
あらすじ紹介
静かな嵐のように突然現れた、藍衣の姉・梢依。
彼女は藍衣に対して「いい加減、帰って来なよ」と告げる。
母親との間に軋轢があり、父親と共に家を出た藍衣にとって、母親のもとへ帰るという選択肢はなく、藍衣は梢依からの誘いを逃げるように拒絶した。
自由でいたいだけ。
そう願っているはずなのに、梢依が現れたことをきっかけに、高校生でしかない藍衣の日々は、次第に窮屈になっていき、その苦しむ姿は結弦の目にも明らかだった。
藍衣が後悔しない選択とは――その答えを見つけるべく、結弦は藍衣に寄り添い触れあい、言葉を重ねていく。
そうして藍衣が手にした答えとは?
恋と対話と後悔の物語、第4弾!
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よっち
24藍衣のもとに静かな嵐のように突然現れた姉・梢依。彼女は藍衣に対して母親のもとへ帰れと告げる第4弾。かつて母親と軋轢があり、父親と共に家を出た藍衣。自由でいたいだけで、母親のもとへ帰る選択肢はなかった彼女の日々が、梢依が現れたことをきっかけに次第に窮屈になっていく展開で、悩める彼女の傍らにいた結弦の言葉にはどうにももどかしい感もありましたけど、そこで改めてこれからどうすべきかを自分なりに考えて、しっかりと向き合った藍衣の成長が感じられて、不器用なやり方ながら藍衣の背中を押してくれた薫の存在も効いていました。 続きを読む…
ネタバレあり
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リク@ぼっち党員
6まず何より続きが読めて嬉しい。今回はついに藍衣の事情に踏み込む。明確に誰かが悪い訳ではないけど、一緒にいるのが息苦しい。一度冷えてしまった家族は難しい…。一緒にいる時間が長くても、伝えないと伝わらないのは当然。結弦と出会い、我慢することで悪くなることもあると気づけて良かった。きっとこれからは悔いを断ち切り、自分の道を進んでいける。そして薫の変化を感じられたのもとても嬉しかった。不器用だけど、優しさが滲み出ているところ本当に魅力的。恋愛と親友、欲張ってどちらにも全力でぶつかって、後悔のない未来にしてほしい。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2025/06/25
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定価924円(本体840円+税)
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ISBN9784086316071