〔*11〕選択肢3:報酬は高いほうがいいに決まってる。『首飾りの発見』を請ける(B)

 提示された依頼の中で、報酬額が一番高かったのが、これだった。

 きみたちはお金持ちの依頼人から、首飾りのそうさくたのまれたが、これが想像以上に難題だった。

 普通にどろぼうに盗まれただけでも、とうひんの捜索は難航しただろう。けれど、この事件の裏には、お金持ちの家庭内の問題が絡んでいて、あやしい人物が何人も存在し、それぞれが事件解決に非協力的だったものだから、ギステルドたちにとっても解決は困難だった。

 結局、捜索には一週間以上の時間が必要で、お金持ち一族の骨肉の争いを見せられることとなり、心身共につかれ果てることとなった。

「全員頭をぶん殴って白状させれば早かったんです!」

 事件解決後の食事会で、ジョーはほおを紅潮させてせいだいにぼやいた。裏表のない性格だけに、かなりストレスのまる仕事だったのだろう。

うそを見破る魔法、ちゃんと勉強しておくんでしたわ」

 タラサも深くため息をついている。

「首飾りが見つかったのはよかったが、こうもへいするのでは、報酬に見合っているかはみようだな」

 グビリと酒を飲むドワーフを見て、きみは「もし首飾りが見つからなかったらどうなっていたんだろう」と、こわい想像をしてしまった。

 幸い、悪事にたんするような仕事ではなかったものの、きよくたんに報酬が高すぎる仕事には、それ相応の苦労があることを学ぶことができたのだった。


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