届けこの想い!
まとめたユーザーじゅり
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誰が見てもこの人はこの作品が好きなんだろう。と思ってもらえるように愛情と情熱を込めて感想、まとめをかかせていただきます。
選んだタイトルは、今年読んだ中で最も印象的だったものからこれはお薦めしたい!と心から思える物を選んでみました。
選んだタイトルは、今年読んだ中で最も印象的だったものからこれはお薦めしたい!と心から思える物を選んでみました。
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ここがオススメ!
4巻までに様々な人間関係を通して、主役である2人の心情などを細かく描写していたためとても感情移入している作品の一つでした。そんな中での親戚の集まりへ行く4巻。いつも通りの結女と水斗の掛け合いを期待していましたが、物語が進むにつれ雰囲気が変わっていくのを肌で感じました。水斗の本質に触れた結女はたった一つの、若気の至りだと切り捨てていた感情に辿り着き、本文に転がっていた小さな伏線も見事に回収したことによる感動と興奮の中挿絵とも相まって、結女が気持ちを伝える場面は今年読んだ作品の中で1番印象に残っています。
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ここがオススメ!
鴨志田先生が紡ぐ文章はとても素敵です。読んでいてハッキリと情景が伝わってくるような細かい例えや繊細な表現。全てが作品のミステリーさとマッチしており、読んだ後には清々しい気分が残っているのは毎度のことです。この巻は大学生になった咲太と思春期症候群の在り方の変化、ある種の核心をつくような話だったと思います。
大学生になったことで価値観や行動が咲太自身も変わっておりづっきーとの自転車旅ではそんなところが垣間見えていたと思います。いつもとは少し違って見える思春期症候群。咲太を取り巻く環境の変化。そんなものがあったからか、10巻以上刊行されているシリーズなのにも関わらず新鮮さを感じることができました。