2019.07.25

「ドラゴンマガジン」にて、最上もがさんのラノベコラムが連載中！

奇数月20日頃に発売しているライトノベル雑誌「ドラゴンマガジン」では、最上もがさんによるおすすめのライトノベルを紹介するコラム「最上もがの、このラノベ、気になります！」が連載中。

第三回となる今回は、「センス」を成長させオンリーワンな魅力を目指すVRMMORPGをテーマにしたライトノベル作品『Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―』の魅力についてを語っています。

7月20日に発売した「ドラゴンマガジン」9月号に掲載しているコラムの一部を、ちょこっとだけお見せしちゃいます！

『Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―』
著：アロハ座長　イラスト：ゆきさん

OSOのゲームの一番の魅力は、一人ひとりの個性を出せるかつ無限の可能性があるというところ

―――最上さんもゲーム好きと伺ったのですが、オンラインゲームをテーマにした「オンリーセンス・オンライン」（以下OSO）、読んでみていかがでしたか？

最上：ゲーム初心者である主人公のユンが、妹や友達から誘われてＯＳＯというゲームを始めたら、いつのまにかハマっていて生活の一部になっていた、っていうリアルにあり得る話で、最近多かった異世界転生とはまた違った角度から楽しめるファンタジー作品だなと思いました。現実ありきで話が進んでいくので、ログアウトして夕飯を作っていたり（笑）リアリティがあって面白くて、何より読んでてすっごくゲームやりたくなりました！　内容は解説要素も多いんですけど、ＯＳＯのシステムがちゃんと構築されてて、ゲームの中身がすごく作り込まれてるんです。「ファイナルファンタジーVII」をやったことある人はわかると思うんですが、武器と防具にマテリアと呼ばれる球状のアイテムを装着して闘う「マテリアシステム」っていうのがあって、それがＯＳＯでいう「センス」と少し似いたり、自分が今までやってきたオンラインゲームの要素も沢山ちりばめられているんです。そこにもワクワクしました。

「オンリーセンス・オンライン」っていう作品タイトルらも感じるんですけど、それぞれの楽しみ方ができるオンラインゲームだよってことが凄く伝わるんです。ＯＳＯのゲームの一番の魅力は、剣士なら剣士って決められた職業じゃなくて、剣士だけど〇〇もできる、っていう一人ひとりの個性を出せるかつ無限の可能性があるところ。現実世界のゲームって、これがベストだっていうゲームの進め方とか、キャラの育成方法がある程度は決まっちゃってるんですよね。

挿絵Ｏｎｌｙ　Ｓｅｎｓｅ　Ｏｎｌｉｎｅ — 左から/ユンの妹でチート級超前衛型プレイヤーのミュウ、システムエラーで女の子の姿になってしまった見習い生産職兼弓使いの本作の主人公ユン、ユンの姉で最強クラスの水属性魔法使いのセイ

最上：ミュウやタクはβ版からやり込んでいるので、レベル上げがしやすい武器とか手法とか、強くなるための最短ルートをわかってるんです。ユンが最初に選んだのは不人気なセンスだけど、そのセンスは使い勝手が悪いから不人気なだけで、それを育てていったらどうなるかっていうのをみんな知らないんですよね。みんながやってる効率的な楽しみ方じゃなくて、今までそのセンスを使う人がいなかったからこそ独自の楽しみ方ができる、とても良いシステムだと思いました。ゲームはオープンした当初の、情報が出きってないなかでわからないなりに進めて攻略していくのがぼくは一番好きなのですが、ＯＳＯはそれこそβ版を経て正式オープンからの話なので、これからどんな風に成長していくのか楽しみです。

キミラノではココまで！

ドラゴンマガジン9月号では、最上さん自身のゲーム好きの観点からもっともっとOSOの魅力についても深掘りしています！是非チェックしてみてくださいね。