どんな部活に入ろうかな?
ちゅう君「もう二学期……、部活に入るタイミングを逃しちゃったな。でも、何か部活に入りたい」
ぎん先輩「その悩み、私が解決してみせよう」
ちゅう「せ、先輩!」
ぎん先輩「悩める後輩を導くのも先輩の役目さ。それで、気になる部活とかあるのかな?」
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−文化部棟にて−
ちゅう「ええと、このKB部って何なんですか?」
ぎん先輩「KB部、正式名称は軽文部。簡単に言えば小説を書く部活動だね。小説といっても、ライトノベルみたいなポップな小説を書くことがメインで、書いたものは部員同士で回し読みしたりしているみたいだ。文芸部やラノベ部はまた別にあるけど」
ちゅう「小説かぁ……難しそうだなぁ」
ぎん先輩「そんなことはないよ。KB部の四ノ宮京夜くんは4ページで1話の4コマ小説なんていうものをよく書いている。どんなに短くてもまず書いてみればいいさ。彼の書く”GJ部”という作品を読んでみるのもオススメしておくよ」 -
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ぎん先輩「うちの学校には文芸部もいろいろあるんだけど……」
ちゅう「文芸部がいろいろある……?」
ぎん先輩「ここにはいろいろなラノベの部活があるからね」
ちゅう「??」
ぎん先輩「ともあれ、ここだ。ここの文芸部はちょっと特殊だから気をつけるといい」
ちゅう「特殊といいますと?」
ぎん先輩「ここでは部員が全員”異能”を使えるんだ。時間を操る力だったり、思い描いたものを想像する能力だったり、見掛け倒しの全然熱くない黒い焔を出したり。そういう特殊な力を持った生徒たちが面白いおかしく日々を過ごすんだ」
ちゅう(最後の能力だけしょぼい……) -
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ちゅう「ここは……。ええと、欧州文化研究会? なんだか難しそうな部活動ですね」
ぎん先輩「ああ、欧文研だね。難しいことはないよ。なにせここは名前だけは立派な看板に偽りアリなんて言われている場所だし(汗)」
ちゅう「そうなんですか?」
ぎん先輩「うん。何せここは世界中にあるゲームと名の付くものを遊び尽くすのが目的の部活動だから。ゲームといってもアナログゲームがメインだね。ほら、ちょうど今も部員たちが”Rule's Rule”で遊んでいる。気になったら君も一度参加してみることをオススメするよ。……あ、でも驚かないでね。ここでは魔術も普通に使われるから」 -
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ちゅう「あ、冒険部だ」
ぎん先輩「気になるのかい?」
ちゅう「はい。部活動紹介で何か魔法みたいなことをしていたのを覚えていて」
ぎん先輩「ああ、たしか七々々コレクションの紹介だったね」
ちゅう「七々々コレクション?」
ぎん先輩「簡単に言えばドラ○もんのひみつ道具みたいなアイテムさ。それが七重島という島にある遺跡、これはダンジョンとか迷宮みたいなもので、そこに眠っているらしいんだ。謎解きだったり、アスレチックだったり、そんな遺跡のギミックを乗り越え七々々コレクションを集めるのが冒険部の主な活動だね」 -
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ぎん先輩「さて次の場所に行こうか……と、そうだ。いま、くだってる階段だけど、ここにも部活動があるのを知っているかな?」
ちゅう「階段で部活動?」
ぎん先輩「うん、階段部っていって”ひたすらに校内を走り回る部活動”なんだとか」
ちゅう「それは、なんだか危ないような……」
ぎん先輩「だから実際に迷惑している生徒も多いらしい。生徒会も非公認の部活動だしね。実を言えば私は読んだことがなくて……、もとい、その実情に明るくなくて詳しく紹介はできないのだが、何だか面白そうな部活動だって思うよな。(……うん、今度、私もちゃんと学校の階段を読んでみよう)」 -
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−渡り廊下にて−
ちゅう「あれ? 先輩この冊子はなんですか?」
ぎん先輩「ああ、それは新聞部の発行した碧陽学園生徒会の記録だね。個性豊かな碧陽学園に通う仲間たちの紹介から、そんな生徒会が書いている生徒会議事録の”生徒会の一存”シリーズをダイジェストでまとめた内容になっているんだ」
ちゅう「なるほど。これを読むのは、その生徒会の一存シリーズというのを読んでからの方がいいんですか?」
ぎん先輩「そうだね。ファンブックだから。それにこれは新聞部が書いているものだから、新聞部自体の活動風景とかが見られないからね。それは本編で是非見てほしい」 -
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ぎん先輩「体育館に到着だ。運動部で気になるものはあるかな?」
ちゅう「うーん、運動は苦手で……」
ぎん先輩「なら1つだけ私のオススメを紹介しよう。ここだ、女子バスケットボール部!」
ちゅう「あの、僕は男なんですけど……、それに何だか部員はみんな幼いような」
ぎん先輩「当たり前だろう。部員は全員小学生なんだから。それを指導しているのが一介の男子高校生……、何て羨ましい」
ちゅう「先輩ってもしかしてロリコ……」
ぎん先輩「小学生は最高だぜ!」
ちゅう「……」
ぎん先輩「同じ作者の……、もとい、似たような女子小学生だけのポーカー部も個人的にオススメだ」 -
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ぎん先輩「さて、もう学校の戸締まりの時間だ。申し訳ないけど、今日の部活動紹介はここまでにしよう」
ちゅう「いえ、いろいろと参考になりました」
ぎん先輩「では帰ろうか……って、しまった」
ちゅう「どうかしましたか? あ、何だか校門前が騒がしいですね」
先輩「帰宅戦争の終盤に鉢合わせたみたいだ」
ちゅう「帰宅戦争?」
ぎん先輩「家に帰りたい帰宅部をあらゆる部活動があらゆる手段を用いてそれを阻止するっていうイベントさ。毎回毎回校内がカオスな状況になって見てる分には非常に面白いけど……、私たちは避けて帰ろうか」
ちゅう「あはは、そうですね」