あらすじ紹介
空には、暖かい午後の太陽が浮かんでいました。なだらかで大きな丘を登った時、丘の向こうが見えた時、キノは驚きの声を出しました。「あれ? なんでだろう」急ブレーキをかけられて止まったエルメスも、「おや」やっぱり驚きました。そこには国がありました。広い草原に、城壁が見えました。白い城壁が、大きな円を描いていました。――キノとエルメスが辿り着いたのは、城壁が続く大きな国。そこに国があるとは聞いていなかったので驚きつつ、入国するための門を探して走り続ける。しかし……。(『城壁の話』)他、全15話収録。
みんなからのレビュー
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yohiiiidayo
189巻読了。印象に残ったのは自然保護の国。自然遺産、文化遺産、保護しているつもり…ということは結構ありますよね… 続きを読む…
ネタバレあり -
ソラ
14表紙が変わったのを機に再読。 説得力Ⅱがけっこう好き。 続きを読む…
ネタバレあり -
海亀
12「忘れたいことを忘れられるのと、覚えていたいことを覚えていられるのは、とてもいいこだよ」記録国と殺す国はとても印象深かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
9読了 あとがきのイラストが可愛くてほっこりしました。 「電波の国」の話とか笑えるような内容じゃないのだけれど何故か要所要所でクスッと笑ってしまう箇所があって暗めの物語でも大抵どこかで笑っている。 シズ、陸、ティーのそれぞれが必要とされる国での話も笑ってしまった。「男の人がほしい国」はティーの暴走を止めるシズさんを想像すると酷い目にあっているのに微笑ましく写りました。「女の子がほしい国」のシズは完全に自業自得。キノの師匠は老婆になると凄い茶目っ気の多いお婆さんって感じ。いきなり撃った時の顔はきっといい笑顔。 続きを読む…
ネタバレあり -
_bookuma
92017年150冊目。この巻から西の大陸、なのかな?ようやく元来のキノの旅っぽい、短編まみれの一冊になりました。シズの旅にティーが加わったのが嬉しい。今回もいくつも印象に残ったお話がありましたが、まず、「記憶の国」はエマノンを思い出さずにはいられん。(これはどうしても言いたかった)それ以外だと、「殺す国」「自然保護の国」が印象的。ところで今作はあとがきが面白い。普通に書いといて、まさかカバー裏に新のあとがきがあるとは..。おそるべし。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2005/10/25
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784048668859
関連サイト
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公式サイト