あらすじ紹介
突如、現代社会に現れたポータルから、異世界文明は人類への侵攻を開始。ドラゴンが飛来し、大魔術師が襲撃する世界へと変貌した。中学生の一之瀬ユウは国家プロジェクトの幼年従事者として、国防軍所轄のナノテクノロジー研究所に徴用される。彼は運命の導きにより、かつて国防の要であった人型戦闘機械『アスラフレーム三号』の継承者として選ばれる。それは『着装者三号』の愛称で親しまれ、日本に平和をもたらす救世主としてグッズ化、映像化もされるなど、社会現象になるほどの人気だった。大人も子供も憧れた彼はまさしく、ヒーローだった――。丈月城×しらびによる、ヒーローVS異世界の革命的戦記、ここに開戦!
みんなからのレビュー
-
トラシショウ。
31「多分、これは怒りだ。性別や民族、種族が違うと言うだけで、人に敬意を欠いても許されると思っている大人二人への」。異世界より「エルフ」が数千人規模で亡命してきた歴史を持つ我々のそれとは異なる現代。そこは移動城塞「ポータル」から無数の魔獣を送り出しては侵略行為を繰り返す異世界からの襲来に曝される過酷な世界と化していた。かつてその力を誇った英雄「着装者三号」は何処かへ消え、諦観を抱え生きる、とある適性を持つ少年兵・一ノ瀬ユウの前に、蹂躙された世界を変える力が現れる。何と言う感極まった厨二作(以下コメ欄に余談)。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
29★★★ ある日突然異世界の帝国が侵攻してきた世界で、少年が人型戦闘機械・アスラフレーム三号を手にして救世する物語。発売前から大々的にプロモーションされる、人気イラストレーターを起用するなど今後推していきたい作品なんだろうなというのが伺える今作。世界観や設定はとても面白く、序盤の終末具合などはかなり好みに突き刺さったものの、全体を通して見るとなにか物足りなさを拭いきれない印象を受ける。山場であるドラゴン戦が物語の中盤に用意されているが、これといった戦略もなくアスラフレームのスペックに頼りきりなゴリ押し→ 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
27突如として現れた「ポータル」から異世界の襲撃を受けた人類。その頃国家プロジェクトの幼年従事者だった一之瀬ユウはかつての国防の要だった「アスラフレーム三号」の継承者となるが…、と言うお話です。人類対異世界からの攻撃者と言うには随分とディストピア感漂う世界でのお話なので、そんな世界での「誰もが知っているヒーロー」と異世界の戦いと言った感じですが、個人的には好きな部類の作品でした。丈月さんらしいバトルもありますしね。今回はギリギリ敵に一矢報いて見せたと言った終わり方ですが、次巻からどう話が進むのか楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
緋莢
17“ポータル”と呼ばれる転移装置から、異世界から大量の怪物が現代社会へ侵攻してきた時代。異世界から亡命してきたエルフの協力を得て、“アスラフレーム”を開発。決戦兵器として、人類の希望になっていたのだが、そこにはある秘密があり…<いいね、いいね。この好きなものを全部ぶっ込みました感っ エルフに怪獣怪人にナノマシン、装着ヒーロー!!!>芝村裕吏が帯のコメントで書いている、その通りの内容。 (続く 続きを読む…
ネタバレあり -
げんごろう
16“ヒーローVS異世界” 異世界から侵攻された現代日本が舞台の本作。 ヒーローという響き、そして設定が詰め込まれたこの世界観。 個人的に凄くワクワクします! 来月早くも2巻刊行という事もあって、今巻は実質上巻という感じでしょうか。 今後の盛り上がりに期待です! 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
-
レーベル
-
発売日2020/06/25
-
定価704円(本体640円+税)
-
ISBN9784040646695
関連サイト
-
公式サイト
-
公式Twitter
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
強靭な肉体と卓越した魔法を併せ持つトロウルに、軍の艦船すら焼き尽くすドラゴンと、ファンタジーの住人たちの力は、現代の文明が相手でも残酷なほど圧倒的。軍は半ば崩壊し、人々には街からの自主的避難が呼びかけられと、まさに絶体絶命な状況が繰り広げられていたんだ。
そんな中でようやく現れるのが、主人公のユウが操る超常の兵器、アスラフレーム。神話の奇跡すら体現するその鎧をまとって、ユウは異世界の強大な敵を蹴散らし、渡り合い、滅びの淵に追い込まれた戦況を覆していくんだ。なすすべもなく敗北する軍、踏みにじられる人たち……そういう暗さを目にしていたぶん、そんな流れを一機で変えてくれるユウの活躍がたまらなく痛快だよ!
銃器や各兵器の名称や特徴がしっかり書かれてて、ミリタリー好きにもオススメ。
思わず……テンションあがってしまう作品だったよ!
戦記って言ったら異世界とか歴史ものを思い浮かべる人が多いと思うッスけど、このお話の舞台は現代、それも日本ッス。首都東京が失われ、寸断された各地は苛烈な攻撃を受けと、よく見知ってる世界でのシビアな戦争模様が描かれてるんスよ。自分が今まさに生きてる場所が舞台なだけに、ファンタジーでありながら、物語への没入感が半端ないんスよね!
特異なストーリーを支える戦闘シーン、アスラフレームとモンスターたちの戦いも見逃せないッスよ。灼熱の炎を浴びせられながら、30メートルを超えるドラゴンに肉弾戦を挑んだりと、ユウとアスラフレームのガチバトルは白熱しきりッス! 物語のそこかしこから熱量を感じさせてくる、実力派作家さんだからこそ描ける意欲作ッスよ!