シチュエーション01:パーティを組もう
「……さて、腹ごしらえもすんだし、パーティメンバーを集めるか」
食事を終えたギステルドは、ぐるりとギルドホールを見回す。
「冒険者は、基本的に自由だ。ひとりで冒険の旅に出るのも、もちろん自由だが……あまりオススメはしない。ひとりだと、できることも限られてくるし、もしものときに誰も助けてくれないことになるからな」
それは、もっともな話だ。
ひとりだと、
「そこで、オレがサポートにつこう、という話だ。改めて自己紹介しておくと、オレはドワーフの戦士、ギステルド。戦いでは、主に攻撃担当だ。密偵の心得もあるから、
ドワーフ族は、人間より身長は低いものの、筋力と
「──ギステルドさん、そちら、新人さんですね? だったら、パーティメンバーに神官戦士はいかがですか?」
きみたちにそう声をかけてきたのは、金属鎧を身にまとった若者だった。
「おお、ジョーか。こいつはまだ若いが、見ての通り防御力に優れた〝盾役〟だ。しかも太陽神の神官でもあるから、回復魔法や防御魔法も得意だぞ」
「はじめまして、新人さん! 守りの要は、僕に任せてくださいね」
がしゃんっと、
確かに、見るからに防御力は高そうだ。
「怪我をしたときは、僕が太陽神様の
得意げに、ジョーは胸の聖印を
「──あらあら、魔法のお話?」
そう言って話に交じって来たのは、すらりと背が高く、
「そちら新人さんね? うふふ。魔法のことなら、私に聞いて」
「こいつは、エルフの魔導師、タラサだ。
「うふふ。冒険に出るのに魔法の備えがないなんて、命を捨てに行くようなものですわ。それに、私の豊富な知識は、いろんなところで役に立ちますわよ?」
ゆったりと
「オレはなんにでも魔法に頼るのは反対だが、確かに魔法でないと解決できないことも、冒険の旅路にはよくあることだ」
「ギースちゃんも、ようやく魔法の価値を理解したのね~」
ギースというのは、ギステルドのことだろうか──それはともかく、仲間に魔法使いがいてくれれば、それだけできることの
「冒険者は、仲間と助け合うことで、ひとりじゃ解決できない事件も解決できるし、敵も倒せる。そのためには、パーティメンバーのバランスは、よく考えたほうがいい」
ギステルドは、きみの目をじっと
「これは、きみの冒険だ。よく考えて、決めてくれ」
ギステルドは、静かにそう告げる。
さて、きみの答えは……?
選択肢1:神官戦士ジョーをメンバーに加える(こちら〔*2〕の頁へ)
選択肢2:魔導師タラサをメンバーに加える(こちら〔*3〕の頁へ)
選択肢3:ジョーとタラサをメンバーに加える(こちら〔*4〕の頁へ)
選択肢4:仲間など不要。ひとりで冒険に旅立つ(こちら〔*5〕の頁へ)