プロローグ
──ズキッ
また頭痛か……。
ここ最近、頭痛の
そんなことを一年前から思い続けている気がするが、気のせいだ。
深夜二十三時、絶賛仕事中。今夜も帰れそうにない。
「
この子は部下の
「ありがとう、助かるよ。もう
「いいんです! 私がやりたくてやってるんですから! あの、ところで恒さん今日も
お泊まり会みたいな軽いノリで言ってるけどお仕事だからね?
「結衣ちゃんまで巻き込むわけにはいかないから、
「むー! 恒さんのケチ!! わかりましたよー、帰りますよー! 恒さんも少しは休んでくださいね? 恒さんが
小さい
「はいはい、心配してくれてありがと」
「むぅぅ……じゃあ先に帰りますね……お
「はい、おつかれー」
結衣ちゃんを見送り
──ズキンッ
あー、少し頭痛いな……バフォリンでも飲んでおくか。どこにしまっておいたかな。
──ズキン
──ズキン
────プチンッ
◆
◆……ッザーーー……
◆
「ぐっ……あッ……」
なんだ……今の……痛い……。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
頭を何度も内側から
なんだ……これ……ッ
◆
◆……ッピガーーーガガガ……
◆
ああああああああああぁぁぁぁ!!! ……あ?
痛みは薄まって少し冷静になってきた。身体は、指先一つ動かない。
痛みは引いていくが、感じる。自分の命が失われていくことが。
プチンとかいっていたもんな、脳の血管でも切れたのかな。最近リポビタンGとか、カロリーブロックとかしか食べていなかったしな。
◆
◆……ザー……ガガッピーーーー……
◆
ところで先ほどから変な音が聞こえるんだけど、なんだこれ?
薄れつつある意識の中、
◆
◆……ザザッ…
◆
◆
◆……『
◆今後、システム言語は主言語での再生となります。
◆
………ファッ!?
あぁ……死ぬ直前の
◆
◆
◆リンネシステムによる
◆