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ここがオススメ!
ロサ・ミスティカ叢書(書肆風の薔薇、のちに水声社に社名変更)から神秘主義・オカルト研究の専門書にまじってポツンと刊行されたジュブナイル小説。それが長らく入手困難であった稲生平太郎『アクアリウムの夜』、のちに角川スニーカー文庫から復刊された本書です。
過去におきた少年少女失踪事件、その背後に見え隠れする新興宗教「白神教」、精神に変調をきたした友人・高橋が語る金星人の物語。霊界ラジオからの呼び声。魅力的なギミックがこれでもかと詰め込まれ、三人の高校生たちの日常が狂気と死に侵食される。邪悪なる青春小説の傑作。 -
ここがオススメ!
『バビロン』『HELLO WORLD』でお馴染みの読む劇薬・野崎まどの短編集。
電撃文庫の挟み込みチラシ「電撃の缶詰」を捨てると、電撃の妖精が現れ…?「妖精電撃作戦」。どうかしてる活字表現でガンマンの一騎打ちを描く「Gunfight at the Deadman city」。物理学者のもとに「ヒッグス粒子でお抹茶を点てたい」という茶道の家元が訪ねてくる「TP対称性の乱れ」など、縦横無尽に想像力を駆使したユニークな作品ばかり。 -
ブラックロッド
(〔著〕)古橋秀之ここがオススメ!
異形の街・ケイオスを舞台に黒杖特捜官<ブラックロッド>と私立探偵が、最悪のテロリストを追う三部作の第一部。
仏教とサイバーパンクが融合した唯一無二の世界観。独特の言語感覚で紡がれる濃密な文章。『ブレードランナー』好きにはたまらない都市の描写。奇才・古橋秀之が放つSF仏教です!-
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