あらすじ紹介
旅先で鉄子と出会う、青春トラベル小説!
横浜で平凡な高校生活を送る栗原駿が唯一こだわりを持っているのは、旅行先で美味しいものを食べること。今年の夏休みは信州を巡って地元の食を堪能することに決めたが、長野新幹線で初っぱなに下車した軽井沢駅で二人の美少女、北見美優、宮田くれあと出会うハプニング。さらにこの二人、相当、鉄道に詳しい「鉄子」なご様子……。駿は謎めいた会話、初めて耳にするアプト式やEF63形電気機関車の説明で「鉄子ワールド」に翻弄され始める!
初めて体験する「鉄オタ女子との旅」はいったいどんな事態に!?
ボーイミーツ鉄子、鉄道旅の魅力満載の青春トラベル小説誕生!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
みんなからのレビュー
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スー
12Boy meets 鉄子(s) in 信州。旅先でおいしい物を食べるのが大好きな駿は軽井沢で美優とくれあに出会う。鉄道マニアと間違われた彼は、同好の士と見込まれ彼女たちのディープな鉄道の旅に巻き込まれていく。自分の旅をめちゃくちゃにされて憤慨する駿だったが彼女たちと別れると何だか寂しくて…といった話。所々に鉄道豆知識を入れつつ信州を一緒に旅しているような感覚。メッセージ性はなくご都合主義な所もあったが(特にラスト)読みやすくて楽しい作品。種村直樹にラブコメが入った感じ?否、西村京太郎時刻表トリックの方か。 続きを読む…
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豚汁三昧
10非オタの主人公が、旅先で出会う少女たちに影響され、鉄道へはまっていく様が面白い今作。 長野という、鉄道にかなりの魅力のあるところをラノベ進出第一弾としたのはやっぱりセンスがあるということなのだろうか。 この作品の特徴は、各所各所から、ラノベ離れしているというか、児童書にも近い雰囲気を感じるところだろう。 高校生には見えない初々しい反応をする主人公や、やはり高校生には見えない幼さを感じさせるイラスト。 同作者の「電車で行こう!」の読者さんにも、一度読んでいただきたいユルさでした。 面白かった。 2巻も読む。 続きを読む…
ネタバレあり -
銀雪
9著者による児童向け電車ミステリ「電車で行こう!」のファンなので購入。ヒロインに鉄道の蘊蓄を語らせていたシーンが多くそこが不自然で残念だったけど、それを抜きにしたらかなり楽しめた。「電車で行こう!」とは違う、ラノベらしい描写も上手いし。最後の人助けの展開なんて、まさに「電車で行こう!」にありそうだと思った。でも、由佳さんの後日談についてはもっと知りたかったかも。私は長野生まれだから、善光寺がチラッと出てきたのも嬉しかった。あと、この本で、広島県以外にも「横川駅」があることを初めて知った。 続きを読む…
ネタバレあり -
ビスコ
8先日、長野電鉄・上田電鉄・しなの鉄道に乗りに行ったので、読み返し。いやはや、イラストも文も、よく書き込まれているなと実感。 ただ、同じ作者の代表作、RAILWARSと比べると、あちらの方がラノベらしいというか、こちらはやや地味な印象が拭えない。 続きを読む…
ネタバレあり -
nemuro
7本書を開くと、目次のさらに前の頁には、「時刻表がめくれなくても、この作品は十分に楽しめますので、ご安心ください」とありました。で、読み始めてみると、たしかに時刻表の知識がなくても、サクサクと、そして楽しく読了。ガガガ文庫も、なかなかです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2011/11/23
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784094513066