【レビュー】魔王を斃した勇者一行。王都までの帰り道で語られる仲間たちの身の上話は、予想もつかない真実へ収束していく――!? 榊一郎による新作ファンタジー!!

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    魔王を斃した後の帰り道で

    著者: 榊一郎   イラスト: 芝

    勇者は、魔王を斃した仲間達の事を何も知らなかった――

    勇者と五人の仲間達によって、魔王は斃された。
    後は王都に還り、報奨金を受け取って英雄と讃えられるだけ。しかし――
    「馬鹿な。どちらも吐き気がする」
    仲間の一人・弓手のジャレッドは、それを拒否しパーティから離脱する。そこで初めて勇者ユーマは、命懸けで冒険をしてきた――僧侶グレアム、魔術師ラウニ、聖騎士レオナ、斥候兵ボニータの事も何も知らなかった事に気付き……。
    王都までの帰り道で、お互いの身の上話をする事になるのだが、仲間達から次々と衝撃の真実が明かされ――。
    『英雄』の喪失と再生を描くエンディングファンタジー。

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