告白予行練習 HoneyWorks・香坂茉里


『ローストビーフの行方』



 その日、柴崎しばさき愛蔵あいぞうが仕事を終えて、帰宅きたくしたのは深夜すぎだった。

 LIPリップ×LIPリップというアイドルユニットでデビューして以来、スケジュールが過密かみつなのはいつものことだけれど、さすがに連日では体力的にもきつくなってくる。


「あのマネージャー、仕事多すぎだろ……」


 そうぼやきながら、フラフラとリビングに向かう。

 電気をけると、ソファーで丸くなっていたねこのクロが一目散いちもくさんけ寄ってきた。

 それを拾い上げるようにして片腕かたうでかかえ、テーブルの上にビニール袋をおく。


「こっちは学校だってあるってのに」


 今日のダンスレッスンが遅くなったのは、自分たちにも多少の責任がある。

 振り付けをめぐって勇次郎ゆうじろうと議論していたら、予定よりも時間がオーバーしてしまった。

 人の話を少しも聞かない頑固がんこな相方のふてぶてしい顔を思い出すと、さらにムカムカしてきて眉間みけんにしわが寄る。


「たまには人の意見も聞けよな……あいつは~!」


 こぶしにぎりながらひとごとをもらしている横で、クロが身を乗り出して袋に頭を突っ込もうとしていた。それに気づいて、愛蔵は「あっ、こら!」と椅子いすに下ろす。


「これはお前のじゃないって」


 そう言い聞かせても、期待いっぱいのひとみで見上げながら舌なめずりしている。

 仕方なくお皿を持ってきてドライフードを入れてやると、待ちきれないように横から食べ始めた。


「さてと……やるか」


 愛蔵はこしに両手を当ててから、ビニール袋の中から肉を取り出した。

 帰宅途中、急に『肉、食べたい……』という気になって、二十四時間営業のスーパーに飛び込んで買ってきたものだ。

 携帯けいたいを取り出して、レシピを検索。作るものが決まると、制服のブレザーだけいで椅子の背もたれにかけていたエプロンをつける。



 二時間後――。

 愛蔵はできあがったローストビーフのできばえに、思わず「よしっ! 完璧かんぺき!」とガッツポーズを取った。


「って……なにやってんだ。こんな時間に」


 急にわれに返ると、両手をキッチン台についてうなだれる。

 なんだって貴重きちょう睡眠すいみん時間をけずってまで、ローストビーフを焼いてしまったのか。 

 足もとをウロウロしていたクロが、ちょこんと座って見上げていた。

 時計を見れば、もう二時半だ。

 せっかく作ったのはいいけれど、食欲よりも眠気のほうが勝ってあくびがもれる。


「明日の弁当にするか……」


 ため息まじりにつぶやいて、たなから弁当箱を取り出した。


「とっ、その前に」


 エプロンのポケットにいれていた携帯を出し、ローストビーフの写真を撮影さつえいする。

 それを相方に送信した。すぐに既読きどくになったところを見ると、まだ起きていたらしい。

 なんの反応も返ってこないから、イラッとしているのだろう。

 その顔が簡単に想像できて、ニヤ~ッとする。

 ダンスレッスンの時、散々『リズム音痴おんち』とバカにしたことに対する、ささやかな報復だ。

 ご飯やおかずと一緒に弁当箱に詰めると、「よし、できた」と満足してふたを閉める。


「風呂入って寝るか……」


包んだ弁当をテーブルにおき、愛蔵はクロをき上げながらリビングを後にした。


***


眠そうな顔のまま二階からおりてきた柴崎健しばさきけんは、抱えていたクロを下ろして水とドライフードを用意する。

 冷蔵庫れいぞうこを開いてみると、入っているのは昨日きのう買ったクリームパンと水のペットボトルだけだ。それを取り出してテーブルに移動した時、見慣れない弁当箱が目に入る。


「なんだこれ……」


 包みをほどいてカパッと蓋を開いてみると、ローストビーフがご飯やおかずと一緒に綺麗きれいに詰められている。健はそれを見て、「おっ」とみをもらした。


「ここにおいてあるってことは、食べてくれってことだよな~?」


 そばにやってきたクロをきかかえながらきくと、「ニャー」と声が返ってくる。

 クロを下ろし、「ラッキ~」と独り言をもらしながら弁当を包みなおした。

 それを自分のバッグにつっこむと、少し思案してからクリームパンをかわりに残しておく。


「じゃ、留守番るすばんよろしくなー」


 飼い猫にそう言い聞かせ、上機嫌じょうきげんな足取りでリビングを出ていった。

 

*** 

 

 翌朝よくあさ、いつもより起きるのが遅くなった愛蔵は、ブレザーをはおりながらバタバタと階段を駆け下りる。


「うわっ、まず……!」


 リビングに入るとキッチンに行き、冷蔵庫から水のペットボトルを取り出す。

 それをグラスにそそいで一気飲みすると、テーブルのほうに移動した。

 しかし、そこにおいていたはずの弁当の包みがない。

 何度見ても、やっぱりどこにもなかった。


「えっ、なんで……?」


 かわりに残されているのは、コンビニで買ってきたらしいクリームパンだけだ。

 こんなことをするのは、一人しかいないだろう。

 クリームパンをつかんで、「あいつ~~~!!!!」と力一杯ちからいっぱいにぎりしめる。

 リビングを飛び出して玄関げんかんに向かうと、いつもあるはずのくつがなかった。

 いつもは一限目が始まるギリギリの時間に家を出るくせに、今日に限って早く出たらしい。


げやがった……っ!)


 リビングに急いで戻り、ソファーに投げていたバッグにクリームパンを押し込む。

 玄関に出てくつくと、見送りに出てきたクロに「行ってきます!」と言い残して家を飛び出した。

 


「絶対許さねーっ!!!」


 駐車場ちゅうしゃじょうの脇においていた自転車を出して乗り、ペダルをんで勢いよくこぎ出す。

 仕事が終わってから、フラフラになりながら焼いた渾身こんしんのローストビーフだ。


(意地でも、取り戻す!!!)


 愛蔵は勢いをつけて坂道を下り、交差点の角をすべるようにがった。


***

 

 午前中の授業が終わると、クラスの女子たちが「愛蔵君、いっしょにお弁当食べない?」と席にやってきた。

 愛蔵はつぶれたクリームパンを手に立ち上がり、「ごめん、俺、ちょっと急用!」と言い残して教室を飛び出す。

 ココアのパックを手にしていたうしろの席の勇次郎が、「ん?」と眠そうな顔をあげた。

 


(朝、つかまんなかったし……どこ、フラフラしてんだ!)


 廊下ろうかを走っていると、「あ、愛蔵君!」と女子たちが声をかけてくる。

 それを振り切って、段飛ばしで階段を駆け上がった。

 その途中、えりをつかまれてグイッと後ろに引っ張られる。


「こらーっ、柴崎。廊下は走ってはいけません」


 思わず「うわっ!」と声を出して振り向くと、万年白衣姿の担任たんにん明智あけち先生だ。


(こうしてる間にも、俺のローストビーフが~~!!)

「先生、ちょっと、今、急いでるんで……っ!」


 あせって言うと、明智先生は襟をはなしてくれた。

 けれど、まだ解放してくれる気はないらしい。


「そういえば、進路指導の希望用紙、出してないの柴崎と染谷そめやだけだぞー?」

「それ、今すぐ!?」

「提出期限とっくにすぎてるでしょーが」


 明智先生は白衣のポケットに両手を入れながら、「まったく」という顔をする。


「あー、愛蔵君が先生に怒られてるー」


 クスクス笑いながら、他のクラスの女子たちが横を通り過ぎていった。


(なんで、俺がこんな時にこんな説教を……)


 愛蔵は気まずい顔をしながら、ジリジリと逃げる体勢を作る。


「いや、進路は決まってるんで……というか、俺らもうアイドルなんで!」

「だから、走るなー」


 明智先生のあきれている声を無視して、階段を駆け上がっていった。


***


(ったく、どこに……)


 廊下を見まわしながら歩いていると、「キャーッ!」という女子の悲鳴が飛んでくる。

 二年生の教室のほうにはほとんどこないからだろう。「愛蔵君、どうしたの!?」、「なになに、だれかさがしてる!?」と、続々と先輩の女子たちが集まってくる。


(うわ、やばっ!)


 思わず顔をこわばらせて、二歩ほど後ろにさがった。


「いや……ちょっと」


 さがしていることは、さがしているが、この集団にはききづらい。


「ごめんっ、間違えたみたい……です!」


 愛蔵はクルッと身をひるがえして、急ぎ足でその場をはなれる。「かわいい~~!」と、先輩の女子たちが笑っていた。

その声に赤面しながら、階段を駆け下りていく。


(二年の教室ハードル高っ!)


 これでは、二年生の教室に近づけもしないだろう。


(って……そーいえば、俺、あいつの教室知らなかった~!)


 一階までおりたところで不意に思い出し、ひざに手をつきながら下を向いた。


「だいたい、どこで昼食ってんだ!」 


 思わず顔をあげて言うと、通りすがりの男子生徒が「なんだ!?」というようにこっちを見る。


(中庭か!? 中庭なのか!?)


 愛蔵は走りながら、渡り廊下に向かった。


「俺の、ローストビーフ~~~~~!!!!」


***


 昼休みになり、同じクラスの虎太朗こたろう幸大こうだいを誘って屋上に移動した健は、さくのそばに座りながらさっそくバッグから弁当を取り出す。


「シバケン、今日弁当? めずらしいね」


 購買こうばいの焼きそばパンを食べようとしていた幸大が、「あれ?」という顔できく。

 いつもは、健も購買のパンかコンビニで買った弁当やおにぎりだ。


「朝、起きたら、おいてあったんだよ」

「うわっ、うまそー」


 おにぎりを食べようとしていた虎太朗が、横からヒョイッと弁当をのぞいてくる。


「誰が作ったの? シバケンじゃないよね?」

「誰だか知んねーけど。たまに家ん中に出没する人?」


 笑いながら答えると、幸大にジトーッとした目で見られた。


「それ……怒ってると思うけど」

「大丈夫、大丈夫。ちゃんとかわりはおいてきたから」


 ヒラヒラと手を振ってから、さっそくパクパク食べる。


(うまっ……) 

「あいつ、料理とかできたっけ……?」


首をひねってから、「まあ、いいや」と笑顔でご飯を頬張ほおばった。


***


「どこだ――――っ!!!!」


 そうさけびながら渡り廊下を走っていた愛蔵を、パックジュースの販売機はんばいきの前にいた女子が振り返る。左右にわけた長いかみがフワッとれていた。


「柴崎弟じゃない」


 声をかけられて、愛蔵はつまずきそうになりながら足を止める。


(うちのクロを連れてた……!!)


 家の近所で一度会ったことがある人だ。

 どういう関係の人かは知らないし、あまりききたくもないが、兄の『知り合い』であるのは確かだろう。兄と同じ二年の先輩のようだ。


「どうしたの?」

「いや……あの……さがしてんだけど……あの人」


 視線をそらしたまま、ボソボソと言ってみる。アイドルをしているけれど、実のところ女子は苦手だ。それにうかつに話をしているところなど見られたら、どんなうわさを立てられるかわからない。

 いつもなら素通りするところではあるが、今は『緊急事態きんきゅうじたい』だから仕方ない。


「なんだか知らないけど……大変そうね」


 事情を察してくれたのか、その先輩は同情するようにそう言った。

 顔を見合わせてから、同時にため息をく。


「多分、屋上だと思うけど……さがしてみたら?」

「屋上……」


 愛蔵はパッと顔をあげる。

 学校の屋上は、花壇かだんやベンチがあり、天気のいい日には弁当を食べる生徒たちもいる。


(そっちか!!)

「ありがとう、先輩!!」


 ニカッと笑って、愛蔵は身をひるがえした。

 校舎こうしゃに引き返しながら振り返ると、ジュースのパックを手にした彼女が少し驚いたように目を丸くして見ていた。


***


 屋上に通じる階段を駆け上がると、愛蔵はバンッと勢いよくドアを開いた。

 強く吹いた風が、ブレザーのすそや髪をあおる。


「俺の、ローストビーフ!!!!」


 そう言いながら飛び出すと、屋上で弁当を食べていた三人が「ん?」と振り返った。

 兄の健と、その友人の二人だ。

 健が手にしている弁当箱を見れば、もうすでにからっぽになっていてパセリしか残っていない。


「俺の…………俺の~~~~っ!!」


 ガクッと、愛蔵は両手と両膝りょうひざをその場についてうなだれた。


(遅かった――――っ!!)


 幸大が『ほら、やっぱり』というように健を見る。


「ん? シバケンの弟かー?」


 虎太朗がおにぎりを頬張ほおばりながら、二人を見比みくらべてきいた。


「いや、知んねーけど?」


 首をひねりながらしらばっくれる兄に、ブチッとキレる。


「なんで、人の弁当、勝手に持っていって、勝手に全部食ってんだよ!!」


 怒りに声をふるわせながら、膝に手をついてゆっくりと立ち上がる。


「返せ――っ、俺の弁当!!」


 そう手を突きつけながら言うと、健がわずらわしそうにため息を吐いて立ち上がった。

 スタスタとこっちに歩いてくるから、つい体が後ろに逃げそうになる。


「なんだよ……っ!」


 けんかごし口調くちょうで言うと、「ほい」と弁当箱が渡された。


「ごちそうさん」


 ポンポンと愛蔵の頭をたたいた健は、上機嫌に校舎の中へ入っていく。


(なんだよ、それ……っ!!)


 パセリだけが残された弁当箱を手に、愛蔵は小刻こきざみにかたをふるわせる。

 その姿を、兄の友人二人が同情するように見ていた。

 

***


 翌週の土曜日の朝、愛蔵は再挑戦さいちょうせんしたローストビーフをお弁当に詰めると、「よし、今回も完璧!」とガッツポーズを作った。


「俺、天才かも」


 上機嫌でつぶやきながら、包んだ弁当をバッグにしまう。

 今日は学校が休みだから、兄はまだ寝ているのだろう。下りてくる気配はない。


(前回と同じ失敗は、り返さない!)


 愛蔵はフッと笑って、「今度こそ、俺は……ローストビーフを食う!」と宣言せんげんする。


「じゃ、行ってくる!」


 椅子の上に行儀ぎょうぎよく座っているクロの頭をでると、バッグをつかんで急ぎ足で玄関に向かった。

 今日の仕事はレコーディングと打ち合わせ、それに雑誌のインタビューだ。その後はレッスンもあるから、帰るのはいつもと同じ深夜近くだろう。

 家を出ると、マネージャーの車がエンジンをかけたまま門の前で待っていた。


***


 午前中の仕事が終わって事務所に戻ってくると、つかの間の昼休憩きゅうけいに入る。

 一階のロビーにおかれている自動販売機で缶コーヒーを買うと、鼻歌まじりにエレベーターにのった。

 事務所の入っている階でおりると、「愛蔵君、お疲れー」とスタッフの男性に声をかけられる。


「お疲れさまでーす!」


 にこやかに挨拶あいさつを返すと、「なんだ、機嫌いいなー」と笑われた。


「午前中のレコーディング、調子よかったのかい?」

「んー、まあ、そんなとこ!」


 ニカッと笑って、手を振りながら休憩室に向かう。


(ローストビーフが待ってるし!)



ドアをガチャッと開いて中に入ると、勇次郎が先に昼食をとっているところだった。


「お疲れ~」


 一応、そう声をかけると、「お疲れ」と無愛想ぶあいそうな声が返ってくる。

 パイプ椅子を引いて座りかけた愛蔵は、ふと勇次郎が食べている弁当に目をやった。


「…………!!!!????」


 思わず二度見したが、それは自分が持ってきたはずの弁当箱だ。

 しかも、中身はほとんど残っていない。

 勇次郎はモグモグと口を動かしながら、素知そしらぬ顔をしている。

 かわりに、コンビニのおにぎりが二つほどおかれていた。

 マネージャー見習いが買ってきたものだろうが、どちらも『梅干し』だ。


(俺が……俺が、机の上においてたのを…………っ!!)


 バッグから弁当を取り出して、缶コーヒーを買いにおりていたわずかな間のことだ。

 事務所の中だから、前回のようなことにはならないだろうと安心していたのに。

 愛蔵は机に両手をついて、ガクッとする。


(こいつもか――――っ!!)


 

「ピーマン、いらない」


 勇次郎はそう不愉快ふゆかいそうに言いながら、ピーマンを弁当のすみによけている。


「いらないじゃなねーよっ、せめてピーマンも全部食え!!」

「苦いから、やだ」


 勇次郎は顔をしかめてプイッとそっぽを向いた。


「食えーっ!! こうなったら、意地でも食わせる!」

「絶対、やだ。なんでピーマンとか入れんの!?」

「お前のために作ったんじゃねーんだよ。人の弁当勝手に食っといて、ケチつけんな!」


 ブチッとキレてつかみかかると、勇次郎も負けじとっ飛ばそうとしてくる。


「ローストビーフって、こんなにパサパサじゃないし。焼きすぎ!」

「はぁ!? どこがだよ。完璧なローストビーフだろ!」

(もーっ、今日という今日は、絶対許さね――っ!!)

「思い知らせてやるっ!!」

「はぁ!? やってみなよ!!」


 つかみ合いのケンカを始めていると、ガチャッとドアが開いた。


「二人とも、お疲れ~~…………っ!?」 


 マネージャ見習いとして入った涼海すずみひよりが、抱えていた水のペットボトルをゴトッと床に落とす。


「またケンカしとる~~!」

「「こいつが悪い!!」」


 愛蔵と勇次郎はおたがいを指さしながら、同時に言った。 



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