シチュエーション01:パーティを組もう

「……さて、腹ごしらえもすんだし、パーティメンバーを集めるか」

 食事を終えたギステルドは、ぐるりとギルドホールを見回す。

「冒険者は、基本的に自由だ。ひとりで冒険の旅に出るのも、もちろん自由だが……あまりオススメはしない。ひとりだと、できることも限られてくるし、もしものときに誰も助けてくれないことになるからな」

 それは、もっともな話だ。

 ひとりだと、をして動けなくなったらそれまでだが、仲間がいれば運んでもらったり、助けを呼びに行ってもらったりすることもできるだろう。

「そこで、オレがサポートにつこう、という話だ。改めて自己紹介しておくと、オレはドワーフの戦士、ギステルド。戦いでは、主に攻撃担当だ。密偵の心得もあるから、せきたんさくも得意だぞ」

 ドワーフ族は、人間より身長は低いものの、筋力とたいきゆうりよくに優れ、戦士に向いている種族だ。ギステルドも一見して小柄だが、腕の太さは普通の男性の太ももぐらいある。

「──ギステルドさん、そちら、新人さんですね? だったら、パーティメンバーに神官戦士はいかがですか?」

 きみたちにそう声をかけてきたのは、金属鎧を身にまとった若者だった。ぐなまなざしと、真面目そうな顔立ち。胸には、太陽神の聖印がつるされている。

「おお、ジョーか。こいつはまだ若いが、見ての通り防御力に優れた〝盾役〟だ。しかも太陽神の神官でもあるから、回復魔法や防御魔法も得意だぞ」

「はじめまして、新人さん! 守りの要は、僕に任せてくださいね」

 がしゃんっと、てつこうで鎧の胸をたたく。

 確かに、見るからに防御力は高そうだ。

「怪我をしたときは、僕が太陽神様のちからで、すぐに治してあげますよ」

 得意げに、ジョーは胸の聖印をでる。神官戦士を名乗るだけに、どうやら神聖魔法の使い手でもあるらしい。

「──あらあら、魔法のお話?」

 そう言って話に交じって来たのは、すらりと背が高く、おどろくほど美しい、金髪のエルフ女性だ。

「そちら新人さんね? うふふ。魔法のことなら、私に聞いて」

「こいつは、エルフの魔導師、タラサだ。こうげき魔法ぜんぱんと、補助魔法を得意にしている」

「うふふ。冒険に出るのに魔法の備えがないなんて、命を捨てに行くようなものですわ。それに、私の豊富な知識は、いろんなところで役に立ちますわよ?」

 ゆったりとおだやかな口調で、エルフの魔導師──タラサは言った。それを見上げるギステルドの顔を見ると、彼女のことは少し苦手そうだ。

「オレはなんにでも魔法に頼るのは反対だが、確かに魔法でないと解決できないことも、冒険の旅路にはよくあることだ」

「ギースちゃんも、ようやく魔法の価値を理解したのね~」

 ギースというのは、ギステルドのことだろうか──それはともかく、仲間に魔法使いがいてくれれば、それだけできることのはばも広がるし、助かる局面もありそうだ。うわさでは、魔法でないと倒せないかいぶつもいるらしいと、聞いたことがある。

「冒険者は、仲間と助け合うことで、ひとりじゃ解決できない事件も解決できるし、敵も倒せる。そのためには、パーティメンバーのバランスは、よく考えたほうがいい」

 ギステルドは、きみの目をじっとのぞき込む。

「これは、きみの冒険だ。よく考えて、決めてくれ」

 ギステルドは、静かにそう告げる。

 さて、きみの答えは……?


選択肢1:神官戦士ジョーをメンバーに加える(こちら〔*2〕の頁へ)

選択肢2:魔導師タラサをメンバーに加える(こちら〔*3〕の頁へ)

選択肢3:ジョーとタラサをメンバーに加える(こちら〔*4〕の頁へ)

選択肢4:仲間など不要。ひとりで冒険に旅立つ(こちら〔*5〕の頁へ)

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