴりミステリ、ちょっぴりオカルト。そして、その根幹をなすのは作者お得意の地に足がついた丁寧なボーイミーツガール。
というのも、ラノベ界隈では馴染みがないかもしれないが、紺野アスタ先生は『夏ノ雨』や『この大空に、翼をひろげて』、『見上げてごらん、夜空の星を』、最近では『ATRI -My Dear Moments-』といった名作ゲームの数々を手掛けたシナリオライターなのだ。
非常に読みやすいテキストも氏の特徴の一つ。単巻というのも加味すれば非常にとっつき易いであろう本作、是非とも紺野アスタ作品の入り口としてオススメしたい。 -
ここがオススメ!
多くの人の手で題材とされてきた幕末という時代であるが、本作は吸血鬼×剣戟というエッセンスが加えられ無二の魅力を放っている。
『Vermilion -Bind of blood-』や『虚空のバロック』といった、ハードボイルドを得意とするシナリオライターとして知られる昏式龍也先生であるが、ラノベデビュー作の本作は王道少年漫画的な熱い厨二バトルが繰り広げられる。また、現在刊行中の新作『ここでは猫の言葉で話せ』では百合あり猫ありバトルありのジャンル横断っぷりであり、氏の作風の広さには唸らされるばかりだ。 -
ここがオススメ!
『書けば天才、上がれば名作 だからお前は早く書け』by丸戸史明
『プリンセスコネクト!Re:Dive』のなかよし部と言えば伝わるだろうか。
かつては『それは舞い散る桜のように』や『俺たちに翼はない』で我々エロゲオタクを夢中にさせたその筆致はライトノベルであっても変わることはなく、媒体を問わずその暴力的なまでの面白さを発揮する。
惜しむらくは、やはり遅筆か。3巻!!!待ってます!!!!!