あらすじ紹介
倒産目前の神社を立て直す一人と一柱の物語
高校二年の夏、進路調査票によって生徒たちは人生の岐路に立たされる。己の将来に悩み、不安を覚える者たちもいる中、立花孝介はひとり余裕ぶっこいて泰然自若としていた。白狼神社の一人息子である彼の場合、いずれ実家の神職を継ぐことになるのは自明の理……だったのだが、「うちの神社は今、倒産しかけてんぞ?」。父親の突然のカミングアウトにより、我が家の惨状を知ることとなった孝介。そんな折、孝介は白狼神社境内にて、自分を神社の神だという女と出会う。“千谷の雪花狼”と名乗るその女は、神社の経営を立て直すべく、孝介に神官見習いとして、神社に寄せられた願いを叶えていく仕事の手伝いをするよう要請。「こいつ本当に神なのかよ?」と半信半疑ながらも、彼女を手伝うことになる。かくして今、埼玉の地にて一人と一柱の物語が幕を開ける――!!第9回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。
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みんなからのレビュー
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まりも
42倒産間近の実家の神社を再建すべく、主人公・立花孝介が神様の仕事のお手伝いをする事に…な話。冒頭がこの作品のピークですね。設定そのものは中々良いんだけど続刊前提の作りにしたからかオチがあまりにも薄い。説明と日常シーンだけで終わってしまうせいで読み応えというのが全くないお話になってしまったと思います。西尾維新を意識したのか、文章は割と好みでそれなりに読めるんだけどそれだけじゃ盛り上がりに欠けるんだよなぁ。キャラは良いので、次巻は評判良ければ買います。 続きを読む…
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よっち
36実家の神社が倒産しかけていることを知らされた孝介が、突然現れた神社の神花狼とともに経営立て直しに立ち上がる物語。立て直しの方策として神社に寄せられた願いを叶えるお手伝いをするわけなんですが、ゆるい高校生主人公孝介の一人称で語られる地の文自体はわりと面白かったものの、それを読んでいるうちにいつの間にかお話が終わってしまったというか、肝心の結末がちょっとぼんやりとしていた印象。もう少し物語の骨子をしっかりとさせて展開にメリハリあると良かったですかね。キャラや物語の雰囲気は嫌いではなかったので次巻があれば期待。 続きを読む…
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Yobata
31高2の夏、進路調査票で家業の白狼神社を継ごうとしていた立花孝介だったが、白狼神社は経営の危機に瀕していた。そこに現れた神である狐面の女,雪花に誘われ経営を立て直すことに…。序章では埼玉県の事を上手くいじり倒せてたけど、本編には殆ど埼玉ネタがなかったのが少々残念…。主人公の孝介の語り口は例えや比喩といった修飾が多くて回りくどさが最初はあったけど、慣れてくればなかなか。森見作品みたいな無駄に知識力が高い屁理屈がましさだったね。自家発電暴露した所は面白かったw立て直し大作戦に雪花との仲といった物語の根本部分は→ 続きを読む…
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まるぼろ
30第9回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作だそうです。宮辻高校に通う立花孝介は実家の白狼神社が倒産しかかっていると聞き焦りを覚えるが、そんな折に境内の参道である女性と出会い…というお話。兎にも角にも孝介の屁理屈がやたらと多いのでそこは少し辟易としてしまいましたが、話自体はそれなりに良かったかと。特段に大きな事件が起きる訳でもなくタイトルから連想する程埼玉埼玉してる訳でも無いですが、日常的な神さまとの交流みたいな話としては悪くはなかったのでは無いかと。もし次巻が出るようなら買うかもです。 続きを読む…
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まろんぱぱ♪
30世代間ギャップを実感!すいません、肌に合いませんでした。語り口は、渡航さんに似てるようだが、軽すぎで逆に読み辛くテンポも乗らなかった。キャラ設定は面白い、しかし神統系譜というなら、他の神々との関係が広がって欲しかった。コノハナサクヤヒメを引っ張りだすなら、もう少し神としての由来に拘って欲しい、あれでは単なる魔法少女でしかない。白狼神の雪花も、神としての振る舞いや力があって良いような気がする。何にしても、ラノベとして下劣(怒)もう少し清廉さがあっても良くないか?野郎漢祭りでは、読むの止めたくなった。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2015/05/24
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定価652円(本体593円+税)
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ISBN9784094515503